不動産競売 入札編|調査①裁判所

さて、入札する物件がめでたく決まった次のステップは?

裁判所へ行きます。

現地へ物件を見に行く前に裁判所へ行きます。

裁判所ではないをするのか?もちろん調査です。

ここでの調査は、3点セットで得られなかった情報を集めるためにいきます。

なので、入札物件が決まった後は3点セットをプリントアウトして持参してくださいね。

持参した3点セットにご自身で注意点やコメントなどを入れていきます。

ここで私が行っていた調査のポイントをご紹介します。

まず、

ネットで得られる3点セットでは個人情報はすべて黒塗りされています。

なので、お名前などがわかりません。

現地へ調査へ行って部屋番号なんかはわかるので対象の物件であるのは間違いないと思いますが、表札が出ている場合、3点セットに出てきた人と同一かどうかの判断は裁判所にある原本を見て確認しないとわかりません。

そして、役所へ調査するために足を運ぶ際も表札が出ていて名前がわかっていなければ調べるのに時間がかかることもあります。

なので、調査の順番は

1.裁判所

2.現地

3.役所関係

上記に進めていくとロスが少ないです。

そして、個人情報の黒塗りの箇所を持参した資料に書き込みます。

単にメモをもっていって書けばいいじゃん。

そう思われる方もいるでしょう。

しかし、そのメモを大切に保管できる方は大丈夫かと思いますが、私は資料ああちらこちらへお出かけしてしまうのでなるべく資料はまとめるようにしています。

そうすれば無くなることがなく、見返すときも便利なんです。

黒塗りの箇所で他にも見てほしいのが、写真です。

写真も黒塗りされていることが多くなりました。

恐らく著作権の問題を考えてキャラクターものなど著作権に引っかかるようなものが写っていれば容赦なく黒塗りにされてしまいます。

あとは、写真の写っている精度が違うのでよく違いも分かりやすいです。

この何気ない黒塗りの写真に今住んでいる人の状況などがわかる場合があるのでこれは是非抑えてほしいポイントです。

最後に、

裁判所の資料の最後にネットでは掲載されていない写真なんかもたまに挟み込まれているケースがあります。

できるだけ情報が欲しいので一枚も無駄にできません。

あとは、執行官室と呼ばれるお部屋があるのでそちらで競売の入札に必要な書類を貰いに行きます。

スケジュールなんかも紙でプリントアウトして置いているのでもらって帰るのもよいですね。

そして、入札の手続きなどでわかならいことがあればここで質問ができるので何か聞きたいことがあれば事前に用意して聞き漏れがないようにしましょう。

また、入札をする際には郵送と直接持ち込みとどちらも利用できます。

個人的には郵送よりも直接持参することをお勧めしています。

なので、入札会場がどこになるのか?

開札発表が行われる会場がどこになるのか?

その辺も事前に聞いておくとよいでしょう。

次は調査の2番目の現地調査についてお話しますね(^^♪

※筆者の紹介

前職の会社で約2年半で競売物件60件程度の落札、占有者交渉、リフォームプランニング、売却を手掛ける。

勤め先の会社では強制執行をしなくても良いように占有者との交渉で対話を重ねる。結果、自身担当での強制執行は0件。現地調査、裁判所記録閲覧、3点資料の読み込みにより写真から占有者の性格等を読み込み、入札する、しないなどを選別する。反社会的勢力の所有が疑わしい物件を写真から判断。そして現地管理人へのヒアリングで確認すると的中するように至る。

やり方がわかれば簡単です。何か難しそうであったり、落札後のリスクが読めないため入札を躊躇される方も多くいらっしゃると思います。ですが、しっかりと注意点を抑えていけば何も難しくもなく参加できるので、安く買いたいとお考えの方は一度競売を考えてみてはいかがでしょう?


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