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【保健師】面談でトラブルを防ぐコツ
面談でちょっと困った事態になったことはありませんか?
私たちが相手に質問するのは、その内容が今後のサポートやサービスに必要な情報だからです。しかしながら、その質問が予想外にトラブルの引き金になってしまうことがあります。
今回の記事では、簡単な事例を含め、無用なトラブルを避ける面談のお作法について書いていきたいと思います。
質問とシナリオを考えておく
すでに皆さんが面談で行なっていることだと思います。大切なのは、準備の段階で、相手の行動を複数想定しておくことです。産業医面談の補助であれば産業医の先生が責任を持ってくれますが、保健師面談では段取りを自分で考え、話を進めなくてはなりません。
・会社を休みがちな方の面談
→本人がどう思っているか。医療受診の希望はあるか。
→受診したくないならどう対応するか。
・上司と面談
→部下は職場でどんな調子か。上司としてどう評価しているか。
→評価が悪い場合は産業医面談でどう相談するか。
相手の貴重な時間を奪うことは、不信感を抱かせてしまう場合もあるので要注意です。
同じく、質問の意図をあらかじめ伝えておくことも大切な作法になります。たとえば「かなりプライベートなこともお尋ねしますが、今後のことを考えるために必要なことなのでご容赦ください。あなたが答えたことはすぐに上司に伝えることはしないですし、もし答えたくないことがあれば無理に答えなくて大丈夫です。」といった伝え方があります。
とくに相手が悩んでいたり体調を崩していたりする場合、たった1つの言葉で大きく傷つけることがあります。保健師としての言動は、日頃から気をつけるようにしましょう。
逆質問を受けることも想定しておく
<返報性の法則>
誰かから何かをしてもらったとき、お返しをしたくなる心理のこと
保健師として1対1の面談をしていると、まるで親密になったかのような誤解をされる方が一定数いらっしゃいます。この誤解は、電話面談でも起こり得ます。
プライベートに関する逆質問、たとえばこんな質問をされたことはないでしょうか?
彼氏はいるの?
どこの大学卒?
何歳?
旦那さんは何の仕事?
自分がマウントを取りたいだけの質問という側面も考えられます。
この質問に対して正直に答える必要はあるでしょうか・・答えはノーです。真面目な人ほど「答えないと嫌われるかな?」なんて考えてしまうでしょう。答えなくても嫌われない回答方法があります。
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