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関内と関外とは?地名の由来と関内フード&ハイカラフェスタ報告

こんにちは、安井郁子です。
記事を読んでくださる方、応援してくださる方、いつもありがとうございます。

関内という地名の由来

JRの京浜東北線で横浜駅から二つ目、桜木町(みなとみらいの最寄り駅)の次の駅が、「関内(かんない)」になります。横浜市役所も長らく横浜スタジアム前に関内庁舎がありましたが(今は、桜木町駅寄りに移転)、中区役所はじめ、横浜市中区の中心的な施設がたくさんあるエリアです。

その関内という駅名の由来は、、、
かつて開港場での外国人を中心とした居留地との行き来を管理し治安等を守るために設けられた、関所(明治4年に廃止)の関門の ”関” の意味なんですよ。そして、吉田橋を隔てて、関門の内側(港側)を「関内」と呼ばれるようになったのです。
下の写真の史跡跡は、伊勢佐木モール入口近くの吉田橋に現在も残っています。

吉田橋


吉田橋関門跡

伊勢佐木町は”関外”になってしまうのですが、”関内”エリアは日本大通りなど、開港以来西洋文化をいち早く取り入れた横浜の顔ともいうべき地域であり、横浜らしさの残るわたしの好きな場所でもあります。

街灯としてのガス灯を日本ではじめて本格的に取り入れたのも(明治5年)関内近くの馬車道あたりで、今もガス灯がともされております。そのあたりは、神奈川県立博物館はじめ多くの歴史的建造物も保存・活用されており、開港からの横浜らしい趣を残しています。

馬車道エリア

関外エリア

「関の内側」ということは、「関内の反対側」のほうは、どのようになっているかというと、、、

伊勢佐木町や元町、浦舟町、阪東橋、日枝神社の周辺あたりまでを「関外地区」と指すといわれています。今では、「関外」という言葉は、一般の人は日常的に使われていないのですが、、、、、
どちらにしても、関内駅周辺地域が今後も盛り上がってくれるのではないかと期待します!

移転後の元市役所跡地も、再開発が進められ、30階建てのビルが建築予定です。
そのビルの行政棟3~8階には今の建物を保存活用した星野リゾートによるホテルとなり、15~30階は、オフィスフロアに。タワー棟の低層階にはDeNAが運営する国内最大ビジョンの「ライブビューイングアリーナが、11階から14階には総合大学を誘致予定だそうです。

再開発内容は、「はまこれ横浜」さんの記事に詳細が載っています。
       ⇓
https://hamakore.yokohama/yokohama-shichosha-renewal-info/

関内駅前(関外側)には、既に医療系専門学校等も建てられ、また急ピッチで工事が進められている関東学院大学関内キャンパスが2023年4月開校されれば、学生もたくさん集う街になりそうです。
関東学院大学は、地上17階、地下2階建てで、 地下1階~地上5階のデジタル図書館、マッチングオフィス・コワーキングスペース、ホール・ギャラリー、ブックカフェ・スポーツ施設などは、一般市民にも開放されるとのことです。

関内フード&ハイカラフェスタ

さて、そんな関内では、コロナ禍でも、昨年の秋も、今年の春も、屋外イベント「関内フード&ハイカラフェスタ」(関内まちづくり振興会主催)が行われてきました。
そして、一昨日、11月3日(文化の日)も、大々的に恒例イベントが行われ、ちょこっとお邪魔しました。
もう13回もの開催なんですね。すごいです!!

関内ハイカラフェスタ 配置図2021

地元飲食店26店舗の屋台も大賑わい。
お店の方々によると、今回は今までで一番人の流れが多かったとも…

関内ハイカラフェスタ11月3日

ベイスターズラガー

特に昼どきが混み合っていたようですが、出遅れたわたしは、人気のお店のメニューにありつけず…

いつもお世話になっている「えにし」さんで、一休み。人気の牛筋はもう終わっていましたが、その出汁で作られた濃厚なおじやと、日本酒を一杯頂きました。美味しい! 体が温まり、癒されました。

関内フェスタえにし

牛筋おじや



関内も関外も、関内駅周辺地域のお店が盛り上がり、、、
これからも商業地域としても活気があり、かつ文化・芸術的な街としても、素敵な街になりますように💕
地元民としても、できることで頑張っていきたいです!


※タイトル写真は、吉田橋を渡ったところにある歴史跡の解説に使われていた五雲亭貞秀(ごうんてい さだひで)氏の3枚綴りの「横浜鉄橋之図」を拝借したものです。本来の作品は、左側にさらに3枚綴りの「横浜鉄橋其二」があります。それら6枚を合わせると、当時の吉田町から(横浜港の総鎮守でもある)伊勢山皇大神宮までの幅広い横浜の街並みが分かります。
ちなみに、絵にある鉄橋の下の河川は埋め立てられ、現在は首都高が走っています。



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