見出し画像

本音を見抜くコツ🤨【今日のカウンセリングルームから】

「あの人の気持ちがわからない。」
「自分に対してどう思っているのか、知りたい。」
「なんか嫌われているようで…」
…という、相手の気持ちがわからないことで、やきもきしたり、
どう対応してよいのかわからなくなってしまう人間関係の悩みが多いようです。
好きな人、お付き合いをしている男女間でも、同僚や友人関係でも
相手の本音がわかれば…という気持ちはだれにでもありますね。

1番確実な方法は「相手の行動を冷静に観察すること」です。
基本的に、人は欲求を満たす行動をします。
その人の価値観の中で一番優先順位の高いことから、動きます。
その優先順位が高い中でも、緊急かつ重要なことを済ませようとします。

自分に置き換えれば簡単にわかります。
たとえば同じ時刻にLINEやメールが、何人かの友人から届いた場合、
さあ、あなたはどこに最初に返信しますか❓
恋人が一番大切で、しかもこれからデートだったら、即返信するでしょう。
けれども、デートの約束をしていたのに、
職場でさっき起こったトラブルの事後処理の報告だったら、
そちらを先に解決しようとするでしょう。

その時に、何が一番自分にとって重要で、緊急を要することなのか。
瞬時に判断して、時には無意識レベルで選択してしまうのです。

そして、この無意識も行動に現れます。
心理学的手法では、無意識にやってしまうしぐさと言い間違い
に着目します。
複数の男女の婚活TVなどがときどき放映されますが、気になる相手だと
・ついつい視線が行ってしまう(チラチラ見る)。
・気になる相手と話すときに、顔が赤くなったり、ソワソワしたり、声が上ずる。
・距離を少しでも縮めようとする
・なるべく目と目が合うようにする
など、わかりやすい行動がありますね。
嫌いなタイプだと、全部が知らず知らずに逆の行動になってしまいます。

言い間違いも、古今東西、いろいろなエピソードがあります。
先日、Youtubeを視聴していたら、作家同士の対談で、ゲストに招いた作家の本の紹介をした後に、司会者である一人の作家が、その本が世界中で読まれますように、と言おうとして、ナント!「ボクの…」と言いかけて「○○さんの」と言い換えたのです!わかりやすかったですね~💦

先日読んだ本にも、「久しぶりに恩師に会うことになったが、待ち合わせ場所に恩師がかなり遅れて到着したのに、謝りもせずニコニコ挨拶をしたので、自分は『お久しぶりです!』というつもりだったのに、『お待たせしました!』と言ってしまった。」というエピソードが載っていました(すみません…出典がわかりませんが…)

だいたい、「その人の本音を知りたい。本当は自分のことをどう思っているか知りたい。」という場合には、自分の方がその人に好意を持たれたいという気持ちが強いことが多いのです。
ですから、その人の行動を振り返って説明してくれる時にも
「何度連絡しても、既読スルーのことが多いですが、だいたいそういうタイプの人みたいで~」とか
「何度頼んでも、しないけど、そういうズボラな感じの子なんで…」
と、自分に都合の良い解釈してしまいがちです。

もしも相手の本音が知りたければ、そういうバイアス(偏見、歪んだ考え)を持たずに冷静に、行動・言葉・しぐさ
を分析すれば、そこに相手の本当の気持ち(深層心理や無意識を含む)が見えてくるはずです。

けれども‼
本音がわからなくて探りあうような人間関係ではなく…💦
本音をそのまま素直に表現しても
そのまま受け入れてくれるし、自分も受け入れることができる✨
そんな自然な心と心で接することのできる人間関係が、とても大切です🥰💖


最後までお読みいただきありがとうございました💗

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?