メズム東京 オートグラフコレクション
メズム東京オートグラフコレクション
浜松町で開発が進むウォーターズ竹芝に「メズム東京」と劇団四季の新劇場がある。緑豊かな浜離宮恩賜庭園を見下ろせ、伊豆・小笠原諸島への玄関口となる客船ターミナルもある。
メズムの語源は英語の「mesmerizing(魅了する、魔法をかける)」で、ゲストの五感を魅了するという意味だと聞いた。
たしかに魔法にかけられる気がするホテルだ。「オートグラフ コレクション」は、マリオットのブランドのなかでも「唯一無二」をキーワードに、それぞれが独立系ホテルとして個性豊かな展開をしている。
ホテル好きな人々が自分のスタイルや価値観をに合うホテルを求め、それに対応するオリジナリティーあふれたラグジュアリーホテルが増えている中でも先頭に立ったホテルだ。
お部屋の窓からは浜離宮が一望に見える。
総支配人 生沼久さん
・オリジナリティーとクリエイションを重要視
ホテルに到着すると生沼さんが出てきてくださった
開口一番
「これ、リーゼントじゃないんですよ、ポンパドールっていうんです」
「ん!?この人が総支配人?」と私の置かれた状況を理解するまで・・・・少し時間が必要だった。
そして次の言葉「僕の母は岐阜の出身で、子供のころはいつも金華山や長良川で遊んでいました」東京で私の住んでいる町の名前が次々出てくる!誰でも自分の地元のことを知っている人にはいきなり気を許すものだ、思いっきり親しい人に感じた!!!
人を魅了するのが本当にうまい方だと実感し、到着早々に最高のおもてなしを受けた。
総支配人とは思えないほど、気さくでユニークな生沼総支配人。彼が理想とするホテルは「今までにない体験」を「東京」から世界へ発信すること。
これがメズム東京のスタッフユニフォームです。
スタッフの制服にはかなり驚かされる、デザインはヨウジヤマモト社の「Y’s BANG ON!」(ワイズバングオン)
ビジュアルがユニークなだけではない、音楽にも独自性がいっぱい
生沼総支配人談
「こんな格好をしていますが、実は、幼少の頃からバイオリンを習っていたんですよ。学生時代には当然バンドもやりましたね。そんな自分自身の経験からこのホテルを、音楽やアートといった芸術・カルチャーを生む場所にもしていきたいと考えています。ロビーやラウンジには『YAMAHA』の商業空間用スピーカーやパワーアンプなども導入して、BGM(バックグランドミュージック)ではなく、FGM(フォアグランドミュージック)として音楽を前面に出して流してきます。」
『メズム東京』では、ユニークで五感を魅了する仕掛けが色々と考えられている。ロビーでは音楽のイベントを毎日開催するのも総支配人のアイディア。
なにより面白いのは『カシオ』の電子ピアノ『Privia』が全客室に設置してあること。普通では客室にピアノって考えられないが、客室で過ごす1日をより豊かなものにしてほしいとの考えで設置されたもの。
私はピアノを弾けないので、残念!!!
・はっちゃけたアイデアも取り入れる総支配人
これまでのホテルのイメージは、サービスや内装、食事、ユニフォームなど「こうあるべき」と固定観念が付いてしまいがちなのだが・・・・・
生沼総支配人はスタッフに「はっちゃけようよ」というのは口癖らしい。
オリジナルブランドなのだから自由な発想をどんどん出合って、他のホテルとは違うことをやっていきたいというのが伝わってくる。
他のホテルでキャリアを積んだプロフェッショナル達は開発準備室に加わったころ、今までのホテルの概念とはあまりにも違って、戸惑っていたそうだ。
「ホテルマンも感性を出していくクリエイターになろう」と言のが生沼さんのポリシーだ。
生沼さんは、ウェスティンホテル東京の開業メンバーとしてキャリアをスタート。シェラトングランドホテル広島を立ち上げ、新しいスタイルのホテルとして話題を集めたモクシー東京錦糸町を立ち上げ総支配人になる。
そして・・超新しいスタイルのホテル「メズム東京」を立ち上げられた方。
胸に手を当てる挨拶もユニーク!
総料理長 隈元香己さん
・美味しいだけだはない、物語を楽しみながら食事ができる
ホテルのレストランでは、お隣の劇団四季とのコラボレーションメニューが食べられる。今は「オペラ座の怪人」をテーマにしたコース。
ホテルの魅力に直結する「食」は重要だ。隈元シェフは2004年にフランス料理の世界大会「トロフェ・インターナショナル・ド・キュイジーヌ・エ・パティスリー」で優勝。その後「第64回プロスペール・モンタニェ国際料理コンクール」でも優勝した方で、味とプレゼンテーションの両方を楽しめるディナーコースだった。。
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