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1定点医療機関当たり新型コロナウイルス感染者数(59)<with溶連菌・手足口病

コロナ感染者数9週連続増加

厚生労働省が7月12日、全国

約5000ある定点医療機関に

7月1日~7日に報告された

新型コロナウイルスの新規

感染者数は計3万9874人で、

1定点当たり8.07人であった、

と発表した。


前週の約1.39倍で、9週連続

で増加した。


昨年の同時期は1定点当たり

9.14人であった。


都道府県別の最多は

沖縄県の29.92人で、

この後、

鹿児島県23.13人、

宮崎県19.74人、

と続く。


主要都市では、

東京都7.14人、

愛知県9.73人、

大阪府6.40人、

福岡県11.28人、

であった。


全47都道府県で増加した。


7月7日までの1週間に定点

医療機関に報告された新規

入院患者数は2340人で、

前週から632人増加。

3月末以来、約3カ月ぶり

に2000人を超えた。


集中治療室(ICU)に入院した

患者は102人で、前週から

30人増えた。


都道府県別では

北海道4.98人、

青森県2.42人、

岩手県5.60人、

宮城県4.58人、

秋田県2.13人、

山形県3.12人、

福島県4.21人、

茨城県8.91人、

栃木県5.16人、

群馬県4.72人、

埼玉県8.60人、

千葉県10.91人、

東京都7.14人、

神奈川県7.94人、

新潟県4.75人、

富山県5.31人、

石川県4.75人、

福井県3.51人、

山梨県5.95人、

長野県6.49人、

岐阜県7.55人、

静岡県7.14人、

愛知県9.73人、

三重県5.62人、

滋賀県5.67人、

京都府6.13人、

大阪府6.40人、

兵庫県6.35人、

奈良県7.95人、

和歌山県5.82人、

鳥取県5.79人、

島根県4.76人、

岡山県5.62人、

広島県6.10人、

山口県6.84人、

徳島県9.14人、

香川県6.26人、

愛媛県6.75人、

高知県12.75人、

福岡県11.28人、

佐賀県16.31人、

長崎県12.61人、

熊本県18.24人、

大分県11.43人、

宮崎県19.74人、

鹿児島県23.13人、

沖縄県29.92人、

であった。


手足口病・溶連菌など流行中

現在、新型コロナウイルス感染症

の患者が増えているが、子どもの

間では夏風邪が流行している。


新型コロナよりは夏風邪に感染

する子どもが多い理由・症状の

特徴・予防策についてA医師に

尋ねた。


Q:夏風邪の正体は何か?

A医師:

「気温や湿度が高くなる夏の

 時期に、子どもを中心に

 流行る感染症を指す。


 病名では、

 手足口病、

 ヘルパンギーナ、

 咽頭結膜熱、

 の3つが該当する。


 これらは、夏に流行するが、

 冬には流行しない。


 感染は乳幼児が中心である。」


Q:冬に流行する風邪との違いは?

A医師:

「冬に流行る風邪は、

 咳、

 鼻水、

 という症状が中心となるが、

 夏風邪は

 発熱、

 喉の痛み、

 を訴える人が多い。


 冬の風邪をこじらすと

 肺炎

 に

 なることがあるが、

 夏風邪は、稀に

 髄膜炎、

 脳炎、

 という中枢神経系の病気

 を引き起こす恐れがある。」


Q:大人が感染した場合、どうなる

 のか?

A医師:

「感染者は多いという印象で

 あるが、新型コロナウイルス

 が影響を与えていると考えて

 いる。


 新型コロナウィルスの感染が

 拡大してから徹底した感染

 予防策が講じられた。

 そのため、この3、4年、

 子どもは夏風邪の原因と

 なるウイルスに感染する

 機会が減り、免疫ができ

 ずにいた。


 しかし、新型コロナが感染

 症法上の5類に移行した

 2023年5月以降、社会全体

 で感染対策が緩くなり、

 その結果、今年、夏風邪の

 患者が増えていると思わ

 れる。」


Q:大人は感染しないのか?

A医師:

「大人は子どもの頃、夏風邪

 に罹患し、その免疫を保持

 している人が多いため、

 感染しにくいと言える。


 ただ、夏風邪の原因となる

 ウイルスは、タイプがたく

 さんあるため、子どもが

 感染したウイルスに大人

 自身が感染したことが

 なければ、大人でも感染

 する可能性はある。

 もし、感染しても症状が

 子どもと同程度で軽くて

 済むが、ただ、手足口病

 は、大人が発症すると発疹

 が出た際に強い痛みが出る

 ことがあり、歩けなくなる

 場合もある。」


 Q:夏風邪以外にA群溶血性

  レンサ球菌咽頭炎が流行

  しているが、何故か?

 A医師:

 「幼児から小学生を中心に

  感染が拡大している。

  夏風邪と違って、流行する

  時期が決まっているわけ

  ではない。

  今は、偶々、夏風邪が流行

  するこの時期に感染が拡大

  している状況である。」


Q:感染症にかからないための

 対策は?

A医師

「夏休みになると、外出する

 機会が増えるので、帰宅後

 は石鹸やハンドソープを

 使って、しっかり手洗いを

 することが大切である。

 勿論、肘までしっかりと

 洗ってもらいたい。


 また、手を拭くときは、

 家族や友人同士で、

 タオルやハンカチ

 の共有は避けた方が

 良い。

 そこから感染が広がる

 可能性がある。


 それから、アルコール消毒

 の効果は、あまり高くない

 と考えられている。


 理由は、原因となる

 エンテロウイルス、

 コクサッキーウイルス、

 アデノウイルス

 というウィルスはその周り

 に「エンベロープ」と呼ば

 れる膜がなく、アルコール

 ではウイルスが壊れにくい為

 である。


 これらに対して、

 新型コロナウイルス、

 RSウイルス、

 インフルエンザウイルス、

 は、「エンベロープ」

 があり、アルコール消毒は

 効果を発揮する。


 また夏風邪の原因ウイルスは

 腸管で増えるため、便を介し

 て感染する<糞口感染>の

 可能性がある。


 それ故、オムツ交換をした

 場合は、かなりの注意が

 必要である。」


手足口病、全国で警報レベル・14週連続増加

手や足、口の中に発疹ができる

「手足口病」

の全国の患者数が14週連続で

増加し、

「警報レベル」

の目安を超える状況が続いて

いる。


「手足口病」は手や足、そして

 口の中に水疱性の発疹ができる

 ウイルス性の感染症で、主に

 夏場に4歳ぐらいの子どもを

 中心に広がる。


 国立感染症研究所によると、

 全国および3000の小児科で、

 6月30日までの1週間に報告

 された患者は、1医療機関当

 たり8.45人で、14週連続で

 増加した。


「警報レベル」の目安とされる

「5人」を前週に続き、超えて

 いる。


 都道府県別では、

 最多が

 三重県で22.73人、

 次いで、

 兵庫県で13.42人、

 となっている。


 予防として、厚生労働省は

 手洗いの徹底などを呼びか

 けている。


劇症型溶連菌の患者数が急増中、妊産婦が5人死亡

致死率が3割とされる

「劇症型溶血性レンサ球菌

 感染症」の患者数が急増

 する中、5人の妊産婦が

 亡くなっていたことが

 わかった。


日本産婦人科医会によると、

新型コロナが5類に移行して

以降の去年7月から今年3月

までに、5人の妊産婦が

「劇症型溶血性レンサ球菌

 感染症」

で死亡した。


国立感染症研究所によると、

今年のこれまでの患者数は

1144人で、最多だった昨年

1年間の941人をすでに大き

く上回っている。

「劇症型溶血性レンサ球菌

 咽頭炎」

の初期症状は

喉の痛み、

倦怠感、

であるが、

症状が急激に進行する特徴

がある。


石川県、コロナ・溶連菌・感染性腸炎・手足口病・ヘルパンギーナの現状

<コロナウイルス>

県全体4.75人、

金沢市5.06人、

南加賀3.20人、

石川中央4.36人、

能登中部9.50人、

能登北部1.25人。


<A群溶血性レンサ球菌

 咽頭炎>

県全体1.69人、

金沢市2.00人、

南加賀1.00人、

石川中央2.00人、

能登中部2.25人、

能登北部0.00人。


<感染性胃腸炎>

県全体3.90人、

金沢市4.82人、

南加賀3.50人、

石川中央5.33人、

能登中部1.75人、

能登北部0.00人。


<手足口病>

県全体10.28人、

金沢市13.45人、

南加賀3.33人、

石川中央12.50人、

能登中部11.25人、

能登北部5.00人。


<ヘルパンギーナ>

県全体2.00人、

金沢市1.18人、

南加賀4.33人、

石川中央1.67人、

能登中部2.00人、

能登北部0.50人。

<夏風邪>


<夏風邪以外>

<コロナウイルス>

<感染性胃腸炎>

<ヘルパンギーナ>

<溶連菌>

<手足口病>


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