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UTSからMToonへ #メイキング #VRChat #VRM #アバター #シェーダ

ユニティちゃんトゥーンシェーダー2.0 (以下UTS) の見た目をVRM形式のアバターで指定されているMToonで再現する備忘録です。

UTSとMToonの違い

UTSとMToonの違いはUTSの紹介文が特にわかりやすいです。

「ユニティちゃんトゥーンシェーダー」は、セル風3DCGアニメーションの制作現場での要望に応えるような形で設計された、映像志向のトゥーンシェーダーです。

MToonはVRM形式のアバターが様々なプラットフォームで使われる前提にあるため、一般人向けにまとまったシェーダと言えます。

UTSは映像制作の現場で知識が十分にある人の要求に応えるのを目的としているため、一般人には設定項目が多く複雑です。

プロジェクトの環境設定

UTSのプロジェクトをVRMの推奨設定に変更します。

VRMの環境の準備で記載されていますが、カラースペースをリニアに変更します。

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さらにAPI Compatibility Level を.Net 4.xに変更します。

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UPMでMToonをインストール

今回はMToonだけ使いますので、UPMでMToonだけインストールしてみます。

UniVRM v0.61.1 の場合は以下のURLのみをインストールに使用します。

https://github.com/vrm-c/UniVRM.git?path=/Assets/VRMShaders#v0.61.1

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3 Basic Colors Settings

基本的な色の設定です。

BaseMap → Lit Color,Alpha (地色)

1st ShadeMap → Shade Color (陰色)

陰色の1st ShadeMapと深い陰色の2nd ShadeMapの組み合わせはMToonでは再現できません。

記事の最後で設定を見直した結果、2nd ShadeMapに指定がある場合だとMToonのShade Colorでは2nd ShadeMapの色を使う方が良いようです。

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見本

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なおUTS側をずっとNo Shadingと見間違えていましたが、No Sharing (他の色とテクスチャを共有しない) 設定ですね。

SDユニティちゃん 3Dモデルデータ

© Unity Technologies Japan/UCL

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