FF14を始めた人に向けての用語集:その4

最後は、バトル周りのちょっと踏み込んだ用語。ドヤ顔で使うとなんか通っぽくなれるぞ。


○ヘイト/敵視(へいと/てきし)

敵が「自分のことをどれだけ注目しているか」を示す不可視の数値。
モンスターリストの、モンスター名の頭に付いているアイコンで判断する。

・緑の丸=ほとんど注意を払っていない
・黄色の丸=少し警戒している
・赤い三角=かなり警戒している
・赤い丸=お前を最初に殺す!

……という感じ。
赤い丸になると敵から攻撃され始める。
また、この状態のことを「タゲ(ターゲットのこと)がきている」「タゲを取っている」という。
敵への攻撃やスキルの使用、ヒール行動によってヘイトは徐々に溜まっていく。
タンクは戦っている敵すべての「ヘイトを稼ぐ」ことで「タゲを取って」それを最後まで維持し続けるのが仕事。


○ヘイトゲージ/敵視ゲージ(へいとげーじ/てきしげーじ)

PTリストのクラス/ジョブアイコンの下にあるゲージと数字。
そのモンスターが持つ敵視のPT内順位を表している。
敵視の量が上がるほどに数字が増えて、『1』になると同時に『1』は『A』へと変わり(複数PTが同時に戦っている場合は除く)、タゲが来る。
また、ゲージが満タンに近付けば近付くほどヘイトが高まっていく。
IDなどにおいて、ヒーラーとDPSはこのヘイトゲージに注意しながら「タゲを取らないように」戦う必要がある。


○跳ねる/飛ぶ(はねる/とぶ)

ターゲットがタンクから外れて他に行くこと。
ヒーラーやDPSが殴られるととても痛くてすぐ死ぬ。
なのでみんなでヘイトを調整して跳ねることがないようにしよう。


○MT(えむてぃー)

メインタンク。
パーティー内に複数のタンクがいる時に使う用語。
先導役を担いボスの敵視を取ることに専念するタンク。
オンタンク、ともいう。


○ST(えすてぃー)

サブタンク、もしくはサイドタンク、セカンドタンク。
MTとは逆に、ボス敵の敵視を取らないタンク。
途中で湧いた雑魚のタゲを取ったりする役目。
オフタンク、とも。


○ターゲットサークル(たーげっとさーくる)

PCやNPCをターゲットするとその足元に現れる円。
尖ったポッチが出ている方向が「頭」、サークルが途切れている側が「背中」となる。
敵のグラフィックだけではどっちを向いているのかわからない場合も、このターゲットサークルで前後は判断できる。
なので戦闘時には「敵を見る」のではなく「ターゲットサークルを見る」といい。


○バフ(ばふ)

PC/NPCにとって有利となる強化ステータスのこと。
スキルによって付与され、付与されるとそのバフ独自のアイコンがバフ/デバフ欄に現れる。
時間制限があることがほとんどなので、時間制限のないバフを特に「永続バフ」といったりもする。


○デバフ(でばふ)

PC/NPCにとって不利となる弱化ステータスのこと。
以下、バフに同じ。


○スタック(すたっく)

「積み重ねる」こと。
基本的には「同じバフやデバフを複数重ねてより大きな効果を得ること」を指す。
「同じアイテムを1アイコンの中で複数所持していること」を指す場合もある。
PCやNPCが地形にハマって動けない状態になっている時にも用いるが、(不具合なので)滅多に出くわすことではなく、その意味で使っている人もそうそう見ない。


○DoT(どっと)

『Damage over Time』の略。
体力がじわ減りする技。要するにスリップダメージ。
あと、スリップダメージを与えていくスキルの総称。
ダメージ量が数字でどどーん!と出ないので小技な印象があるが、実際は逆で、単発ダメージの技よりも遥かに強い。
ただし当然ながら、30秒のDoTを残り20秒の時点で打ち直したりすると総ダメージ量は最低クラスになるので注意が必要。


○HoT(ほっと)

『Heal over Time』の略。
体力がじわ増えする技。要するにリジェネに代表されるリジェネ的なやつ。
緊急時の対処としては使いにくい反面、総回復量は同クラスの回復魔法を大きく上回る。


○リキャストタイム(りきゃすとたいむ)

アクションを使うと発生する、再びアクションが使用可能になるまでの時間。
つまり「Recast(再び放つ)のための時間」。
クールダウンタイム(CDT)ともいう。
WSや魔法の大部分はこのリキャストタイムを共有している(GCDを持つ)が、スキルごとに独自のリキャストタイムを持つものもある。
あと、特定のスキルに関して「さっき使ったからまだ使えないよ」という意で「リキャスト待ち」と表現することが多い。


○WS(うぇぽんすきる)

TPを消費するアクションの総称。
GCDを持つ。


○魔法(まほう)

MPを消費するアクションの総称。
ほとんどは魔法ごとに独自の詠唱時間が設定されている。
GCDを持つ。


○GCD(ぐろーばるくーるだうん)

大部分のアクションに共有するリキャスト。
このゲームの場合、およそ2.4秒(スキルスピードの上昇やバフによって短くなる)。


○アビリティ(あびりてぃ)

TP/MPを消費しないアクションの総称。
インスタント(即時)に使うことができるが、代わりに独自のリキャストタイムを持つ。


○キャストタイム(きゃすとたいむ)

詠唱時間。CTとも。
魔法、もしくは詠唱行動を伴う特定アクションの際に必要。
詠唱中に移動するとアクションの発動がキャンセルされてしまう。


○LB(えるびー)

リミットブレイクのこと。
PTを組むとゲージが発生、溜まるとゲージを消費して強力なアクションが使える。
戦闘コンテンツでは使わないともったいない。
だいたいはDPSの役目。DPSの人は特に、いつでも打てるようにアクションをセットしておこう。


○AoE(えーおーいー)

『Area of Effect』の略。
範囲攻撃、もしくは床に発生するその予兆のこと。
敵の放ってくるAoEは、ほとんどが詠唱ゲージとともに赤い予兆で攻撃範囲が表示される。
そして詠唱完了時に赤い範囲内にいた者はその攻撃を食らってしまう。
つまりは赤い範囲から逃げていれば避けられる攻撃ということ。必ず回避しよう。


○proc(ぷろっく)

特定条件下でアクションに発生する追加効果のこと。
「一定時間クリティカル率アップ」とか「次に使う魔法の消費MPが0になる」とか。
FF14の場合、ほとんどのprocが確率で発動するので「proc」=「確率発生の追加効果」と捉えられがちだが、本来は単に追加効果のことを指す。ので、100%発生するprocもたくさんある。


○Melee(めれー)

本義である「乱戦」から転じて、近接職のこと。
これもロールとは関係ない便宜上の分類。
至近距離で戦うクラス/ジョブのことをこう呼ぶことがある。
たとえばモンクは「メレーDPS」。


○Ranged(れんじど)

遠隔職のこと。
これまたロールとは関係ない便宜上の分類。
遠隔から戦うクラス/ジョブのことをこう呼ぶことがある。
たとえば黒魔道士は「レンジドDPS」。


とりあえずは以上です。これらの用語を全部知っていればエオルゼアでの生活に困ることはほぼありません……が、最初にも書きましたが「最初から全部覚えておく必要は一切ありません」。
始めた時はよくわからなくても、プレイしていくうちに自然と理解できていくはずです。200人のアイドルの名前とか150騎のサーヴァントの名前とかみんないつの間にか自然と覚えてただろ?つまりそういうことだ。

ゲームをプレイしている時、一緒のPTにいる人がよく知らない単語を使っていた。なんだろう。あとで調べてみよう。
そういう時にこのnoteを見てくれたら、きっと「なるほど」と思ってくれるはずです。

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