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樽酒のペアリング、出汁割燗のご紹介

こんにちは、安井郁子です。
記事を読んでくださる方、応援してくださる方、いつもありがとうございます。

お陰様で樽酒祭終了しました

新川由来の酒問屋複数社で開催した「第三回新川大神宮樽酒祭」はおかげさまで良い天候の元、無事終了致しました。昨年の反省を踏まえ、樽を増量したため、樽酒をご希望の方すべてお渡しすることができ、何よりでございます。

さて、お求め頂いた樽酒ですが、杉の木の香りが個性的で、そのまま単体で飲んでも樽酒ならではの香味で美味しいのですが、もちろんお料理とも合わせていただけます。
特に、スパイスや燻製の香りなどがついたお料理や、油分の多いボリュームのあるお料理と合わせやすいですよ。

樽酒と相性の良い料理は?

日本ソムリエ協会のSAKE DIPLOMAのテキストにある「樽酒との相性例」では、「カマスの杉板焼き」に樽酒を「14℃前後」でのペアリングが紹介されています。たしかに、カマスを三枚におろしたものを、あぶった杉板で挟んで、さらにあぶって杉の香りを移したこのお料理。どちらにも杉の香りとちょっと燻製的な香りがあり、樽酒と最高の相性です!

ちょっと自宅ではハードルが高そうなので、料亭でいただきたい一品です。

カマスの杉板焼き

 (J.S.A SAKE DIPLOMA教本「日本酒と和食の相性例」より)

ご自宅での簡単おつまみでしたら、、、、
例えば、いぶりがっこ入りのクリームチーズポテサラはいかがでしょうか。いぶりがっこの燻製の味わいとチーズのふくよかさ、ねっとりさを足すことでより相性もよくなります。

手作りのポテトサラダは、冷やさずあったかいままも美味しいですよね。
あったかポテサラの過去のレシピもご紹介しておきます。


お正月のごちそうでは、うなぎの蒲焼や同様にしっかりした味付けのお魚の煮つけや豚の角煮などのボリュームのあるお料理にもお勧めできます。
中華料理やアヒージョ等油分の多いお料理では、油をすぱっときってくれ好相性です。

常温もいいのですが、燗酒にする場合は、35~40℃でやわらかでやさしく、どんなお料理にも無難にあわせられます。40~45℃で、樽の香りがよりでてくると同時に、しっかりとした酸や旨みもかなりふくらんできます。
樽の香りを強調したい場合は、55℃ぐらいの熱燗にして、パンチのある香味を楽しんでくださいませ。

樽酒で出汁割燗!

それから、年越しでのそばやお雑煮用に、鰹節や昆布で出汁をとられることと思います。その出汁と樽酒を割った、「出汁割燗(だしわりかん)」にすると、めちゃくちゃ上品な味わいになりますので、ぜひ一度お試しください。
おでん出汁、豚汁やけんちん汁の出汁割燗も、極上スープのようで、満足感のある一品になりますよ。

日本酒と出汁の割る比率は、1:1でも1:2でもお好みでご自由に。
樽酒のお燗は、酒質がこわれにくく電子レンジで温めても大丈夫です。

どうぞ気軽に試してみてくださいね。


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