"多様な性"って? 

福島大学にじいろサークルの tikaです∩^ω^∩

ここ最近は気温が高く、暖かい日が続いていますが、環境の変化についていくのがやっとですね……


多様な性の要因

 本日は多様な性の捉え方になります! LGBTについての説明よりも先にしなければならない、重要なものだと個人的に思っています。なお、ここで書かれていることは私個人の見解であり、様々な意見・考えがあると思います。そういった方々と意見交換して、理解を深めたいな〜と感じますね(*゚▽゚*)
なので、一つの意見や考えと捉えていただけるとありがたいです。

要因
1.身体的性(生物学的性) 
2.性自認(性同一性)
3.性表現
4.性的指向
5.恋愛指向
6.生活様式

1.身体的性

 1つ目は身体的性です。生物学的性とも呼ばれます。ニンゲンをはじめとする、多くの生物を生殖機能に基づいて分類する2つの主要な区分であり、身体的な特徴によって“客観的に”判断されるものになります。身体的な特徴としては、
・染色体
・ホルモン
・配偶子
・性器
・体毛
・髭
・喉仏
・筋肉と脂肪の比 などなど沢山あります。

 多くの場合、出産時の外性器によって“男女”に判断され、これをもとに戸籍の作成を行います。なので、男女に分ける理由は、戸籍を作り、区別をつけるためのように感じます。
 上記の身体的な特徴については、当然個人差があり、現在では、染色体がXX=女性、XY=男性と言えないのが事実です。(DSDs、インターセックスなど)

2.性自認

  2つ目は性自認です。性同一性や、こころの性とも呼ばれています。身体的性に関係なく、自身の性をどのように自分が認識しているかについてです。身体的性と性自認が一致すると、シスジェンダー・異なると、トランスジェンダーと呼ばれています。

身体的性と性自認が一致 →シスジェンダー
身体的性と性自認が異なる→トランスジェンダー

 性自認の感じ方・分類は、その人によって捉え方は異なります。身体的性をもとに捉える人、性表現をもとに捉える人、自分の違和感をもとに捉える人、なんとなく"そうだと"捉える人など様々です。 いろんな人に理由を聞いても面白そうです!
(๑╹ω╹๑ )
 また、性自認は男性・女性の二つだけでなく、Xジェンダー・ノンバイナリーなど様々存在します。

3.性表現

 3つ目は性表現です。ふるまう性とも呼ばれています。服装といった見た目や、言葉・一人称といった言動などによって表すものです。"このような性としてふるまいたい/この性として見られたい“といった主観的なものになります。もちろんこちらも、性自認と同じように、その人によって捉え方は異なります。
 身体的性は男性、性自認は男性、性表現は女性という場合もあります。(シスジェンダーで、異なる性の表現をすることを"クロスドレッサー"と呼ぶこともあります。)
 

4.性的指向

 4つ目は性的指向です。広い意味としては、"どんな相手を好きになる/好きにならないか"です。ここでは次に説明する恋愛指向と分けるため、ここで言う性的指向は、"どんな相手に対して、性的な魅力を感じる/感じないか"です。性的な魅力を強く感じることを"ゼッドセクシュアル"、魅力をあまり感じない・全く感じないことを"アセクシャル(エイセクシュアル)と呼ぶこともあります。

性的な魅力を、
強く感じる→ゼッドセクシュアル
あまり感じない・全く感じない→アセクシュアル(エイセクシュアル)

 また、自分からみて異性に性的な魅力を感じることを"ヘテロセクシュアル"同性に性的な魅力を感じることを"ホモセクシュアル"と呼びます。

異性を好きになる→ヘテロセクシュアル
同性を好きになる→ホモセクシュアル

 これにより、ゲイやレズビアン・バイセクシュアルなどなど様々な呼び方があります。ちなみに、中の人は、バイセクシュアル当事者です ✌︎('ω'✌︎ )

5.恋愛指向

 5つ目は恋愛指向です。あまり聞きなれない言葉ですが、重要です! 性的指向が性的な魅力についてでしたが、恋愛指向は、"どんな相手に対して、恋愛的な魅力を感じる/感じないかについて"です。
 恋愛的な魅力ってなんなんですかね……?
(*´・д・)?  恋愛感情は主観的なものであるため、明確な定義はできないのが現状です。
 恋愛指向の場合、"バイロマンティック"のように、"ロマンティック"を使います。(性的指向の場合は"セクシュアル"を使います。)

恋愛指向=ロマンティック
性的指向=セクシュアル

 また、性的指向と恋愛指向が一致する場合としない場合があります。例えば、アセクシャル(エイセクシュアル)と、ノンセクシュアルの違いなどです。アセクシャル(エイセクシュアル)は、性的指向と恋愛指向のどちらも感じない場合であり、ノンセクシュアルは、性的指向を感じない場合です。

6.生活様式

 6つ目は生活様式です。ここで言う生活様式とは、恋人を持つ/持たない、複数持つ/一人のみといった人付き合いについて、また、ヒト以外と付き合うなどについてです。つまり、恋愛・結婚・出産を共通の人に求めるか、別の人に求めるかということです。 特に、同意を得た恋人を同時期複数持つ場合を"ポリアモリー"と呼ぶこともあります。

終わりに

 今回は要因について書きましたが、各要因についてもっと細かく書いていきたいですねー ٩( 'ω' )و
 もちろん、今回書いた内容は中の人の考え方であり、いろんな考え方が存在すると思います。また、各要因のマイノリティ≠セクマイ当事者ですし、何をもって"セクマイ当事者"と呼ぶかも人により異なります。大切なのは"知ること"。こんな考え方があるんだ!だったり、自分って何だろう?と考えたりするキッカケにでもなれば良いなと思っています。
 結局、SOGIという言葉も、性的指向(Sexual Orientation)と、性自認(Gender Identity)を見ているので、すべてを包括していないんですよね……新語を作ることも必要なのかもしれません。(っ ॑꒳ ॑c)

参考文献
「アシュリー・マーデル 須川綾子訳」(2017)『13歳から知っておきたいLBGTQ+』ダイヤモンド社

Job Rainbow https://jobrainbow.jp/


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