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今の三重県政を問う!

1.三重県知事辞任を表明

三重県知事の鈴木英敬氏が8月5日に辞任を表明した。近く行われる衆議院議員選挙に三重4区から出馬するというというが理由である。これまで、5月17日に三重4区で当選を重ねた現職の三ツ矢のりお衆議院議員(自民党)が体調不良を理由に引退を表明してから、次の候補には三重県知事の鈴木英敬氏が出馬するという情報が流れた。

三ツ矢氏の引退表明以降、県政での関心事は、鈴木氏がいつ三重4区での出馬を表明するのかということであったが、政局的な派手な動きは少なかったように思う。ただ、鈴木氏の国政転出に向けた動きが事実も噂も混ざり合いながら断片的に漏れ聞こえてくる状況だった。

私は、前回の総選挙以降、基本的には政党や政治の世界から距離をおいているが、その私にも様々な情報が入り、県民から様々な意見を伺った。今回の一連の鈴木氏の発言や決断については、世間では賛成、反対と様々な意見がある。鈴木氏は今後、このことについての説明責任を果たす必要があるだろう。一方で、問題はそれだけではない。むしろこの問題は、三重県議会や政党も含めた地方政界の問題でもあり、私なりに今の県政を考察してみたい。

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