「18:48」

「18:48」について並々ならぬ思いがあるので書いていきたいと思います!


今回も作曲は西川サスケさんにお願いしました!テーマとかは決まってない状態で、二人が好きな曲調だけすり合わせてスタートしました。


歌詞からインスピレーション受けて作曲したいサスケさんと、曲からインスピレーション受けて作詞したい私とで、「どうぞどうぞ」状態などもありながら先にサスケさんが作曲して下さったんですが、まさか今回こんなに苦戦すると思わず…!

なんと1ヶ月かけても出来上がりませんでした…!(今までだと平均1週間)
書いては消して書いては消してを繰り返してるだけのまま締め切りが迫ってきました。


サスケさんから上がってくる曲はいつも本当に良くて、歌詞を書くのがプレッシャーになるってのを「恋をしても一人」のときに学んだのに忘れていました…!

当たり前なんですが音の持つ雰囲気と言葉を合わせたり、決められた文字数で思いを表現するのって難しいですよね。
でもそれ以上に今回苦戦したのは、つぼみ大革命が歌う意味がちゃんとある曲にしたかったからなのかもしれません。

今までみたいに歌詞の主人公が100%架空の誰か、なものを書こうとしてもなぜかピンと来なくて…、メンバーの等身大の青春とか友情を書くことにしました。

「今」を歌いつつ、これからも歌い続けられて、9人の誰がいつ歌っても自分の想いで歌えるものにしたかったから、立場がそれぞれ違うメンバーの気持ちと、状況の違う今年と来年の気持ちを、何度も想像して時間をかけて言葉を選んでいました。


そうこうしてたら締め切りが迫ってきて、そのあとに10人で行く旅行の日も迫っていたので、心置きなく遊べるように、旅行までに仕上げないと…!と焦っていたのですが、そのときの私は寝てなさすぎて、こんな睡眠時間で旅行行ったら倒れる!と思って「締め切りをずらさせてください…」と懇願しました。

そして↑この10人旅行に行ったわけなのですが、企画&出資している私は、みんなが楽しめてるか常に不安でありまして…。

旅行から帰って、ワイデラの家で余韻に浸りながら後夜祭してたら、

恵梨華「ちょっと待って、今まで生きててこんな楽しい旅行あった!?」
優華「普通に人生イチ」

って3人が盛り上がってたのがすっっごく嬉しくて、家に帰ったら他のメンバーからもLINEがきてて、ちーちゃんから「今までで一番楽しくて幸せな旅行でした」って来てて、私はツー…と泣きました。

それですぐに「こんな夕暮れは初めてで…」って歌詞を書き始めて、結果、しめきりずらしてよかったー!!となった次第です。

元から書いてた歌詞もあるし、旅行の後に書き足したところもあって。

夜に湖までみんなで星を見に行ったときも、私だけ首が痛くて上を向き続けられなくて、流れ星を探してるみんなを眺めることしか出来なかったおかげでオチサビが出来ました。笑 

あのとき糸ちゃんがすごい楽しそうにしてて、「今みんなで同じ星見てるって考えたらエモいなぁ」とかずっと言ってたのがすごく印象的で…。

他にもいろんなメンバーの顔を思い出して書いていて、パートによってそれぞれが自分の思う誰かの顔を思い出して歌えたらいいなぁと思って書きました。


あとは私自身が、みんなのピュアな性格と優しさに甘やかされて、外の世界で何とか泳いでいられてるという感謝も込めているし、それぞれの挑戦を応援する気持ちと、自分を鼓舞する気持ちも込めてたりします。

感謝と応援の歌なのでございます。

自分の中からこんな言葉達を引き出させてくれた友達にも感謝でございます。


そんな曲を、まずはフラットな状態で皆さんの元に届けられたことが嬉しかったし、それが心に届いたということは、ちゃんと恒常的で不変なことを書けたんだと思って嬉しかったです。


卒業が発表されてから聴き方が変わった人もいるかもしれないけど、全員がいつまでも同じ気持ちでいられるように書いたので、最初に聴いたときに受け取った印象が正解だと思います。

違う立場のメンバー達が同じ気持ちで歌えてるというのが、何よりの証拠なんだと思います。
言葉を発するって、実はとてもハードルの高いことで、人は自分の想いと違う言葉を発するのって、違和感でモヤモヤすると思うのです。
だけどこの歌はみんな自分の体に馴染んで、泣きそうになりながら歌ってくれました。

だから歌詞割りとかも、卒業するとかしないとかまったく関係なく作っています。

誰がどこを歌うか決めずにレコーディングして、みんなの声を聴いてから決めました。

MVを作ってくださった祖父江さんも、制作の時点で卒業のことを知らずに曲だけを聴いた印象で作って下さったので、フラットに祖父江さんから見えたつぼみ大革命を大切に表現して下さいました。

みなさんにも、この歌をいつまでも純粋に愛し続けてもらえると嬉しいです。

ちなみにタイトルはみんなで決めて、帰りのバスを逃しかけたエピソードに基づいた内輪ノリなんですが、みんなで話しててタイトル決まった瞬間もたまたま18時48分だったという奇跡も起こりました。

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