お小遣いを稼ぎに行こう
お小遣いが欲しい。
失業手当をもらっているとはいえ、それは同世代の平均月収と比べればまあまあ低い。
ゆえに「飲みに行こう」「旅行に行こう」みたいな一定のコストを要するお誘いがあると最近かなり渋るようになってきた。貧しい生活を強いられているわけではないが、決して贅沢ができるご身分ではないのだ。
そういうわけでお小遣いが欲しい。
お小遣いを稼ぐ手っ取り早い方法として最有力候補に挙がるのは「モノを売る」ことである。
昨今のメルカリとかいう可愛い名前をしたアプリの存在は前々から承知しているし、購入者としては利用させてもらっている。しかし販売者側としての利用は3年前にプレステ3を売った一度のみだ。販売手数料やら送料やら引かれて15000円で売ったのに最終的な売り上げが10000円くらいになってしまい悲しい思いをして利用をやめた。(売り方が下手だったのかもやも)…ちなみに教員時代に額面と手取りの差を見た時も同様の思いに駆られた。
「フリマアプリを使いたくないならフリマに行けばいいじゃないの」というマリー・アントワネット式思考術で僕はフリマを開くことにした。母も売りたいものが多いらしく共同出店である。出店料の2000円を納めれば売り放題。これなら悲しい思いもきっとしないで済む。
次の日曜日の出店が決まったので絶賛売るものをかき集め中なのだが、感じたことが一つある。本が多すぎる。
漫画や実用書をはじめ、音楽本などの買ったけど何も実を結ばなかった本の数々、友人になすりつけられた「ペン回しマスターへの道!」みたいな救いようのない本などなど。最後のに関してはそもそも金になるかも怪しいが。
売り物として機能しそうな本だけでも60冊以上は集まった。フジモト書店とかいう名前で出店してもなんら違和感はないはずだ。
後の売り物はゲームソフトやトレーディングカードゲーム、ギターエフェクターなどなど。小中高大幅広い年代の男の子の心を鷲掴みにしてハートキャッチ・プリキュア間違いなしである。
これと言った大物はないものの、小物でコツコツ稼いでいく所存だ。かつてメルカリで売ったPS3の売上額15000円を目標額として準備を進めていこうと思う。
それではまた。
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