悪趣味な営業
「藤井ペイジの思い出100円」第10話
なかなか珍奇な営業があった。
多分こういう仕事をやったのは、芸人界広しといえど、我々くらいかも。
15年ほど前の年末。
日本の誰もが名前を知る大企業の、クリスマスパーティ。
そこに呼ばれたのは、当時ブレイク直後で人気絶頂だったピン芸人ヒロシと我々飛石連休。
いや、正確に言うと、きちんと呼ばれたのはヒロシのみ。
しかし我々には重要かつ、とても悪趣味な役割が与えられていた。
それは…
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