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日曜日くらいは教員らしいことを(6月第4週)

さて、今週で6月も終わり7月に突入します。

登校再開が早かった地域は、もうそろそろ1ヶ月経過しようとしているのではないでしょうか。

もちろん、分散登校期間とか、いろいろな特殊な対応はあったと思うんですけれども。

そんな中で、ツイッターでみかけたのは、保護者会の話題とか、修学旅行の話題とか。

なんか、行事関係もいつもどおりに戻ろうとしていますね。

この中で比較的切実というか、対応を早めかつ現実的に考えなければいけないのは保護者会でしょうか。

そもそもいつもどおりに集めてしまうのか。

学年ごとに分散して開催したりするのか。

体育館で集めるというのは大丈夫なのか(例えば1000人以上の規模の学校とかは規定に引っかかる可能性もある?)。

オンラインの導入がある程度進められたところはオンライン保護者会を行うという選択肢はあるのか。

などなど、挙げればキリがありませんね。

今年だから変えられるもの、変えられそうなもの、変えなければいけないもの、変えてはいけないもの、いろいろあると思います。

あとは、どれだけ学校や管理職、教育委員会が動けるかでしょうか。

最近の教育行政を見ていると、なんだかなぁ、と感じてしまうことも少なくありません。

特に今回のコロナの対応でも、もっと日頃から教育にお金をかけておけば対応も違ったのではないだろうか、ということも少なくなかった気がします。

ICTに関しては言わずもがなですね。

1人1台の機材とか、回線とか、そういう議論はかなり起こりました。

あとは、教員という仕事に対する世間の認識が採用試験の倍率という形に反映されているのかなとも感じました。

日本の中心である東京都で、技術の教員の採用試験の倍率が1.0倍だったのです。

募集人数40人に対して、応募人数が40人。

教員というお仕事が魅力的に映らないのでしょう。

そして、そう映らなくなってしまったのはなぜなのか。

考え始めるといろんなところに飛び火しそうなので、ここで議論は止めておきますけれども。

教員だけではなく、保育士なども含め、子ども相手の職業は、もっと優遇されてもいいはずだと思っています。

国の未来を作るのは人であり、そのための教育だと思っています。

もちろん、トップを行くための技術なども必要。

しかし、モノがあっても人がいなければ回るものも回らない。

人工心肺装置ECMOはあるのに、それを扱うことができる医者が足りないというのでは、宝の持ち腐れもいいところ。

この例は、あくまでも医療現場の話ですが、こういうことが保育や教職などの人を育てる現場へも波及しています。

このあたりは多少報道もあっていると思うんですけれども、その他の業界でも人手不足に陥ることは考えられると思います。

表に出てこないだけで、伝統工芸の跡継ぎ不足問題もそうですし、農業従事者もそうだと思いますし、そもそも新入社員の獲得にだって苦労している企業だって多いハズ。

本当にいいのだろうか、このままでと思ってしまいます。

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