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三日坊主は、素晴らしい。

よく視聴者からこんな質問が来ます。

「起業したいです。でもやりたいことがありません。」
「どうやったら好きなことが見つかりますか?」
「就職したくないけど、何の特技もありません。」

これに対して、ずばり、やりたいことの見つけ方、やりたいことが見つかるマインドセットを回答します。


本題に入る前に、ばっこり自分語りします。
今でこそ会社を作ったり、親友とYouTubeに変な動画を投稿したりして、好きなことで生きているように見えるかもしれませんが、実は僕も、大学生の頃「やりたいことが見つからない人」でした。

人生の主軸を「自由であること」に置いているので、就職という選択肢はありません。よって、当然授業にも行かず(理系だったこともあり、2年間通って4単位しか取れませんでした)、飲みサーに入って、毎日高田馬場のロータリーでゲロを吐いて立ちションしているウェイ系大学生の鑑のような生活を送っていました。

とはいえ、何もしていなかった訳ではありません。むしろ、どちらかと言うと積極的に新しい環境に飛び込んでいました。

大学1年生の頃は、居酒屋のキャッチにチャレンジしてみました。当時セ◯レだった子がめちゃめちゃ稼いでたし、完全歩合制でなんかワクワクしてやってみたくなったからです。
渋谷のハチ公前で「お姉さん、ぶっちゃけ飲みっすよね!?3回まわってワン!って言うんで、うちの居酒屋来ませんか!?」とか言ってお客さんを店に連れて行き、売り上げの20%をもらう仕事です。最初のうちは月30万ほど稼げてましたが、段々キャッチよりもナンパの方にハマってしまい、月20日働いて給料が4,000円だったのでやめました。

大学2年生の頃は、フジテレビの契約社員にチャレンジしてみました。友達が働いていて、なんかテレビ局のバイトってなんかかっこいいし、月に50万とか60万とか稼げていたのでやってみました。
ところが僕は社会不適合者のため、遅刻につぐ遅刻(ニュースのオンエアがあるので遅刻厳禁)、問題行為の数々(かとぱんと同じエレベーターになり思わずち◯こを出してしまうなど)により、一番偉い先輩に完全に嫌われて坊主にされてしまいます。嫌になったのでやめました。

大学3年生の頃は、起業してみました。友達に誘われて、なんか起業ってかっこいいし、就職しないなら起業でしょ!って安直に思ったからです。
これは当時読モブームだったので、Twitterで有名なやつを呼んでイベントをやったり、化粧品の宣伝を頼んでマージンを抜いたりする会社でした。3人で起業する難しさに気付き始め、性病にかかって嫌な気分の時に誘われた友達からめんどくさいLINEが来たので嫌になってやめました。

大学4年生の頃は、嫌になって大学をやめました。

それから、ブログを1日だけ書いてみたり、プログラミングを2日だけ勉強してみたり、1ページだけクソみたいな漫画を書いたり、YouTuberに企業案件を紹介する会社を作ってみたり、ジムに2ヶ月に1回通ったり、1ヶ月ベジタリアンになったり、ワクワクするものに飛び込んでは、秒速で飽きてきました。

そして、去年の11月。そんなノリでYouTubeに動画を投稿しました。YouTuberってなんか楽しそうだし、無駄に自信があったので、一発で100万再生行く動画を作るって友達に言っちゃったからです。
冒頭の挨拶、各シーンの尺、構成、サムネなどをバズるよう最適化している途中で、思いました。これ、楽しすぎるなと。

結果、その時作って投稿した動画が100万再生行った時はめちゃくちゃ嬉しかったし、「動画を作る」ことだけじゃなく、「大衆を沸かせる」ことが何より楽しいという事に気が付きました。

長くなりましたが、本題に入ります。

冒頭の「やりたいことが見つからない人達」が勘違いしていること。それは、「考えればやりたいことが見つかる」「いつか自然とやりたいことが見つかる」と思い込んでいるということです。

断言します。自分のやりたいこと、本当に楽しいと思えることは、実際にやってみないと見つかりません。一歩踏み出して初めてわかることばかりです。そして、自分が本当に楽しいと思えることは、決して多くありませんし、「人生の大事な時期」は短いです。

継続は力なり。誰でも知っていることわざです。確かに、コツコツとやって成功するなんて美談中の美談ですが、「何を継続するか」の「何か」ってなんでもいいんでしょうか。「真面目」であることにとらわれ過ぎて、自分の人生を消耗していませんか?

本気でやりたいことを見つけたいなら、本気で自分の人生を明るくしたいなら、「三日坊主」を正当化するマインドを持たなければいけません。ダメ人間の烙印を押されるのを恐れてはいけません。何かちょっとでもワクワクしたことがあれば、とりあえず一歩踏み出してみる。飽きたらすぐやめて、新しい何かに挑戦してみる。なんとなく気になっていたことでもいいし、あえて自分が批判していたもの、毛嫌いしていたものでもいい。「俺は、海賊王になる!」と言い海に出たと思えば、魚料理ばっかでクソだから、船酔いがダルいから、という理由で3日後には「俺はやっぱ、山賊王になる!」とか言っててもいいんです。いつの日か、「心踊る何か」がきっと見つかります。

まとめます。三日坊主は、素晴らしい。

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