どうやったらお金持ちになれんの?

ニックネームの「無職のハヤト」にもあるように令和2年1月から本格的に無職になり早2ヶ月。
当たり前なことに24時間自由になって、否が応でも1人で物思いにふけることがことが多くなりますよね。

さらにロクに転職活動もせずに無職期間が3ヶ月弱ともなると、「今後の生活大丈夫かな?」つまり「お金大丈夫かな?」という不安が幾度となく押し寄せてくるように。
「転職早くしろよ、ボケが!」って言われりゃそれまでなんだけど、新型コロナがとか色々言い訳しちゃったりして、それ以上に「お金持ちだったらもう少し無職を謳歌できるのになぁ」とも思うように。。

そんな中、「そもそもお金持ちになんてどうやりゃなれんだ?」なんてことを考えてながら好きな本屋をフラフラしてる時に出会ったのがこの本。

本屋で平積みされてるし、タイトルが「大富豪の教え」だし、漫画だから頭使わなくていいし、そりゃ即買いするよね。
さらにオリエンタルラジオの中田敦彦さんのYouTube大学でも解説されてて、本屋で平積みされていることも納得。
※この動画、めちゃくちゃわかりやすいです!


さて、読んでる途中で既に気付いていたんだけど、この本は残念なことに「大富豪になる具体的なテクニック」が書かれてる本じゃなかった。。
とはいえ、原作が1926年にアメリカで「The Richest Man In Babylon(ジョージ・S・クレイソン著)」というタイトルで発売されてから現在に至るまで、約100年もの間読み継がれている本なので改めて気付くことも多かった。

この本の舞台は、現在のイラク付近に存在したバビロニア王国にある首都バビロン(紀元前18世記〜紀元前4世記)。
バビロニア王国は、資源が乏しく他地域との交易が盛んだったから、数学や金融が栄えたらしい。さらに、穀物などの貸し付けも行っており<銀行の起源>とも言われてるらしい。

そんな首都バビロンで、貧乏な武器職人の息子バンシルバビロニア王国の大富豪アルカドの2人を軸にストーリーは展開していく。

ストーリーはとてもシンプルで、要約すると貧乏なバンシルが大富豪のアルカドに「黄金(お金)を増やす7つ道具」という教えを受け、その教えを元にバンシルが旅をするというもの。その旅の道中、バンシルは失敗や挫折を味わいながらもアルカドの教えを思い出すことで必死に立ち上がり、最終的にはお金持ちになってバビロンに帰還するというもの。
※上記めちゃくちゃざっくりなストーリーしか記載してないので実際に読んでみてください。結構面白いのでスラスラ読めちゃいます。

で、この本の中核をなす「お金を増やす7つ道具」というのが下記。

<お金を増やす7つの道具>
1.収入の十分の一を貯金せよ
2.欲望に優先順位をつけろ
3.貯えたお金を働かせよ
4.危険や点滴からお金を堅守せよ
5.より良きところに住め
6.今日から未来の生活に備える
7.自分こそ最大の資本にしろ

「え?そんなこと?」と思うぐらいシンプルなこと。
ただ、シンプルなことこそ普段の生活では実践できていないことが多いんだなと改めて実感。下記本を読んで思ったことをいくつかダラダラと。

1.「お金持ち」ってなんだっけ?

"お金持ち"という単語自体は会話の中でも使うことはあるけど、"お金持ち"の定義を聞かれると一瞬言葉に詰まりません?そして、ほとんどの人は「お金をたくさん持っている人」と回答すると思うし、自分も最初に頭に浮かんだのはこれ。

本の中で、大富豪アルカドがバンシルに伝えた"お金持ち"の定義。それは、

"お金持ち"とは何か?
"お金持ち"というのは、お金をたくさん持っている者ではなく、
お金の増やし方を知っている者だ

お金にはたくさん使い道がある。ただし、そのお金を使い切った時に人に待っている運命は"貧乏"だ。何故ならお金が増えないから。
当たり前なんだけど、この定義を再確認できたことは大きい。

2.知恵は金貨よりも価値がある

いくら自分の手元に1,000万円あろうが、好きなモノを買って毎日のように飲み歩いて、気付いた時には0円になってる自分が想像できる。それはやっぱりお金を使う知恵はあっても、お金を増やす知恵(知識)が乏しいから。持っているお金の多さ以上に、それをどう増やすかの知恵なくしてお金持ち"にはなれない。
<黄金を増やす7つ道具>の中でも特にハッとさせられた3つ。

1.収入の十分の一を貯金せよ
2.欲望に優先順位をつけろ
3.貯えたお金を働かせよ

上記3つは至極当たり前なんだけど、意識できている人ってどれぐらいいるんだろう。欲望のまま給料を使い、欲しいと思ったモノはすぐ買う人(これはまさに自分)もいるし、貯金好きでメガバンクの金利0.01%という超ド級の低金利で預金している(お金を眠らせている)人もまだまだたくさんいる。
基本的なことすぎるが故に、誰もが軽視しがちな<黄金を増やす7つ道具>こそがお金の心理なんだなと。だって、100年前から今も変わらず語り継がれてるんだもん、そりゃそうなんだよなと。

3.動いた者とそうでない者

まあ、ダラダラ話してきましたが、この本から100年もの間語り継がれてきた知恵である<黄金を増やす7つ道具>とやらを授かりました。
でもね、「あー勉強になったなぁ」「へーなるほどねー」で終わっちゃいかんとこの本は言ってます。

お金持ちになって旅から無事帰ってきたバンシルは、大富豪アルカドにこう言います。

世の中のほとんどがアルカドのような大富豪にはなれないと諦めてる。
知恵をもちその通りに"行動すれば"誰だって金持ちになれる

そうなんです。昨今の自己啓発本でも散々言われてますが、いくら情報収集して知識をつけ、アイデアを考えたところで、"行動にしなければ何の価値もない"と。
何度も言っちゃいますが、<黄金を増やす7つ道具>は誰もが頭の片隅で思っていて、至極当たり前のことを私たちに再認識させてくれます。「お金の有無ではなく、"知識"を持って"行動にうつす"」、そうすれば誰でもお金持ちになれるということをこの本は伝えてるのかなと。

ここまで、色々書きましたが、これはまだこの本の半分ぐらいの内容で、残りの半分は精神論というか仕事とは何かみたいなことについて書かれてます。自分的にはあまり刺さるポイントがなかったので是非読んでみてください。

自分は<黄金を増やす7つ道具>も大切だけど、まずは何らかの形で仕事を始めることが現状は重要だと思ってるんだけどね。。。

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