Rayの歌詞について私が妄想すること(BUMPOFCHICKEN)

▼はじめに


バンプはフレイムベイン、リビングデッド、ジュピター、ユグドラシルまでしかちゃんと聴いておらず、1年ほど前にrayを教えて貰い、先日2時間ずっと聞きながら歌詞のことを考えた結果この文章を書くに至りました。
メンバーのことは生い立ちや、秘話的な話は全然わからないので、いろいろおかしいだろ~~~!!!ってなる部分があると思いますが、こいつはこういうふうに思ってるんだな。って感じでみてもらえれば嬉しいです。事実と違う部分は教えて貰えると嬉しいです

追記:昔ShortNoteに書いたやつをひっぱってきました。2年前に書いたものです。


▼私の思うパンプの歌詞の特徴

バンプは歌詞の中で、別の曲に使われた単語や歌詞を使いながら、表現をする部分があります。
例えばわかりやすいのはリリィの中ででてくる


「大言壮語も吐いてやろう」そういう歌も歌った


これはバトルクライのことですよね。同じくリリィの中に


「今はマズイ!」と慌てて その場は上手く隠して
真夜中鍵かけた部屋 膨れたポケット裏返すとホラ
出てくる弱音の数 一日分 想像つくかい?


このポケットも、リトルブレイバーのポケットと関わってて、リトルブレイバーの時はポケットの隅には勇気のかけらが入ってたんですよね。
フレイムベインのナイフやユグドラシルのFIRE SIGNは全部のフレーズがそうなんじゃないかってくらい特別な曲に感じたものでした。
私はこの考えをベースにRAYの歌詞を見て考えました。


▼RAYはどんな曲?


RAYは、バンプが今まで通ってきた道を表している曲
過去の曲で、出てきた”君”と向き合う視点が変わった曲
だと感じました。


▼登場人物


君…過去のバンプの曲で幾度となく出てきてるバンプ(藤君?)にとってとても大切な人
僕…僕の視点で全部書かれてるのでバンプ


▼順に歌詞を見ていきます


お別れしたのはもっと前の事だったような
悲しい光は 封じ込めて 踵すり減らしたんだ
君といた時は見えた 今は見えなくなった
透明な彗星をぼんやりと でもそれだけ探してる


人が亡くなる事を、星になる。と言いますが、ここで君は、星になってしまったんですね。
悲しい光は、この星が発する光の事だと考えます。
踵すり減らす、は自分なりに全力で音楽の活動などをしていった。


透明な彗星 まず彗星ってどういう事なのかな?と考えました。
彗星は空を見ればいつでも見られるものではなく、時間が限られた、特別なものです。
だから歌詞の中の彗星は、目指したい夢、特別な期間、体験、こういう時間を過ごしたい。という将来思い描いてたものを表しているではないのかと考えました。
叶えたい夢は○○になるというものでなく、いずれ終わってしまうけど特別な体験のできる期間の事だったのかなと。


でも、君が星になってしまったから、その彗星にたとえ到達しても、いるかどうかわからない透明な存在になってしまった。一緒に体験したい君が居なくなってしまったから、透明になってしまったのでないか。
でもそれだけを探してる。透明になってしまったけど、その彗星の方向にあたりをつけて探し続けたんですよね、踵をすり減らしながら。
ちなみに彗星は他の曲の歌詞でも違う表現で出てきますよね。これ書くと更に長くなるのでまたあとで


しょっちゅう唄を歌ったよ その時だけのメロディーを
寂しくなんかなかったよ ちゃんと寂しくなれたから


しょっちゅう唄を歌ったよ、普通は逆ですよね。
唄は、くだらない唄、や、とっておきの唄、車輪の唄、などなどバンプに唄のつくタイトルの曲が結構あるんですけど、そういうの関係なしに、大体のバンプの楽曲が”君”の事を考えながら、思い出しながら作った歌だったんじゃないかと。そう思った理由は後半の歌詞にもあるのでまたその時に。


その時だけのメロディーというのは、今から見ると、その時はこういう気持ちだったんだな、変わりまくるものなんだなというのがわかったから
寂しくなんかなかったよ、ちゃんと寂しくなれたから。というのは、視点の問題だと思います。
最初に悲しい光を封じ込めて、バンプは活動してるんですよね。
その封じ込め方がおそらく、星(君)に背を向けた状態で活動していたんだと思います。
だから、君を見なくても、ちゃんと寂しくなれたという事


いつまでどこまでなんて
正常か異常かなんて
考える暇も無い程 歩くのは大変だ
楽しいほうがずっといいよ
ごまかして笑っていくよ
ここはそのままで
大丈夫だ あの痛みは
忘れたって消えやしない


ここで あの痛みってなんだろう?って考えました。
君が星になってしまった痛み?
でも人が亡くなってしまった時、一番悲しいと思うことって何でしょうか?
一つは、やりたいけど、できなかった後悔では無いのでしょうか。
痛みについてはっきり言ってるのは
天体観測のこの歌詞


今まで見つけたものは全部 覚えている
君の震える手を 握れなかった痛みも


この痛みが、忘れたって消えやしないんです。
そして彗星に言及して行くんですが
天体観測で探していた、ほうき星が、透明になってしまった彗星なんだと思います。
http://j-lyric.net/artist/a000673/l000bea.html
天体観測の歌詞URLを貼っておきますね。


理想で作った道を
現実が塗り替えていくよ


この部分はそのままイメージしやすいですよね。


思い出はその軌跡の上で
輝きになってのこっている


軌跡、は自分たちが踵をすり減らしながら歩いてきたところですね。
思い出、は何の思い出なのかというと、君との思い出
君の事を思いながら、思い出しながら、君ならどうするか?なんて考えながら歌ってきた、楽曲ばかりだから、通ってきた道の上は、星(君)をみずとも通ってきたあとに君の光が輝いているんです。


お別れしたのは何で
何のためだったんだろうな


わからない。こう考えてしまう時期があったんですね。


悲しい光が僕の影を
前に長く伸ばしている


何で、なんのためお別れしてしまったんだろう・・・とふと考えると、悲しい光は、星になった彼女から出る光、もしくは軌跡の上から出る輝き…
亡くなった事に向き合わないように、見ないよう背を向けているのに、自分の影が前に長く伸びるから嫌でも目に入るし、その悲しい光の存在を感じてしまう
影が前に伸びるだけでも嫌な雰囲気を感じるけれど、悲しい光に背を向けている意味も含ませてあったんじゃないかと考えました。


時々熱が出るよ
時間がある時眠るよ
夢だと解るその中で
君と会ってからまた行こう


ここは言葉以上の意味は考え付きませんでした
夢だと解れば、君と会うことは癒やしになるって事でしょうか

晴天とはほど遠い
終わらない暗闇にも
星を思い浮かべたなら
すぐ銀河の中だ


この部分が今回この歌詞を考え出すきっかけになった場所です。
ここの部分が本当に好きで、解釈を考える前でも大好きな部分でした。暗闇でも星を思い浮かべれば銀河って天才すぎる…あると思っていた壁も無いのがわかるんですよね。
どん詰まりで壁にぶち当たってるんですよね。暗闇というと閉鎖的、前に進むこともためらわれる恐ろしい状態。
でも、そんな中星(君)を思い浮かべたら、銀河の中


なんで銀河になるのかというと、自分の通ってきた軌跡は、星(君)の輝きに満ちあふれているからです。足元からも空からも、銀河になるほど君の輝きは通ってきた道に満ち溢れていて、今まで逃げてきていた悲しい光に救われるんですね。
その事を考えると、通ってきた軌跡がまっすぐではなく、ぐるぐるうろうろ、行ったり来たりしていたのではないかと考えられます。


そして、私は、銀河になるほどなら今まで作ってきたバンプの楽曲は全部君が関わっていたんじゃないか?と考えるようになりました。純粋にメッセージだったり、君ならどうするか、君ならどう思うか、そうやって考えながら進んできたんじゃないかなと。

あまり泣かなくなっても
靴を新しくしても
大丈夫だあの痛みは
忘れたって消えやしない


それでもあの痛みは消えやしないんです


伝えたかった事が
きっとあったんだろうな
おそらくありきたりなんだろうけど
こんなにも


これは、僕が伝えたたかった事ですよね。
天体観測でも歌ってる部分だとおもいます


背が伸びるにつれて 伝えたいことも増えてった
宛名のない手紙も崩れるほど重なった
僕は元気でいるよ 心配事は少ないよ
ただ一つ 今も思い出すよ


ロストマンでも状況はどうだい?と尋ねる部分がありますね。


お別れした事は
出会った事と繋がっている
あの透明な彗星は
透明だから無くならない


お別れしたこと。君とお別れしたことなのはスッとわかるんですが
出会った事って何の事だろう?と思ったんです。
そしたら、その次の歌詞に、あの透明な彗星、となぜか、”あの”をつけてるんです。


だから、出会った。もう今別の、目指した彗星と出会ってるんだと
彗星に出会ったんだ僕は。特別な時間を、過してるんだと言ってるのではないかと思います。
だから、お別れした事は、出会った事と繋がっている。


あの透明な彗星は 透明だから無くならない

でもあの彗星に会ったわけじゃない。こっちの彗星に会ったからって消えたわけじゃない、無くなったわけじゃない。諦めないというか、いつまでも覚えてるというか。すごい、ものすごい執念を感じて大好きですこの部分。

○☓△どれかなんて
皆と比べてどうかなんて
確かめる間も無い程
生きるのは最高だ


こう思えるようになったって事ですよね


あまり泣かなくなっても
ごまかして笑っていくよ
大丈夫だ あの痛みは
忘れたって消えやしない
消えない
大丈夫だ この光の始まりには
君がいる


君を直接見れるようになったわけじゃないけれど、銀河の輝きの先には、君がいる。
君との向き合い方がちょっと進んだんだなと。でもまだまだこの先変わって行くんだろうなと思うんです。


以上
走り書きで色々わかりにくい事になってますが、私の伝えたい気持ちが少しでも伝わったなら幸いです。
今まで私は曲によって君が入ってたり入って無かったりすると思ってたんですけれど、
君はだいたい関わっているんじゃないかと思いました。
君に向けてってだけでなく、こうするとき君がどう思うか、どうするか?どういう行動をするか?こういう事をしてあげたかった。と
曲によっては見方も変わりました。


リトルブレイバーすごく好きなんですが、
これは自分ができなかった事だったんじゃないかなと。
とっておきの唄を聞かせて涙を止められなかったんじゃないかなと考えるようになりました。
フレイムベインは全部直接関連してるんだと思ってしまう。
以下RAYとわかりやすく関連ありそうな曲
リトルブレイバー


くだらない唄
https://www.uta-net.com/song/18985/
とっておきの唄
http://j-lyric.net/artist/a000673/l0025f8.html
天体観測
http://j-lyric.net/artist/a000673/l000bea.html
リリィ
http://j-lyric.net/artist/a000673/l00260f.html
車輪の唄
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=A00784
ロストマン
http://j-lyric.net/artist/a000673/l001cf1.html
プラネタリウム
http://j-lyric.net/artist/a000673/l0046d9.html
同じドアをくぐれたら
http://j-lyric.net/artist/a000673/l002b4e.html

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