隣国にこだわる国際化
10年位前に都立国際からこの都立杉並総合に異動して以来「スギソウの国際化」を進めてきました。当時の校長（最後の民間人from三菱商事）がユネスコスクールに応募したこともあって、それまではシドニーの姉妹校交流with フォートストリート校をやってた（スギソウは都立高校で最初の海外企画＝その後の国際高校のNorth Sydney Boysとの交流もそのCC、更にそれを元に国分寺高校でハレットコーブ校と始めたのもCCのCC）ぐらいで、はっきり言って？？？な状態だった。だって国際関連の企画が留学の時に英文の成績証明書がある関係で「教務部」の中にあったぐらいです。
で、僕より先に国際からスギソウに異動していた林先生曰く「偏差値の低い＝誰でも入れる都立国際高校だよ」ってことで、よくよく名簿を見れば「外国にルーツある」生徒が各クラス何人もいるし、名標ではわからないけど何かの「空気」を嗅ぎ取ってCome out してくる生徒も多数。そんな中でユネスコスクールとして「国際企画」をほぼ毎月のようにやってきていた。
流石に姉妹校交流はホームスティや参加費の負担があるので「誰でも」という訳にはいかないけれど、海外からの「来校」やお上からの「お願い交流」にも国際交流委員の生徒を動員して、さながら「駆け込み寺」的な存在として中国・韓国や台湾からの高校生も多数受け入れてきました。
そんなこんなもあって、コロナ前までのトビタテには２０人以上の採用と全部門（４応募部門）も制覇して（多分全国で唯一？？？ どうですか船橋さん？）いく中で特に力を入れた訳ではないけれど、「Kpopダンスでトビタテ留学」とかやってるうちに管理職側も姉妹校をソウルに作りたいとかでミリン情報高校との交流が始まりました。これぐらいの時から国際企画には豊さんというハングルも教えられる情報科の教諭が異動してきてくれたことで、一気に「韓国語」の展開が進みました。まあそれ以前にも「架け橋」でアメリカ巡業ツアーに参加した生徒は卒業後に韓国でデビューするんだってソウルの芸能事務所に入って頑張ってた生徒もいた。
個人的にも都立国際高校時代のソウル外国語高校とインチョン外国語高校に続き３校目の姉妹校です。まあ、来校時は家庭科室でお好み焼き作ったり、ゲームやったりとか定番の「藤野の世界史」に参加してもらうなど、普通の都立高校生と一緒に「楽しむ」工夫をしてきました。まあ、傍から見れば「藤野が遊ばれているだけだろう」という意見もあったけど、「楽しく学んで」くれるのが一番大切でしょう。
プサン外国語大学での研修企画とかもやったし、個人的にはSKYの一つ「韓国の早稲田」と言われる採用担当者が推薦枠をって話も出てきました。
まあ、その意味をどれだけ管理職も都教委も理解していたかは定かではないけど、、、僕の強制異動もあって総ては泡に消えました。まあ、他の企画も残っていることはありますが、僕の「７年間の努力」の多くは継続できずにまさにSDGsじゃなかった訳です。在京外国人枠の件も担当の教務主幹の英語科教諭はどこまで、、、今日のここではやめておこう。
でも、豊さんとは先日も学校説明会で再開した時にいろいろ話込みました。まあその後のスギソウの惨状の再確認でしたが、彼が頑張ってくれたおかげで韓国関連だけは旨く継続されているみたいです。
そんなこんなでこのyoutube。最初自分の娘から「こんなの出てるよ」って情報を貰った時は、校門の前でゲリラ的？にロケしただけだと思ったけど、よくよく見ると体育館の中でライブまで。すげー感動した。流石藤本校長！
ってことで学校広報や都教委の「＃だから都立高」なんて目じゃないぐらいの宣伝効果！わずか１週間で１０３万回です。この凄さ小村さんなら御理解いただけると思いますが、これで受験倍率は「誰でも行ける都立高校＝総合学科」から脱することが出来そうではないかな？同じ総合学科としては羨ましい限りです。
でも、New Jeansの彼女たちを「あんな髪して」とか「スカートが短い」とか言われる方々も存在するでしょう。あれではスギソウ生が誤解されるとか言う輩もおるでしょう。以前僕がダンス部の生徒に総合学科発表会のオープニングで踊って貰った時もその「制服」問題ではいろいろ言われた記憶があります。まああれは「ステージ衣装」って事で事なきを得たってことになってますが、、、、、それでも１０３万回ですよ。更にこれからエピソード２・３と続くので合計すると、、、３００万？凄い宣伝広告効果あります。
でも、それもこれもこれまでの「交流実績」があったからだろうし、韓国側にはスギソウを知っている人間が少なからず存在してるのもあるからだろうか。
というんでこんな企画もたくらんでみたけど、採択はされず。泣き。
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