本物とは

クズ系クズなのでnoteの存在をゴリッと忘れていた。草

最近はゴリゴリの「逃げ」の生活。
でも今まであんまりできていなかったデザインの練習とかしている。えらい。
バイトも行っている。えらすぎ。

愚痴とかがないと掃き溜めとしてのnoteの存在を思い出さないわけだが、今回はそのそこそこ頑張っているバイト(えらい)での愚痴である。ガス抜きしないと爆発しちゃう。

カナダ・バンクーバーのタピオカ屋でバイトをしている(えらい)。
台湾発のチェーン店で、自分の店舗の従業員は日本人の自分の他に、カナダ、中国、香港、韓国、ロシアなどと多国籍。流石バンクーバーである。

今日、国籍とかは知らんが、ぱっと見の人種は中東系と思わしき男性客が来店。
自分と、もう一人の中国出身のバイトちゃんを見るなり、
「ここはどの国の店なの?君たちはどこの出身?」

最初の質問はまあわかる。気になるよね。
ふたつめの質問もまあ、たまにフレンドリーなお客さんには聞かれるのでそこまで気にしない。
いや、やっぱりまともな挨拶もそこそこにいきなり聞かれるのは気に食わんので、気にする。

台湾発のお店なんです、私たちは中国人と日本人、という必要最低限の受け答えをした。

すると、なんと
「台湾の店なら台湾人が作ってくれないと嫌だよ」

ほう、、、?????
ようわからん差別をしてくる人。たまにいるが、バイトでは初めて遭遇した。
その男、ほぼ確で台湾人でもないのに。エッ何様、、、、???

私「どこのチェーンでも同じ台湾産の材料で同じレシピに従って同じ味を作っていますが」
男「それはそうだとしても、本物が飲みたいんだ」
私「どの国籍の人が作っても同じ材料で同じレシピry」
男「ちゃんと台湾人が作ってくれないと本物じゃないね」
私「同じry」

男「君は日本人って言ったね?」
私「はあ」
男「モシモシw」
私「はあ」
男「俺は日本人のハーフなんだ」
私「はあそうですか」(事実だとしてもどうでもいい)
男「名字はヤマモトっていうんだ」
私「はあそうですか」
男「君の名字は?」
私(個人情報〜〜○ねよクズ)「言うわけないじゃん」
男「なんでだよ、日本語話さない、何も教えてくれない、どうやって君が日本人だって証明してくれるんだ?」
私「証明する必要どこにあるんだ????????」

「台湾のタピオカドリンクなら台湾人が作れ」という話から「日本人を自称するなら日本人であることを証明しろ」という話への飛躍、今こうして文字に起こしながらも、意味がわからなすぎて大変混乱している。

イライラしてnoteの存在を思い出して愚痴るぞ!!!と意気込んでいたのに、混乱の感情しかない。私は今、混乱している。

台湾人が作らないのは嫌だ、という主張はいつの間にやらどこかへ消えていた。

男「俺はヤマモトで、日本語も話せる(話せていないが)、日本の血が入っていると証明したのに(?)」

「君は何も教えてくれないから、これじゃあ君より俺の方がより日本人じゃないか」

??????????

なんだその主張?
きっと、悔しくないのか、とでも言いたかったんだと思う。

それがどうした、だが。

論点のすり替えは本当に訳がわからなかったが、この男はきっと、「Authentic = 正真正銘」であることに妙なこだわりを持っているんだろう。

男「日本人であることを見せてくれれば、、、」
私「本当にどうでもいい。これ以上続けるなら金よこして」

本当に無意味だったから。
当然何も買わずに店を出ていったけど、台湾に台湾人が作った「本物」のタピオカを飲みにいったのかな?

ただ、男が言っていたその「本物度」。
台湾のブランドのタピオカを単純に台湾の血が入った人が作ったところで、「本物」だろうか。

私は日本人。お寿司を握ったことはない。
仮に、お寿司屋さんで修行を積んだカナダ人がいたとする。
修行を積んでいない日本人の私より、絶対にそのカナダ人の方が、「本物」のお寿司を握れる。

私が別に、台湾でタピオカ作りの修行を受けたから本物のタピオカを作れるよ!だから私が台湾人じゃないからって本物作れないなんて言わないで!ということではない。修行なんて一切してない。

でも、別に偽物作ってるわけじゃないじゃん?自分で勝手にレシピ作ってるわけじゃないし。
偽物って何?本物って?

それから、日本人を自称した私。
日本名を名乗り、流暢な日本語を話し、日本のパスポートを見せれば、本物の日本人だろうか。
ハーフである男より、「勝ち」だろうか。

何者かもわからない人間から、本物である証明を強要されるくらいなら、偽物でもなんでもいい。

日本人であることを馬鹿にされたわけじゃない。

けど、人種とか国籍とか、個人の力じゃどうしようもないことを理由に不快な気持ちにさせられたなら、自分が受けたのは立派な差別なんじゃないか、という気持ち。

何人だっていいじゃん。
男、あんたがどこの人だろうと私にとっちゃどうでもいいけど、その訳のわからない主張はどこまでも軽蔑するよ!

何においても、多様性も画一性も、それぞれいいとこあるけど、他人に強要はしちゃいけないなという教訓。


最後に。

男、まじで何者、、、、、?????

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