見出し画像

Skebで依頼したイラストの考察という名の妄想してみた

遡ること2022年2月17日。2月上旬に毒親から逃げ、行政やらなんやらの手続きと生活環境整備が終わってひと段落ついたものの、動いた疲れと先の見えない状況から、メンタルがだいぶ落ちていました。お布団でTwitterとYoutubeを眺めるだけの日々に目に入ったのがこちら。

正直経済的には余裕のよの字もありはしないのですが、カウンセリング代わりとか自分へのご褒美とか言い訳をつけつつ依頼しました。
奇しくも依頼を出したキャラに設定した誕生日でした。
……で、納品が昨日(3/7)だったわけですね。

なんか死とか短命とかの縁起悪そうなモチーフとかいうふわふわ過ぎるオーダーから超美麗かつ情報量めちゃくちゃ多いイラストがお出しされた。

共通

黒系のフード付きマントで、普段の面影を残しつつ大正ロマンな感じに仕上げていただきました。キャラの彩度が低めでまわりが鮮やかになっている対比がどっちもうつくしい。瞳の色に合わせて緑と紫を使ってくれたのも嬉しい。あと中性的ではあるけどちゃんと喉仏あるのいいよね。自分で描くときはよく忘れます。

左のイラスト

こっちの方がストレートな不吉モチーフが多い気がしました。
暖簾の間から覗く何人か殺してそうな目つき(誉め言葉)がとてもいいとおもう。

百足

足が多いから商売繁盛とか後退できない俗信から、不退転の象徴として兜にデザインとして乗っける武将とかいる縁起物とも言われてるのですが、
・人生は死への一方通行
・死神は毎日商売繁盛
・単純に見た目が不快害虫
みたいなイメージなのかなと。
軽く調べたけど百足は死の使いとか出てきたページはスピ系でソース無し……。

勾玉(ひも付き)

あの独特な形は魂とか胎児などを表したりしているそうで。
紐が付いている(へその緒がついている)ということは水子の暗示では?

花火

刹那の輝きを見せて消えていく花火。ストレートに儚さとか短命の暗喩かなと。あとイバラシティで火炎瓶ぶん投げることはあったのでそれ繋がりもあるかも。

百合

下を向いて割いている、花が散るときは首が落ちるように丸ごと落ちるので、マナー的にNGとされてる場合もあるようです。あと花言葉が「純潔」「無垢」とかですね。

ネズミ

穀物荒らすわ様々な病気を媒介するわでいいイメージはあまりない動物ではないかと思います。

彼岸花

中二感溢れる名前と花の情報量から感じられるSSR感とは裏腹に、田舎の道端にワラワラ生えていることに定評のあるやつ。別名死人花、地獄花とか言われてるので説明は不要でしょう。

髑髏

人間の頭蓋骨ですね!これ説明いる??

後ろの多足のクリーチャー

キャラより左が骨だけ、右が肉ありに見え、右の方は穴が開いて体液らしきものが流れています。手持ちのリボルバーでハチの巣にした後か?

右のイラスト

こちらはぱっと見不吉オーラはあまり感じないので、結構ひねってる感じがしました。

灯篭

寺院に置いてあったり、夏に灯篭流しとかもする(イラストのは流さないタイプの灯篭だけど)ので、あの世のイメージのモチーフに思えます。

座布団

単体だとなんだこれ……という感じなんですが、上記の灯篭と合わせて、古典落語の「死神」を示唆しているのかも?

花札(菖蒲)

菖蒲単体としては厄除けとして使われるという縁起のいい花ですが、
・葉が剣に見立てられる(剣は争いや死のモチーフと言える)
・別読みの「あやめ」と「殺める(あやめる)」を掛けている?
・異能総合格闘部の部長やってたので尚武の方も掛けている?
あと下記の桃との組み合わせ。

金色の桃(?)

菖蒲と合わせると桃の節句、菖蒲の節句とどちらも「子供の健やかな成長を祈るイベント」を表します。そんなイベントをしなければいけないほどに、昔は幼児の死亡率が非常に高かったということの暗示かもしれません。
あと伊邪那岐が黄泉国に行った時の重要アイテムですね。

白い鳥

背景の光に向かって飛んでいく鳥。これだけ見ると不吉モチーフには見えませんが……玉手箱開けた後の浦島太郎とかだったりしない?

おわりに

このたびリクエストを受けてくださったあおばしさんにはこの場をお借りしてお礼申し上げます。

まだまだ見つけられていない暗喩はありそうですし、勝手に深読みしてるところもありそう。

……なんだこの怪文書。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?