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このふたりで始めることのワケ

いつからか、まったく別の人生を歩んできたふたり。それでも育つ家庭環境を変えることはできず、考え方は違っても価値観は似ている。そんなふたり姉妹は、”仕事”というものに対してけっこうな期待を抱いて大人になった。

アーティストを目指す妹と、ミーハーな私のふたりです。

「仕事は命に変えられる」

たしか私が高校生の頃、お母さんに仕事が楽しいか聞いたことがある。母は元々会社員で事務の仕事をしていたんだけれど、インテリアの専門学校に通って今はパースの講師をしたりカリグラフィーの作品を制作したり、まさに、好きなことで生きている人だ。そんな母が言ったこの一言は、私の仕事観をつくった忘れられない言葉。

一方の父は施工会社を経営していたり、親戚見渡すと「昔はいろいろあったけど、仕事は生き甲斐」っていう人たちばかり。

そんな大人たちに囲まれて育ったから、わたしたち姉妹にとって仕事は生き甲斐、夢中になれるものだ、っていう価値観が自ずと身についている。

身をもって知った理想と現実

そうなんだけど、そういうのは簡単なんだけど。好きなことを仕事に、というのは簡単なんだけど、現実問題、家庭の経済状況とか、教育水準とか、いろんなことに夢の実現が制約されている人も少なからず存在している、ということは事実。

社会人になった今でこそ、いろいろやってみよう!と姉妹で言い合えるけど、両親自営業だから家庭のお金がない時期ももちろんあった。お金がなくて、お米が買えない時期もあったんだって。だから、上手く継続的に稼ぐことができれば万々歳だけど、好きなことを仕事にするってことは、リスクがあるってことも、重々知っている。

それでも、私は安定を捨てた

人生の選択は、本当にその人本人の気持ちでいいと思ってる。どっちが良いっていうのはなくて、その人次第。だから、安定した企業を辞めてやり甲斐がありそうな方に行った方がいいとはアドバイスしない。

たまたま私は、安定した会社を辞めて、いま好きなことを安定的に仕事に出来るように修行している。今年社会人になった妹は、美大に通っていた。大学時代の制作活動中は、それはそれは活き活きしていた。その活き活きした、心から人生楽しんでる妹を見ていたいってことが、わたしの原動力のほとんどを占めている。

本来の目的はそこではないけど、それがきっかけで、ふたりでやろう!って私から提案した。

妹がこの先どういう決断をするかはわからないけど、人生の選択肢を増やしてもらうことを、わたしは望んでいる。会社辞めるとか、転職するとか、人生の舵切りでかすぎるけど、その前に納得して決断してもらう道をつくりたい。


今は妹を対象にしているけど、その先は、若者が人生の選択肢を持てる社会をつくりたい。そういう場をつくりたいと思っています。

人がものごとに夢中になっている姿が大好き。

その姿を最大限引き出して、未来につなげられるように、ふたりで活動していきます!妹の制作と、それを発信する姉と、その他諸々挑戦したいことがたくさん!!

途中で倒れないように、きっかけと決意を残しておいた。がんばろう、わたしたち!

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