悪の組織から母を救うために
今回のお話は割とシリアスで大々的に公表するといろいろ問題のある内容になっているので、無料公開分を短めに設定しております。ご了承ください。
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母は悪の組織に狙われている。
家を空け、帰宅すると化粧水の位置が変わっている。大事にしまっておいたマックのコーヒー1杯無料券がいつのまにか無くなっている。毎日決まった時間に新聞配達のバイクが家の前を通り、毎日決まった時間に向かいの住人がゴミを出す。母を監視するためだ。台風の翌日には大量の葉っぱが庭に投げ込まれていたこともある。悪の組織の嫌がらせである。
今思えば、母はずいぶん前からおかしかった。
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