見出し画像

【日記】240420 そんな日もいつかは忘れてしまうだろうから

前回あんだけイキったことを書いたのに、その次の更新日をトチるとは思わなかった。ボケにしても弱い。もうちょっとふりが必要だし、どんなふりだったとしてもあんまり面白そうではない。

ただまあ、こういうことは往々にしてある。「なんで今回に限って」みたいなタイミングで、なぜか普段はまあ起きないことが立て続けに起きたりする。

今日がまさにそんな日だった。

朝、9時前に目が覚める。本当は10時前に起きるつもりだったのに。いつもならここで二度寝するのだが、珍しくあまり寝る気にもならず、結局起床時間まで布団でだらだらして過ごす。
池袋の近くで都電荒川線を下車したところで、ポケットに入れていたスマホを失くしていることに気付く。着慣れていないジャージを履いてきたものだから、立ち上がる時にするっと落ちてしまったのだろう。

連絡をとったところ北区の方の事務所に保管していただいているとのことで、用事が終わってから取りに行く。手続き自体はあっさりと済んで、せっかく普段来ないところに来たのになあなどとのん気に考えながら、次の予定がある池袋へ帰る。

池袋へ帰ったところ、たまたま先輩のでっかい!くぼたさんとかけるとぼん・ぼんさんに出会う。くぼたさんと池袋駅まで歩きながら、たまにネイルをする僕の趣味を話すとえらく褒められる。上機嫌になったところで約束をしていた同期の武居くんから連絡があり、東口にて待ち合わせる。

二人でいつも使っているカフェに行ってみると大盛況。なかなか空いてる席ないねなどと話していると、これもまた同期のぼあき。とアサダに会う。二人がちょうど退席するところだったので、そのまま譲ってもらう形で2時間ほど話す。

なんとなく余韻を感じながら池袋駅構内を歩いていると視線を感じ、後ろを振り向くと大男、もとい先輩のメガネロック大屋さんが立っている。お互いたまたま見かけた同士のはずなのに向こうがまるで驚いている様子がなかったのが普通に怖かった。

大屋さんは食事を終えた直後ということではあったが、ダメもとでご飯食べませんかというと「じゃあ見とくね」と、漫才の始まりみたいに言って一緒にガストに来てくれた。

よしなしことを色々と話し、閉店時間が見えてきたので店を後にし、方面が同じとのことで一緒にそのまま高田馬場まで山手線に揺られる。
改札前で別れるタイミングで、なんとなくスッと帰るのももの寂しいなあなどと思う。警察に連れて行かれる若者が目の前を通り過ぎたので、なんとなく二人で行く末を眺めたのちに、特に感想を置くこともなく解散する。


高田馬場から家までの道も、こうやって帰るのはあと何回あるだろう。夜風が気持ちいい。
1日に一回あったら「偶然だなあ」と思うような出来事が何度もあるような日だった。

別に何かを生み出したわけでもない。世界を前に進めるようなことも、社会が少し良くなるようなことも、何もしていない。
昨日よりも今日年老いている自分にとって、前進のない1日は緩やかな後退を意味する。

でもたまには良いのだ。人生にしろ世界にしろ、僕の考えの枠の余裕で外っかわから思いもよらないものを平気でぶっ込んでくる。僕が当初考えていた計画も思惑も何もかも、秋の枯れ葉くらい簡単に吹き飛ばしてくる。それを改めて実感させてくれるような、そういうののミニチュア版みたいな1日を過ごさせてくれた。それだけで、僕の心はたまらなくにやにやしてしまうのだ。

でもこんな1日だって、いつかは忘れてしまうだろうから、高田馬場から家に帰った日のうちの一つとして薄く希釈されてしまうだろうから、こうやって家に帰ってすぐにパソコンを立ち上げて、noteに残しておこうと思う。

スマホを取りに行った北区にて迷子になった。電線いっぱいあるのは好きだから、思わず撮ってしまった。
同期の武居くん。めちゃくちゃイケメンなんだけど、カメラを向けると顔を歪めるので、彼のイケメンが記録に残ることはないし、僕のスマホは彼を「変な顔の人」として認識しているみたいだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?