スパイを創る小説家

ぼくはスパイを創り上げる小説家に出会った

彼は紳士だが女性好きで仕方なく

飲んだくれだった

しかし彼には理想像があった

自分の奥義を表現したかったのだ

かれは作家というよりもおもしろいことの蒐集家だった

国家の安全を守る任務につくそれが彼の宿命だ

とてつもなくハデだかとてつもなく地味なお仕事 それがスパイだ

私はそれをイマジネーションするしかない

汚い仕事が多く知力をつかう

これから彼もようやく「お仕事」らしい

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