M4. The Canadian (Ryo Otomo)

solo Marshall Gilkes (trombone) 高山 莉來 (alto saxophone)

ライブを企画したり、セットリストを考えたりする時に大事にしている感覚があって、「このバンドで演奏する意味は何か」を考えることがよくあります。

昨年Gabriel Santiago氏とのライブの際にも、手前味噌ながらとても良いライブだったと自負してはいるのですが、果たして他のビッグバンドではなく福田組でなくてはいけない理由があっただろうか。と。

Gabriel Santiago氏に関していえば、おそらく昨年の段階では最もGabriel Santiago氏の楽曲を頻繁に演奏していたバンドではなかったかというところで気持ちを収めたのですが、今回のMarshall Gilkes氏との共演では、Marshall Gilkes氏の楽曲を取り上げている一般バンド、学生バンドもたくさんある中で福田組だからこそできることを考えたとき、近年福田組のレパートリーのひとつでもある、メンバー大友遼の楽曲を演奏したいという発想に至りました。

”The Canadian”は北米大陸、カナダを東西に横断する大陸鉄道です。

カナディアン号
The Canadian
トロント ~ バンクーバー
カナダを代表する大陸横断鉄道です。カナダ最大の都市トロントから、一面に広がる壮大な大平原地帯を駆け抜け、ロッキー山脈の絶景を堪能し、太平洋岸に位置するバンクーバーまでを結ぶ4泊5日の列車の旅です。


トロントを華々しく旅立ち、長い旅路を経てロッキー山脈の荒々しい岩肌を越えて、無事にバンクーバーへと辿り着く様を思い浮かべながら聴いてください。(無事に)

大友遼のポリリズムとメトリックモジュレーション※を多用した楽曲は福田組の過去の演奏や、彼のリーダーバンド「大友 遼 Initial Truss 6tet」でお楽しみいただくことができます。

Initial Truss 6tetも継続的に活動しておりますので是非ご贔屓に。

また、本日演奏したCanadian、動画を添付しましたInmmelmann 等、譜面の販売も行っておりますので、普通のビッグバンドに飽きた、もっと刺激の強いビッグバンド譜が欲しいという方は是非お買い求めください。

※メトリック・モジュレーションって何?って人は大友君に聞いてみてね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?