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2020年と言えばコレ!

2020年と言えば、世界で大きな変化が起こった年でした。

その変化は製造業も同じ。

年明けから新型コロナウィルスの感染状況が毎日ニュースで流れるようになり、4月には緊急事態宣言が発令され、展示会という展示会がほぼ全て中止、もしくは開催されても出展辞退する企業が半数以上。

展示会は町工場が自社の存在、技術を多くの会社に知ってもらうための貴重な手段。

当社も毎年参加しており、展示会でお会いする顔なじみの会社さんもできていたのですが、2020年は全く参加できませんでした(涙)

更に感染拡大防止のため、不要不急の外出も控えることが求められ出張も激減。

出張だけでなく、所属している工業団地の納涼祭も、会社の忘年会も、中止になったり縮小したりと、急に社外の人との出会い、交流がなくなってしまいました。

先の見えない不安からお仕事が激減した会社さんも多く、日本全体に何となく漂う暗いムード。

そんな2020年、当社での一大イベントと言えば、迷わずこれを一番に挙げます!


くだらないものグランプリ!


くだらないものグランプリとは、「~モノづくり集団~俺らFactoryMan」という団体が「町工場から日本に元気を届けたい!」
そんな想いで企画したコンテストです。

モノづくりのプロが自社技術を駆使して「くだらなくて笑えてしまう一品」を本気で製作し、「くだらないもの日本一」を決めます。

正直何に使うのか、どうして作ったのか分からない、そんなくだらないものと本気になって向き合い、競い合う姿で、日本に元気と勇気を届けたい。

そして少しでも多くの人に「町工場の技術」に興味を持ってもらうきっかけになったらという想いも込められています。

このコンテストに愛知県を中心としたものづくり企業20社がエントリー。
当社もお誘いを受け、訳も分からないままに参加しました。

エントリーを決めたのが2020年7月。
その後11月3日(火)の本決戦に向けて以下のスケジュールで動きました。

7月下旬  キックオフ(エントリー企業顔合わせ・コンテスト詳細説明)
8月~      社内ミーティングにて出品作品決定・製作開始
9月下旬  エントリー作品名決定・提出
10月中旬   事前投票用動画作成・提出
10月下旬~  Webにて事前投票開始
10月末    出品作品完成。本番用動画提出
11月3日  本決戦

この年の当社のエントリー作品は「マシニング習字」。
普段は工具を付けて金属を削る工作機械に習字の筆を持たせてお習字をしたものを作品とすることに決定しました。

あるようでない時間。
時間に追われながら、本業の製造の仕事の合間を見つけては作品の製作を進める日々が続きました。

日本一になったからと言って何があるわけでもなし、でもやるからにはやっぱり一番になりたいと、矛盾を胸に抱えながらも熱が入り、気づけば久しぶりに青春してました(笑)

開催する側も参加する側も初めてということで、ひっそりと始まり、手探りで進めたこのコンテスト。

しかし終わってみると(終わってからも)たくさんのメディアに取り上げていただける大注目のイベントになり、達成感もいっぱいでした!

本決戦が終わってから当社のウェブサイトにあげたブログがこちらです。

いかがでしたでしょうか?

作品製作を中心になって進めてくれた社員は実際どう感じたのでしょうか?

フジタの休憩室、まずは「くだらないものグランプリ2020」をテーマに裏話をお話したいと思います。


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