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Story 12 ついに最終プレゼン

2020 年 4 月 19 日
最終プレゼン オンラインリハーサル

ここまで何度も何度も企画書を作り込んで来た。 まずは大まかな台割を作成し、
各ページを構成して行く。


時間配分を考慮して各ページで伝えたい事を
決めて行く。
何度も何度も、内容を精査して
作り上げていった。

また、今回はオンライン開催。
名刺入れのプロトを来場者に手に
とってもらうことができない。
その状況であっても、少しでも名刺入れの魅力を伝わるように動画も作成した。

私の企画書はどうしても説明がくどくなってしまうのが悪い癖。
ここまでのigniteでも、何度もメンバーに指摘され修正してきた。
最終発表となれば、想いを伝えてたくなりすぎて、もっと説明が多くなってきてしまう。
メンバーに見てもらいながら、
内容を削ぎ落とし、削ぎ落としていった。
そうしてやっと最終プレゼンの資料が完成した。


そして、この日、4月19日は主催者とチームで
オンラインリハーサルの日。
本番を想定してオンライン上で実際の
プレゼンをしてみた。
時間配分や内容などアドバイスをもらう。
初めて、チーム以外にプレゼン資料を
見てもらう。
主催者、メンバー含めて4人でのリハーサル。
それでも、とても緊張して、落ち着いてしゃべれていなかった。
オンラインだから、プレゼン中も周りの空気感が全く伝わらず不安になったのを思い出す。
ただ、もうここまできたらジタバタしてもしょうがない。
しっかり内容が伝わるように落ち着いて話して行くしかない。
あとは練習のみ! 私はこの日から本番までの間、とにかく発表の練習をした。
通勤の車中、昼休みなど、空いた時間を使って
何度も繰り返し練習。
メンバーからのアドバイス。
「資料を読まない。目の前に人を思い浮かべて、その人に語りかけろ」と。
どうしても、うまく話そうとして台本を
読んでしまう。
でも、多少の失敗は問題ない。
それよりも、我々の想いをしっかり伝えるためにも 「目の前の一人」にしっかり伝える。

2020 年 4 月 22 日 最終発表会
プレゼン順発表

今日、主催者から最終発表の順番が発表された。
なんと、私たちのチームはトップバッター・・・・。
いや、待って、もう、緊張が、マックスで、
気持ち悪くなってくる・・・。
ただでさえ、初めての発表。
初めてのオンライン発表。
もうそれだけでパンク寸前なのに、
トップバッターって。
この発表会の流れを壊したくない、
台無しにしたくない。
プレッシャーが半端無い。
でも、頑張るしかないな。

2020 年 4 月 25 日 13:00 ignite 最終発表会

いよいよこの日が来た、最終発表会。
こんなに緊張したのは、とにかく久しぶり。
さあ、はじまります。
私たちチームの発表名は 「富士見やげ~何これ!?から広がるコミュニケーションツール~」


プレゼンは動画からスタート。
視聴者をよりこちらに引き込むのが目的。
いざ、スタートと思ったらトラブル。
動画がうまく流れない。
焦る、焦る。 まずいと焦る。
「色々準備して来たけど、
やっぱ何かあるよね ( 笑 )」って 、
すかさず、主催者が間をつないでくれた。
もう、のみこむ唾液もないくらい緊張してたがこの言葉に救われた~。
動画もうまく流れ出した。
プレゼンは語り出したら・・・落ち着いていた。
だって、もう、何度も何度も練習して頭にすりこまれてきたから、 焦らずゆっくり
「目の前の一人」に語りかけるだけ。

結果、自分なりには上出来だったと思う。 プレゼン後の視聴者代表の方の感想やチャットへの感想がとてもうれしい反応だった。
「ナニコレコンセプトに強く賛同します」
「動画が良かった。」
名刺入れの開け方、閉まる時の音がいい」
「名刺入れ、欲しい」 などなど。
とても多くの反応とうれしい言葉の数々。
本当にうれしかった。
佐藤製作所の佐藤さんも発表会に
オンラインで参加してくれていた。
「凄い反響で身の引き締まる思い」だと喜んでくれた。
佐藤さんの技術がたぶんに生かされた、
私たちの商品。
喜んでいただいて嬉しかった。

振り返ってみて、プレゼンがうまくいった
理由・・・大きく 2 つあった。
一つは ZOOM 画面越しの主催者の映像。
発表中、視聴者の反応は全ては見れない。
ただ、PC の ZOOM 画面に主催者二人が常に
笑顔で、うなずきながら、
聞いてくれている姿が映っている。
私はその姿を常に見ながらプレゼンした。
おかげで、本当に落ち着いて発表できたし、
勇気がわいて来た。

二つ目は「目の前の一人を思って、
その人に語るように」というメンバーの
アドバイス。
私は実際、紙に人の顔を描いて見えるところに
張り、それを意識して語った。
資料も見ながらだと、どうしても早口で説明的になってしまうのだが、
その紙の効果もあって、 本当に届くように語る事ができた。



疲弊していた一年前。
物作りやデザインの楽しさを取り戻すため、
すがる思いで飛び込んだ ignite。
最終発表の頃には私はすっかり、
物作りの楽しさをつかみとっていた。
メンバー、佐藤さん、主催者、同期メンバー・・・本当に感謝している。
毎月毎月、真剣に目の前の課題に
取り組んで来た一年間。
とてつもない充実感と何ともいえない脱力感でいっぱいの最終発表日でした。


オンライン開催なので、発表会後の交流はできなかったが 次回はオンライン上での
発表会打ち上げ。
そして、さらに企画を進めて行くために、 「Ignite エクストラステージ」が始まる!
その様子は次回以降のお楽しみ!

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