【修業編】飲食店開業までのなが〜〜い道のりvol.2
給料をもらいながら学べるって、すごくないですか?
前回のnoteでも言いましたが…
「飲食店を開業したい」と言ったら「じゃあすればいいやん」「すぐできるやん」と言われますが、わたしにはそんな自信はないし、できたとしてもまず間違いなく潰れると思います。
実際にバイトを始めてみて、「やっててよかったアルバイト!」(く◯ん式のノリで)と思ったことをいくつか挙げてみます。
1.良い仕入れ先に出会える・教えてもらえる
ネットの時代なので、仕入れ先なんてググればでてきます。そんなことはわかっています。ただ、ネットに強くない生産者の場合、SNSもHPもやっていません。農家のじいちゃんばあちゃんがスマホを駆使して「今日のとれたて野菜はこれ!」って配信…なんて滅多にない。
もちろん、自分で探すという方法(電話をかけたり出向いたり)もあります。少なくとも、マイナスにはならない良い出会いがありました。
2.トライアンドエラーを、今の段階からできる
これはバイト先によるかなとは思いますが…わたしのバイト先は結構自由にやらせてもらえるので、いろんなことにチャレンジできます。この言葉はあまり好きじゃないのですが「PDCA」ってやつを回せます。
例えば。店内POPやメニュー表を任せてもらって、リニューアルしました。これで成果が出たのですが、長くなりそうなので、また次にでも。
それから、お店のSNSも任せてもらっています。これも成果があり、変化もみられたので、これもまた別の機会にまとめます。
もちろん失敗もあります。この先自分がお店を開いてからも失敗はあると思いますが、今の段階で「失敗から得られる経験」を学べるのはメリットです。
3.料理の小技を学べる
これ、結構大事なことです。よくテレビ番組なんかで「ハンバーグをふっくらさせたいならこれを入れる」みたいな裏技が紹介されています。これまでわたしは、テレビで見たそんな裏技を取り入れていましたが、プロの料理人からはそれ以上のことを学べます。
うちの店長(52歳)は調理師としていろんなお店で働いてきたので、料理のきほんの“き”はもちろんのこと、現場でいかせる知識をいろいろと持っています。家庭でつくる少人数向けの料理しかしてこなかった自分にとっては、多くのことを学べています。
4.接客・オペレーションを学べる
接客については、セミナーや本でも学べるでしょう。ただ、接客はお客さんと向き合って初めてものにできるものだと思っています。
例えば。うちのお店は、モーニングもランチも、プラス200円でドリンクをつけられます(単品だと350円以上)。ほかのスタッフも含めて、わたしも「プラス200円でドリンクをつけられますけど、よかったですか?」と聞いていました(これでいいんかいな?と思いながらも、先輩スタッフのマネをしてこう聞いていました。これけっこうありがちな言い方だと思います)。大体の人は「あ〜、いいです」って言います。断られること前提の聞き方だから当たり前です。メニュー表をさしながら(これポイント)「そちらのドリンクが、(ここでなんと!と心の中で言っている)プラス200円でつけられます!一緒にどうですか?」と聞くだけで、ドリンク受注が増えました(自分比)。
オペレーションに関して、うちの店では日々改善がなされています。お客さんが気持ちよく食事をして帰ってもらえるように、というのはもちろん、自分たちが動きやすいように、ミスを少なくするためです。オペレーションに関するケーススタディが自分の中に蓄積されていくと、自分の店づくりに大いに役立てられると思います。
物件を借りて内装工事をする際(必要であれば)、導線やオペレーションのことを考えろとある本に書いてありました。現場経験がなければ、おそらく想像もつかないでしょう。
わたしが思い描くお店はこうです。お客さんにとって心地よいお店であり、それと同時にスタッフにとっても働きやすい場であることです。
*
書いている間に派生して書きたいことがでてきたので、また他にもまとめていきたいと思います。
サポートしていただいたお金で、旦那さんにごちそうするのが夢です。