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米帝フィールドジャケットのシルエットについて

 Mー41は全く筋が違うので省く。米帝のフィールドジャケットの原型はMー43で完成していてあとは小改良が続いただけと言えると思う
 写真は福岡のショップWaiperから借りた

M-43
大きな特徴は特大ポケットが4つ
マチ付きの縦に深い胸ポケットと
玉縁式の横に広いポケットが
あることだろうと思う
これはのちのジャケット全てに踏襲される
シルエットは身幅も袖筒も広く
普通は開襟となっている
シャツ襟風にも着ることもできる
スタンドカラーにもなる
M-51
ほとんど同じシルエットだが襟に目がいくだろう
身頃あわせの部分がボタンからファスナーとスナップボタンに変わって
防風性能があがっている
やはり極寒の朝鮮戦争への配慮だろう
シルエット的には全く同じだ
かなり太め
Mー65
基本は同じだがポケットのバランスが変わった
胸ポケットと腰ポケットの間隔が広がった感があるので間延びした印象だ
ウエストベルトの装備に大きな変動があったのかもしれない
シルエットに関しても少しスリムになったかなと思う
M-43は
国外の軍服にも影響を与えたようで仏軍のMー47はほぼ同じ構成だ
ポケットの構成がMー43とは上下逆になる見た目はこちらの方が安定感があるかも
内容は大幅に変わり裏地がないので軽く動きやすい
ファスナーはなくMー43同様ボタンだけで身頃を合わす
M-47の初期型は全部玉縁のポケットになりスッキリしている
ぼくはこの形がいちばん好きだ
軍服感は薄れてスッキリしたシルエットになる
生地も薄いので春秋と比較的長く着ることができる
いちばん枚数を持ってるモデルはこれになる
トロピカルジャケット
ベトナム戦争で最も目にしたジャケット
これは全く別筋からの派生だ
各ポケットが小さく離れている
熱帯用なので薄く軽い
どうも苦手なシルエットだ
トロピカルジャケットは
空挺用のジャケットの筋なんだろうと思う

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