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布一途の柿渋ばなしその二

全国の百貨店で、お客様からお聞きした
暮らしと柿渋にまつわるお話です。

数年前に松山の百貨店でのお客様の
おはなしです。
以前娘さんが 地元I銀行にお勤めの当時
硬貨を入れるのに
柿渋の布袋を使われていたそうです。
かつて柿渋染めの酒袋は一般的でしたが
意外な使われ方にびっくりでした。

酒袋と、言えば
私の住む丹波篠山はかつて
灘の酒蔵の杜氏を沢山送り出していました。

以前その関係者が、灘の酒蔵Sの地方工場閉鎖に伴って
大量に入手した酒袋を、売り込みに来られました。
自分で、白生地を染めてもモノづくりする為
お断りしましたが
その酒袋も今や貴重品に。

次回は茶箱のおはなし予定です。

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