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漫才論| ⁴自分たちの"おもしろい"がなかなか伝わらないのはなぜ❓

漫才というのは,「自分」がかなり強く出る芸なので,自分を表現するのが得意な人は漫才が向いていて,「自分ではない誰か」を演じるのが得意な人はコントが向いていると思います。漫才コントであっても,完全に別人になりきって演じているわけではなく,「自分」が透けて見えるのが漫才です

自分を「芸」という形でうまく出せないタイプの人には漫才は向いていないと思いますが,だからといって,「ただ自分たちの思うままに表現すればそれでいい」というわけではありません。それだと,アマチュアの方にありがちな,「二人だけでおもしろがっている漫才」になってしまいます

もちろん,趣味で漫才をしていて,「二人が楽しければそれでいい」というのであれば,それでなんの問題もありませんが,お客さんを笑わせたいのであれば,改善する必要があります


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