スタンプラリーを作りました。(前編)

自分でも何がしたいのかよく分からないのですが、スタンプラリーが作れるらしいという話を聞いて、次の瞬間には手が動いていました。

先週末より「福田組すたんぷらりー」を開催しています。
下記サイトにアクセスいただき、簡単なユーザー登録を完了していただくとGPS情報を使って各チェックポイントにチェックインできます。

商品もご用意しています。
スタンプ1個以上でRyo Otomo Songbookのチケットが当たるチャンスが!!
おそらくスタンプラリーの参加者ほとんどいないと思うので当選確率1なのでは、という懸念さえあります。

せっかく作成したので1人でも多く、というか1人でも、参加してくれる方がいたらいいなという思いを込めて、各チェックポイントについての補足を、、

1.つるのや跡地
三田の東京タワーがよく見える国道1号線沿い、永く慶大生の胃袋を満たしてきた居酒屋がそこにありました。
サークルの練習後いつものようにつるのやで酒を飲んでいた時、先輩から「いい対バン相手知らない?」と声をかけられた時が、福田組の誕生のきっかけでした。
当時、所属するビッグバンドサークルでバンドマスターを務めていたのに、なぜか選曲が通らず、見切り発車で買った譜面が宙に浮いてしまっていたのです。
その場にいたトランペットの堀京太郎に何人かメンバーの相談などしつつ、その場で対バンの約束を取り付けたのでした。

2.目黒マッドスタジオ跡地
福田組の初期の練習場所といえば、目黒マッドスタジオでした。
狭いエレベータに乗ってしか辿り着けない秘密基地のようなスタジオで、学生には嬉しいリーズナブルな価格帯で、サークルの後に三田から目黒に移動してリハ……なんてこともしばしばでした。

3.調布Ginz
福田組として初めてのライブ会場がこちらのライブハウスでした。
舞台が客席から人1人分くらい低くなっている珍しい形のライブハウスです。
対バン相手は、額田組というビッグバンドでした。
何を隠そう、福田組というバンド名は福田の優柔不断さ故に「額田組さんとの対バンなので福田組ってことで・・・」という消極的な理由から来たバンド名だったのです。
初回の福田組はこちらの会場で、トランペットの石川広行さんをお呼びしてJim McNeelyのThe  Sky is the Limitを演奏したり、現在「めぐたろう」などのユニットで活躍されている大谷愛さんにアレンジを依頼してFred Hersch EnsembleのLeaves of Grassというアルバムから3曲ほど抜粋した組曲をやったり、福田が見切りで買ったまま宙に浮いていたHelge SundeのDenadaという曲を演奏したりしたのでした。

4.スタジオ音楽館 高田馬場店 跡地
今30代くらいで20代の頃都内でビッグバンドの活動をしていた人であれば、誰もが懐かしさを感じられる場所、それがスタジオ音楽館 高田馬場店ではないかと思います。
ビッグバンドが入る大きさのスタジオが3つか4つかあり、週末ともなれば見慣れた顔が1人や2人いや5人や10人、バンドの入れ替えの時間ともなると管楽器を持った人でごった返すことも珍しくないビッグバンドの聖地と言ってもいいような場所でした。
高田馬場店の閉館を知って途方に暮れた企画バンド・社会人バンドも少なくないのでは。

5.国立音楽院 KMAパラダイスホール
2015年から2017年にかけて福田組のライブといえば、こちらの会場でした。
メンバーの伝手などもあり、比較的自由に使わせていただき多くの経験を積むことができました。福田の人脈・人徳のなさから、悩みに悩んだ挙句チケットを無料にした回があったのですが、無料にしてみたら思いの他たくさんの人が集まってくれて、口々にこんなにいいライブは無料でやっちゃダメだよと言って帰っていったのが心の支えになって今も自信をもって続けることができています。

6.スペースDo
福田組にとっていくつかの転換点がありましたが、中でも1番印象に残っているのが、スペースDoで行った「福田組とGabriel  Santiago」です。
当時の福田組の定番のレパートリーだったPoupéeの作曲者で、ギタリストのGabrielとの共演を果たすことができたこと、そしてギター一本でこんなにもバンドのサウンドが変わることがあるのだと気付かされたこと、私の音楽人生の中で1番大きな事件だと思っています。
この経験が、のちの福田の傲慢さ、すなわち福田組とMarshall  Gilkes、福田組と Kenneth Dahl  Knudsenの公演に繋がっています。


気がついたら、2000字近く書いていましたので、今日はこの辺で。
2〜3日中くらいに後半も更新したいと思います。

兎にも角にも福田組すたんぷらりー頑張って作ったので登録だけでもしてみてね。
というお知らせでした。

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