Linux　ディレクトリの仕組みとコマンド

ディレクトリとはファイルが保存されている入れ子構造の場所
Linuxでは/をルートディレクトリにしたディレクトツリーになっている
Linuxではドライブ（ディレクトリツリー）を一つしか持たない

主要なディレクトリの役割

• /bin　Linuxに最低限必要な重要度の高いコマンドの実行ファイルを格納

• /dev　デバイスファイル（ハードウェアをファイルとして扱えるようにしたファイル）を格納

• /etc　設定ファイルを格納　アプリやLinux自体のファイルも含まれる

• /home　ホームディレクトリ　ユーザーごとに割り振られる個人用のディレクトリで自由に使用できる

• /sbin　管理者向けの実行ファイルを格納

• /tmp　アプリケーションの実行中に結果ファイルとして一時的に置く際に使用

• /usr　追加のアプリケーションやそれに付随するファイルを格納

• /var　変化するデータを格納　アプリケーションを動作する上で作成されたログなどを格納

主要なコマンド

• cd　ディレクトリの移動　cdだけだとhomeディレクトリ(~)に移動する

• pwd　/から今いるディレクトリまで（カレントディレクトリ）のPATHを表示　

• ls　ディレクトリの中身を確認
  ls -l　権限などの詳細も一緒に表示
  ls -a　隠しファイルも一緒に表示
  ls -F　ファイル種別も一緒に表示　/はディレクトリ　@はシンボリックリンク　*は実行可能ファイル　記号なしは通常のファイル

• mkdir　ディレクトリの作成　英語の名前にする
  mkdir -p ~/test/Python/sample.py　のように深い階層のディレクトリを一度に作れる。すでにtestとPythonディレクトリがある場合は-pを省略してもよい

• rmdir　空のディレクトリを削除

パス名展開

複数のファイルを１度に指定するときに使う
* 任意の文字列
? 任意の1文字
例）
*.html　htmlファイルをすべて
/bin/????　/bin/の中にある4文字のファイルのみを表示

パスPATH

ディレクトリやファイルの住所情報
ディレクトリを/で区切って表現する

２種類の表記法
絶対パス　ルートディレクトリ / から表記する
相対パス　カレントディレクトリ（今いるところ）から表記する
./hoge　と記載すると相対パスなのを明記できる　
..　で親ディレクトリを指定