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映画"dieAter"出演者紹介

映画dieAterは摂食障害のドキュメンタリー映画です。

この作品では21人の当事者(元当事者も含む)に出演してもらっています。音楽やイラストでも多くの当事者に関ってもらっており、【摂食障害の方々】と共に創り上げたと言えます。

クラウドファンディングでは、当事者でない方や、摂食障害をご存じなかった方にも、たくさんの支援を頂いております。

とかく関係者の多い映画です(殆どは一人で作業していますが…)、ので人の部分にも注目してもらいたく、まずは出演者を紹介していきます(みんな現実に生きている人々ですからな)。順不同!!

SUBARU

監督との出会いは前職が同じです。映画館で働いていた時の社員とアルバイトの間柄。その頃は詳しい話もあまりしなかったんですが、なんかちょっとおもろい、という理由で仲良くしており、その後も関係が続いています。

すばる自身も過去に摂食障害(拒食症)を患っていたことがあり、現在そちらは寛解しつつも、解離性障害やパニック障害など複数の症状を抱えながら“表現者”として活動しています。Xジェンダーでもあって、ゴールデン街に行けば会えます。本作ではイメージモデルですが、本人の体験も何気に相当強烈です。

ROPE AYUMI

監督とロペの出会いは"文字"が先です。摂食障害アクションデイ(日本摂食障害協会主催のシンポジウムです)のポスターの文字を書いており、それを見て気になった監督、アクションデイに行きました。ロペの筆文字使われてなかったら行ってないというか、イベントを知らなかったと思います。目を引いたんですよね。

その後、MISESUを通じて、なんやかんやでSNSで連絡を取るようになりました。映画を作るにあたって、最初に出てもらおう、と決めたのはロペでした。現在も闘病中。10年以上の症状ゆえに、入れ歯で生活しながら、日々筆文字を作成している。個展もやったよ!こちら

ロペは会話のリズムが聞き取りやすい。声楽やってたからなのかな。そこ注目して見てやってください。

TAMARIN

監督との出会いはインスタグラムです。いつからだろう?連絡をとるようになって。当時の監督は(いまもだけど)、摂食障害に関連するダイエット情報を良く上げていたので、それに興味を持ったTAMARINからDMが来たのか、こっちからコメントで絡んだのかどっちだっけ(あ、インスタライブ見てくれたんだっけ笑)。

鹿児島在住なことは知ってたのですよね。で、コーヒー屋を始めるときに、よっしゃ会うぞ!!って決めて、飛行機でポーン!!と。

ここでの逸話は相当深いのですが、とりあえずたまドリップが完成しました。今も症状はあります。鬱との併発なので、波がすごく、時々そっと見守ることしかできません(でもいつも見てるよ、ジロリ)。

TAMARINのインタビューは手帳のこととかも話していて、現実的です。すごくいい。

AKARI

通常版でひときわインパクトの強い演出にて異彩を放ってるAKARIちゃん。彼女とはインスタグラムを通じて出会いました。当時、いやこれも今もだけど、完全無欠コーヒーのアンバサダー状態だった監督に、興味を持って連絡をくれました。

東京某所のルノ○ールにて、会ったのですが、その時はメルヘンでかわいい子が現れた!!と思っていましたが、今もあんまり変わらずメルヘンです(ファッションの話ね笑)。

何気に読書家だったりして、かなり複雑な本も読んでる。それもあって語彙力がたかったり摂食障害の思想考察はすごく参考になる(思ってても言葉にできないことはあるのですがAKARIちゃんは結構言語化できる)。

インタビューでもその能力はいかんなく発揮してくれています。知らない単語が多くて難しい方もいるかもしれないので、リメイク版の解説など見ながら何度も見てほしいですね。

SAKI

SAKIもインスタグラム経由で知り合いました。インスタグラムで交流をする当事者の方にもいろんな使い方の人がいて(これは当事者だからとかではないが)、交流を前提にしている方もいれば、記録よりの方もいるし、見る専門に近い人や、愚痴を吐き出すのに使う方も。

SAKIは愚痴吐き出しアカウントでしたが、やがて交流するようになり、取材をきっかけに会うことになりました。DMでのやり取りがほとんどで、いろんな話をしましたが、本編でも語られてる通り、会わなければよかったのかも知れない関係性だったりするのでしょう。複雑だ(まあこちらとしてはそんなことないのだけど笑)。

短い期間の中で、かなり詰め込んだ摂食の症状を抱えています。その背景にいろんなことがあって(わたしも勿論すべては聞けてない)、複雑な人間関係の中で、あまりにもいろいろあったんだろうな。インタビューでもカットしちゃってます、これは。

長野県に住んでいて、こう、世の中にはこうして"鮮烈に生きている人"がいるんだ、ってことをSAKIを通して知ってほしいと思ってたりします。人生の主役はいつだって自分自身。

RIN

RINちゃんとの出会いもやっぱりインスタグラム(今作ではインスタグラム経由で仲良くなった方が多く出ています)。アカウント上でコメントをやり取りするうちに仲良くなっていった経緯があります。

今作では過食シーンを撮影させてもらいました。かなりの大役でした。そうそう見せてもらえるものではないので、とても感謝しています。

作品中のインタビューではあまり取り上げることが出来なかったのですが、勉強熱心で、摂食障害についても知識豊富だと思います。希死念慮が激しいので、日常生活を送るのも、なかなか困難です。希死念慮についての理解が深まったのは、彼女のおかげでしょう。

今も当事者であり、NHKなどのメディアに出ることもあって、さまざまな意見をメディアに対して発信していく姿には、こちらが刺激をもらっています。

YUUKA

YUUKAはうちのお店(コーヒー屋やってますw)に来てくれたのが出会いでした。お母さんと来てくれて、ちょっと嬉しかった(いや結構うれしかった笑)。

その後はちょくちょく交流を重ねていきました。女子高生の当事者であり、いわゆる摂食障害の世界にかなりどっぷりでして(この表現がいいのか否か)、参考になる話はたくさん聞けています。作品中でも参考になる話をピックアップしています。

摂食障害はそれぞれオリジナルの症状があるので、一人ひとりの症状を視ていく必要があり、こういうものなんだ!という決めつけはしない方がよいです。が、ある程度共通する部分もあります。

そういう場合に、その感情や具体的な状況(嘔吐をした後にどんな風になるかとか)は言語化されないと、当然ながら分からなかったりします。YUUKAはそれに長けています。あと、おすすめしてくれる本が、マジで面白い笑。

現在も闘病中で、少しづつ症状との向き合い方を模索しているように感じます(勝手に)。

YUKI

YUKIもインスタグラムを通じて仲良くなりましたが、最初は相談に乗っている感じでした。ある時、映画に興味があるといって、出演したいとのこともあり、撮影に向かいました。

これは半分裏話ですが、監督も誰でも構わず会えるほど無節操ではないので、ある程度こう"安心?"出来る相手ではないと会えません。YUKIに合う時は、ちょっと不安もあったりしたんですよね。そりゃあDMのみで関係性を築いてよし会おう!ってやっぱ不安だったりしますよ。もっとも、向こうの方がその不安は強いはずですが(映画の撮影するから会おうとかやばい感じしかしないもんね)。

今となってはいろんな話が出来るようになったつもりです(勝手に)。ご家族とも交流させてもらっていて(お母さんと妹さん)、なんだか親戚の娘みたいな感じです。

これはインタビューでは語られていませんが、YUKIは思春期に症状が強く出ていたこともあり、やりたかったことが出来なかったりと、不遇な状況だったりします(そういう方は多いんだろうけど…)。なるべく、やりたい!という思いに応えてやりたいものですなあ…現在も必死に闘病中です。

CHINATSU

彼女もインスタグラムです…(多いな笑)。最初は相談のDMからでした。結構長いこと付き合いがあって、正直知り合ったころと今ではまるで別人くらい変わりました。

家族と共に治療にあたっており、通院生活と学業を両立させながら頑張っています。そうした経緯も聞きながら今回の取材をしたので、感慨深いものがありました。作品にも感動してくれて、こちらも感謝いっぱいです。

摂食障害ってこういうものだよ、という話をする専門家の方や、専門家風の方(ネットなどではいろんな方が意見できますからね)の中で、ダイエットが原因だ!母親との関係が原因だ!栄養不足が原因だ!という意見も見るのですが、そういうことじゃないね、という風に思わせてくれるのは、当事者の声です。CHINATSUの声もまたそうした先入観を打ち破ってくれました

彼女も現在も闘病中です。IKIGAIとTUNGARIの冒頭部分では、"わたしにとって摂食障害とは"という語りで、非常に深い感情を語ってくれています。

MIKU

MIKUとはインスタグラ(…以下略)で、女子高生時代に知り合って、ずっとDMで相談に乗っていました。あくる日に、MIKUの地元まで足を運び、お母さんと3人で食事しました(当事者とその保護者の方にこんな会ってる一般人は僕くらいだと思いますマジで)。

ちなみにめっちゃきれいなカフェ(山の中にあるんだよね!お母さんの運転で車で行きました!その節はありがとうございました!!)でした。カレーうまかったw

摂食障害だけでなく、いまの若者が抱える生きづらさ、みたいなものも聞けたりして、こういう会話ができることはとてもありがたいです。

スポーツをやっていく中で発症しているという経緯があるので、多くのスポーツに携わる方に聞いてほしいインタビューだったりします(※それだけが原因ではないです)。通常版では多く語ってもらってます。リメイク版では思いのこもった部分を抜粋しました。

現在も不安定な状態が続いており、寛解しているというにはちょっとまだ遠い気がしています。

TAKANAMI SAKI

SAKIちゃんと知り合ったのは…どこが最初だ…?何気に共通の友人も多いからもうちょっとわかんないぞ…?w グルテンフリーな活動をする中で会ったのかな…ん…行きつけのスムージーショップだったかな…(忘れた)

管理栄養士をやっており、僕はお菓子をいただいたことがあるのですが、マジでうまい。

現在は寛解しており、今作では数少ない寛解者です。彼女自身、いろいろなハンデを背負ってここまできていて、こうした笑顔の裏には実にいろんな経験や体験があります。それって、見た目ではわからないし、聞かなければわからないんだよね。

取材をする、というのはそういう「誰かの物語」を表に出すことかもしれません。今作ではその辺りは紹介できていないので、いつか出していきたいです。

RIO

RIOは今回の映画を通じて知り合いました。というのも、出演者募集にかなり早い段階で問い合わせしてくれたのです。

結構困難なスケジュールに答えてくれたし、なかなかのシチュエーションで撮りました。この辺は裏話になりますね…(言えないや)

正直撮影の段階ではかなり緊張している様子でしたが、なかなか話しにくいことを話してくれました。この映画における重要なテーマを語ってくれています。

また絵も提供してもらっています。通常版の"ウィリアム・ガル"のシーンに出てくる女性たちです。すごく、引き込まれる絵です(今度合同展やります!!

現在も治療中で、市販薬のODによる薬物依存という診断がおりており、国内でも最高水準の治療を行っていると思います。話を聞きながら、正直この病の治療の難しさを感じています。

RIEMARU

RIEMARUとはインスタグラムで、彼女とは"完全無欠コーヒー"繋がりです。摂食障害というのは、後から聞きました。地方で行ったバターコーヒー(※完全無欠コーヒーのこと)会にて、もともと知っていましたが、対面しました。

その後、実にいろんな話をDMにてしました。まあまあプライベートな話題も…笑。僕も彼女と話すのは楽しくて(基本的に僕は当事者の皆さんと会話を楽しんでいます)、盛り上がりましたねえいろいろと…笑

現在は寛解と言って差し支えないでしょう。出会ったころは、ちょっとまだ不安定だったように思います。

普段は決して、そういう所を感じさせないのですが、それがこの病の難しいところですね。人前では限りなく明るくふるまっていることも珍しくありませんから。

CHAPI

CHAPIちゃん、です。インスタグラムです(恒例)。もともと別のインスタ友達とやり取りしているうちにたどり着いて交流するようになったかな。そういうケースはすごく多いです。コメント欄でのやりとりがきっかけになることが多いです。

初めて会った時も、こちらのわがままに合わせてもらって街を散策したりしました。僕は方向音痴で、計画性がないので、そんなむちゃくそな旅路に付き合ってくれてありがとう笑!!

インタビューでも語ってくれていますが、自信を喪失したり、親との関係をうまく築けなかったり(仲良くしたいけどできないとか)、それだけが原因ではないけれど、それが大きな要因になっていることはやはりあります(治療に対してここの改善が必要かというのは別の話)。

彼女もやはり"思春期の喪失"を経験しているため、これを社会に出ながら取り戻していくのは非常に難しさがあります。

取り戻さなくても摂食障害を治療することは可能なのかもしれませんが、他者とのコミュニケーションがうまくいかず、周囲に溶け込んでいけない、というのは別の問題(強い孤独感)を持っている気がしますね。現在も闘病中です。

NAWOKO

NAWOKOさんもインスタグラムですが、摂食障害や完全無欠コーヒーやダイエットなどではなく、カレー好きを通じて仲良くなっていました笑。

その後、仲良くなるにつれていろんな話をするようになり、情報交換を頻繁に行ったり(おすすめの本とか良い記事とか)、そこから摂食障害や自傷行為について話を聞くようになりました。

また今作には出てこない共通の友人たちもいて(もう会わなくなった方とかもいるんだよね…感慨深いや)、そういう方すべての関係が築き上げてきた背景があったりします。

コーヒー屋を開くにあたってエプロンを送っていただいたり、コースターをもらったり、ご自宅で上映会も手伝ってもらったり、
至れり尽くせりですな…

今も闘病しつつ、かなり深いところで感情を処理しているように思います。過去にもいろいろあったようですが(詳しくはそこまで聞けてなかったりする)、現在進行形でいろいろあります。これはまあ、誰だってそうなんですけどね、生きてる限り。

MAIYAN

MAIYANも←インスタグラムですが、ちびちびと交流しており、よく話すようになったのは直接会ってからです。大阪の街で出会ったのですが、夜の大阪の街で駅までの道、語り合ったことは忘れません(なに話したかはほとんど忘れてるけどww!!

共通の友人がいたり(NAWOKOさん)、話し合える趣味(カレー)があることで距離感が近くなっていきました。

が、そういう付き合いだけでは見えてこない病だったりします。やっぱり聞かないとわからないということは多くて、MAIYANは明るく話してしまう所があるので(取材もなんとなく和やかに雰囲気です)、時々失礼をぶっこいたりします(自粛)。

正確には"もう話せる段階まで来ているから"聞くことができるわけで、もちろんこちらの"聞く態度"も合わさるものですが、両者の微妙な気づかい?によって成立する瞬間はたくさんあるんでしょう。

現在も闘病中で、調子が悪い時はやっぱりなかなか人には言えないのだろうな、とそっと心配していたりします。

ちなみに本編には出てきませんが、この取材前にNAWOKOさん、MAIYAN、監督で3人でカレー食ったりしています。当事者の方と食事することはしばしばあります。段階によっては、食事することは出来ます(いろんな方と結構してます)。その辺は歩み寄り方かもしれませんが…(もちろん全くできない方もいるし強要したりはしませんよ~)

MISESU

MISESUとの出会いは、摂食障害アクションデイでした。これは出会いというか、こちらが一方的に知っただけなのだけど、登壇者として講演をしている所を聞かせてもらいました。その日は何名かの登壇者が出ていたのですが、しっかり作られたスライドと落ち着いた喋りが印象的で覚えてました(たぶん本人はめっちゃ緊張していたのだけど、今思えば笑)

その後、ツイッターで交流するようになったり、イベントに遊びに行ったり、交流が増えていきました。そして、元来研究者肌というか、突き詰めていくタイプというか。

摂食障害の当事者の中でも、かなり摂食障害について詳しく、また知識があれば対処できるものでもないことを教わったというか考えさせられました(知識はあった方がいいのだけれど)。

インタビューも非常に分かりやすく語ってくれており、この病の、なかなか人に伝わらない部分を抜き出して使わせてもらっています(かなり参考になる意見があると思います)。

かくいうMISESUもいまだ闘病中で、闘病しながらも当事者の支援をしていく姿勢や、社会とどのように共存するかという点において、かなり負荷をかけているように感じつつ、出来ることを増やしていける仲間みたいに勝手に思っています(大体勝手に思っている

ちなみにこちらも参考にどうぞ!MISESUがモデルの漫画です→こちら

SAWA

SAWAは本作品最年少の15歳!中学生です。さすがに中学生とインスタグラムで知り合って会って話し聞いた、ということはなく笑、SAWAはお母さんから打診があって取材させてもらいました。

SAWAの経験をなんとか活かせないか、というお話でした。その訴えの通り彼女の経験は壮絶でした。インタビューでは伝えきれなかったので、こちらを見てもらえれば→こちら

これ漫画でのイラスト、実際に映像や写真で映画で観れるので、見比べるくらいのファンがいてくれればうれしいです笑。

それからはいろんな話をさせてもらったり、遠足に行ったり笑、まあ思い出も増えました。彼女にとって"大人との関係"は何か気づきになったかなあ、と思いつつ、こちらは中学生の女の子が話す一言一言やその表情なんかに、いろいろと気づかされています。

現在も闘病中で、その症状は決して軽いとは言えません。これからいろいろな出会いや経験をしていく中で、少しでも助けになれることがあればな、と思うばかり。

MARINA

MARINAは今作でチューブ嘔吐のシーンを撮影させてくれており、大変貴重な体験になりました。

映像として残っている記録は少ないですし、すでに蔓延しているにも関わらず理解がいまいち及んでいない感じはあるので、こうして少しづつ認知を広めることが大事なのではないか?と思っています(専門家でも皆がその存在を知っているとは限りませんし、見たことあるという方は少ないと思います)。

聞くと見るとでは、マジで理解度が全く違います。

本人とは完全無欠コーヒーを通じて知り合いました。今も愛好家同士仲良くさせてもらっています。彼女自身、その摂食障害の歩み?の中で、自己分析を繰り返しており、病態への理解は進んでいますが、上記でも書いたように孤独感をぬぐえずにいます。

この問題点は当事者の努力では出来ることが少なく、我々非当事者の出来ること、にあたる部分なんですよね(そんな風に考えたことあるかしら?

HARUPI

HARUPIとは2回目の摂食障害アクションデイでチラッと会って、その後、交流するようになりました。今作では出演だけでなく、曲の提供もしてくれています。IKIGAIとTUNAGARIのパートでかかっている曲で、これまたすごくいい曲なのです。こちら

その後も交流は続いて、共通の友人が出来たり、新しい人間関係を作っていく中で、自分本来の姿で、気負わずにいられる瞬間が増えた、という話はすごく参考になりました。

本作品中でも「鬱に仮面かぶって生きてる」というセリフがあるのですが、鬱にもいろいろな状態があり、四六時中、死にたくて、しんどくて、基本暗い、みたいなものが鬱という訳ではありません(病理もいろいろあるしうつ状態という意味なら誰にでもそれなりにあるし、それが慢性化しているものとは別だったり話せば長いです…)。

正直、説明されるだけではピンときません。なにより僕も彼女の鬱モードを見たことは、ありません。話を聞くくらいしか出来ないので、その闘病は非常に難解で、二人三脚で向き合ってくれる協力者は大切な存在ですね。

治療者(一般的には医師になりますね)がその立ち位置になってくれれば御の字ですが(専門的知識もあって歩み寄りも高いという状態)、なかなか簡単にいかないのが、この摂食障害という病です。

現在も、闘病中です。ミュージシャンとしても活動しているので応援よろしく!!

HARUNA

ラストはHARUNA。彼女も女子高生で、はじめは相談メールから関係が始まりました(インスタグラムっす)。下剤がやめられないんですけど、どうしたらいいですか?という所がスタート(※ちなみにこの相談が一番多い)。

そこから何度かやり取りするうちに、仲良くなって撮影にも協力してもらいました。結構いろんな話をして、なんだろう、こう言っては何だけど普通の女子高生だと耐性がもたない話なのかな?

軽い気持ちで友達に話しにくいこととか、そういう話をたくさん聞いた気がする(この辺は裏話ではなく二人の話なので内緒です!)

とにかくお菓子作りにとても全力で、むっちゃおいしいです。イベントなどで協力してもらう機会もあって、摂食障害だからできない、というハードルを乗り越えてくれています(出来なくなることも多いのは事実ですが、すべてが出来ないわけではもちろんありません)。

すごくしんどいと思うけど。現在も闘病中です。

総括

改めて書いてみると、インスタグラムばかりですね。まあ正直今作は、もともと友達だった方を中心に撮りましたから。今後はさらにいろんな方の話を聞いていきたいですし、広げていきたい作品です。

こういう所からも、是非興味を持ってくれれば幸いです。







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