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中小企業診断士二次試験合格への軌跡 第二段

エフモンです。前回に引き続き、診断士二次試験合格までの軌跡をご紹介したいと思います。

【二次試験戦略① 予備校選び】(続き)
EBAという受験校で問題ないと判断した理由ですが、

中小企業診断士試験の試験委員(大学教授)の理論をベースとした対策を行っていたから

に他なりません。EBA講師は、中小企業診断士試験委員の出版する書籍およびその書籍の中で参考文献として参照している書籍まで含み、彼らが考えていることを全て把握しようと常に研究/勉強されていました。

ここで、そもそもこの答えのない中小企業診断士試験二次試験をどうとらえるのかという観点から考えたいと思います。まず、本試験は国家試験であり、何を試すのか、何を正解(解答)とするのか、その判断根拠は明確にしておく必要があるだろうということはある程度予測ができます。(こう考えるのは、妥当な考え方だとおもいます。)
その反面、「論理的に筋が通っていればOKだ」とか言われる風潮も存在しますが、その場合、1か月半という短い時間で数千枚の採点をする際にすべての回答に対してこれを検証し、説明できるレベルまでに整理するということになります。現実的にこれは不可能と考えるのが妥当です。つまり、論理的に筋が通っていればOKという考え方は、この説明責任を果たせないことになるため、国家試験として成り立たないと考えられます。よって答えはある程度固定化されており、その答えは何かに依拠した基準があると考えられます。(ここまでは普通のことを言っています。。。)
この基準となるものが理論であり、それは広義には経営戦略論や組織論、マーケティング論、生産管理論、会計学等々のアカデミックの側面で定説と言われている理論、狭義にはこれらの学問について日々研究されている中小企業診断士試験委員がさらに日本の「中小企業」の視点で発展させた理論 をベースとしていることになると考えられます。
 これらの理論は彼らの頭の中にあるものが原本となりますが、これを言語化し、表現したものが、試験委員の論文や書籍となるため、ここを勉強することが彼らの考えていることに近づくことになります。同時に、これは試験で試すべきテーマとして取り上げられる可能性のある理論の全体感(に近い)を把握することになります。

その点、EBAでは試験委員の分析を深く継続的に行っており、過去問の各問いのほぼすべてを試験委員の書籍をエビデンスとして説明しきっています。過去問では多様な観点が埋め込まれていて、こんな観点に理論があるの?と疑問が浮かびますが、(結果的に)試験委員の書籍にほぼ記されていることがわかりました。

このため、このようなアプローチであれば、明確なベクトルを自身に示してくれるという確信を得て、EBAを選びました。

次回は、理論の学習時の話や試験委員の書籍等について紹介したいと思います。

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