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自然の恵みを活用する

山づくりをはじめると事務所などでパソコンで資料をつくったり、人と何かの交渉したりするのと異なりストレスは少ないと個人的には思います。ただ肉体への負荷がかかることと、どういった仕事をするかにもよりますが、危険の高い仕事と言われています。

ところで今日は、うちの山で間伐をスタートさせています。

そして、山で作物を作って販売するときの生産性が低いこと。ただ、山は資源の山、山は宝の山という視点でみることができます。そこで、できる限り、山の恵みを活用した山づくりを行っています。

何をどのようにつくっているの?
1、シイタケ、キクラゲの生産
2、なるべく自然の中でつくる
2、山の水を活用する

1、シイタケ、キクラゲの生産
雑木を伐ることからスタートした私たちですが、例えば、ウバメガシを薪などにするためには、乾燥させなければいけません。含水率の下がった理想的な薪を作るためには2年乾燥させるのがベストだと言われています。ウバメガシを乾燥させるための時間が必要で、すぐに販売できません。それが2年となればなおのことです。

ということもあり、雑木だけではなく、キノコを生産して販売しようということになりました。キノコであれば、身近な人たちにも販売できるという利点もあり、山でキノコの生産をいろいろと研究していくことになったのです。三重県の林業研究所や商工会にも協力してもらい事業を進め、今ではシイタケとキクラゲを中心に生産しています。

2、なるべく自然の中でつくる
設備投資にはお金もかかるので、施設でキノコを作ることもできません。それと、せっかくの自然があるのだから自然の中でキノコを作れないかということで進めていきました。天候と向き合いながらキノコの生産をしていくのはなんとも大変ですが、大変な分やりがいも感じていました。日照りや雨の状況、温度。こういったものと向き合いながらの生産です。

3、自然の恵みを活用する
加えて、山の水を活用することにしました。山の谷に流れる水を活用し水回路やため池を作っていきました。そして、その水をスプリンクラーでキノコの原木などに撒くことで山水を活用したキノコの生産の仕組みを作りました。

上の写真が白っぽいのは山水のスプリンクラーが上から撒かれているからです。試行錯誤しながら山の恵みを存分に活用する山づくりを行っています。

山の恵みを活用する!
 山には活用できるものが多くあります。太陽、風、水、間伐した木に落ち葉など。数えればきりがありません。山と触れ合うい、自然の恵みを体感することで新しいアイデアも生まれてくると思います。また、山から戻って社会を見る目、人と触れ合うときにも山で作業をしていた時のことが参考になる場合も多いと思います。

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