週記 7

毎年、日記を書こう試みて、続かなくなってくるのが2月の中旬頃である。

そもそも毎日だと絶対に続けることができない。
せめて週に一度でも記録を残そうと思い、今年の頭から始めたのがこの週記になるのだが、頻度が減ろうとこの時期に手詰まるのは変わらないようだ。

似たような内容を繰り返しで書くことがはばかられるからだろうか。
記録であるのだから、身の回りで起こったことと、それについて感じたことをそのまま羅列すればいいだけなはずなのだが、未来の自分も含め読み手がいる以上、どうしてもエンターテイメント性を求めてしまう。

目新しいイベントはないが、2月に入ってから、ぼちぼち勉強の習慣と、文章を書く習慣が戻ってきて、やりたいことのために少しは頑張れている実感がある。
ただ、未来の展望に関するお気持ち表明は控えようと思う。
水野しずが、やる気がないことはどのように手をつければいいですか?という質問に対して、「やっていることを自分にばれないようにやる」と回答していた。
何かに取り組んでいることが自分にばれると、どうにかしてサボろうとしてしまう。自分にばれないように、こっそり続けていこうと思う。


久しぶりにSurfaceを立ち上げて、絵を描いた。
使用していないアプリをアンインストールしたら、動作が軽くなり、ストレスが軽減した。

大学に入学し、時間的な空白と同一性の希薄さの恐怖のために、縋りつくように始めたのがillustratorの勉強だった。
本格的に手に職をつけたいと思い、現在使用しているMac Bookを購入するまでの道筋を共に過ごしたのがこのSurfaceだった。

かつての相棒にお役御免を言い渡すようで、少々心苦しく思われが、これからも、デザインの下書き用のノートと、イラストの作成時には使用していこうと思う。

メモリ容量が見合っておらず、アンインストールのためのAdobeCCの起動すらままならないほどだったのだが、今回は調子が良かったのか、絵を描くための「Fresco」以外は一掃することができた。
今年は、LINEスタンプの販売を密かに企んでいる。少しずつネタを貯めていこう。


名古屋の友人が遊びに来てくれた。日本画を描く、太陽のような人だ。

以前、先輩に連れて行ってもらった道玄坂のタイ料理屋へ行った。
タイ料理屋へ来ると、いつも大体カオマンガイを頼む。アジアの鶏料理は大体美味いのだ。

名古屋の太陽は、描いた絵の展示があるために東京に来ていた。
現代の日本画家は現代アートの描き手から見下されているようなところがあるらしく、自分の絵を通じて、日本が全体の復興を試みているのだと語ってくれた。
友人は、少し前まで東京に住んでいたが、地元である名古屋へ帰った。
都落ちなんて絶対に思われたくないから、わざわざ名古屋である意味を見出したくて、地域の事について学び始めたと言っていた。

人が熱量をもって、己の確固たる意思を伝えてくれることが好きだ。
負けず嫌いの人間が、全員報われればいい。

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