お金が儲からなくてもいい人のためのブログ講座(1)

というわけで、あまりにもカネカネカネの人が目立つブログ界なのですが、別にカネ稼がなくても、そこそこの数の人に見てもらえて、人生に少しだけ張りみたいなものができたらいいな、という人のためのブログの書き方って、なんというか、ちょっと「スキマ」になっていると思うのです。

そこで、いまひとつパッとしないが、キャリアの長さだけには胸を張れる僕が、そんな皆様に向けて、「細く長く楽しむためには、どうすればいいか」を試行錯誤しながらお届けしてみようかな、と。

とりあえず第1回なのですが、僕がいろんなブログをみていて思うのは、なんというか、「思考のオリジナリティ」みたいなものの蟻地獄に捕まっちゃってる人って多いよなあ、と。

ブログとかを書いていると「他人にはない発想」が大事で、「自分オリジナルの考え」を出していかないといけない、とか構えちゃうじゃないですか。

でも、そんなのは、ちきりんさんとかに任せておけばいいんですよ。

10年以上やってきた僕の実感としては、「自分が思いつくような『発想』は、まず、誰か他の人も持っている」ということなのです。

「特別な考え」幻想は、捨てたほうがいい。

頭の中だけで勝負できる人って、そんなにいない。

じゃあ、どうするのか?

人間、考えることには、あんまり個性ってないんですよ。

でも、行動内容は、ひとりひとり違う。環境の差もあるしね。

以前、「3食自分の食事を淡々とアップするブログ」というのがありました。

あるいは「近所の自動販売機を長い間、毎日のように写真に撮り続けるブログ」とか。

『私は毎日(のように)自動販売機の写真を撮っています。こめんなさい。』 http://jihan.sblo.jp

「思考」を書こうとするから煮詰まってしまう。

「事実」や「行動」を書きましょう。

僕は読書感想を書いているのですが、「感想が書けない」という人は、「その本のなかで、自分がいちばん印象に残った一文を引用する」だけでも良いと思う(って、本当にそれだけだと、引用要件的に微妙なので、「私はここがいちばん好きでした」とかくらいは書くべきかも)。

コンビニで買い物をした金額や内容とか、家計簿そのものとか、そういうのって、その人のオリジナルだし、何より本人にとってはけっこう面白い記録になるはずです。

そういうのが、いいんですよ。

眠くなってきたので、今日はここまで。

とにかく、「思ったことを書きましょう」「自分らしく書きましょう」っていうのはブログに嫌気がさしやすいトラップなので、まずは忘れてください。

人間、普通に生きているだけで、どんなにイヤでも他人と同じにはなれません。


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