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魔道具専門店大回転の段

皆さんお久しぶりです。 麩菓子という者です。 今回はFOH環境を一時期破壊したデッキである魔道具専門店について執筆させていただきました。(意見反論は適当に受け付けます)試行回数はランクマッチを除き大会+レートで300〜400程度です。

Bo3ではエルフ、ビショが増えてきた結果、2回投げて1回勝つ、もうひとつの相方を相性有利+先行でぶち抜くと言った感じです。また、先行の場合は異形エルフでない時ではどのデッキともやり合うことが出来ることがこのデッキの強みです。(いわゆる立ち位置デッキと言った感じです)相性表は以下のようになっています。

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1 デッキ紹介

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ということでまずはデッキ紹介です。
リストは至ってシンプルな40枚となっていると思います。
環境によって実験室を増やしたり落石を1まで落としたりなど行いましたが試行錯誤を重ねた結果このリストに落ち着きました。


2 不採用カード

こちらでは今回は不採用や枚数を減らしたカードについての説明をさせていただきます。

突然の落石

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3枚目の採用を見送った理由として覇食帝で確定墓守を取り切れる点、後手の場合はカイザの調理の1コスト2点処理スペルを加えられる点が偉くランダム要素を少しでも減らすために3枚は投入しませんでした。

マナリアの叡智

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2コストで手札に2枚のスペルを加えることが出来る良カードなのですが魔道具専門店発動後の2コストスペルを多く使えない点や魔道具専門店が被ってしまってデッキに戻したい時以外では手札では腐りやすく事故原因となってしまうことが多いため不採用となっています。

静寂の実験室

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魔道具専門店では進化権が余りやすいということから採用されることが多いカードですがこのカードを採用することによって土カードが盤面に残り魔道具専門店を回しきることができない点や序盤に気軽にでたらめな接合でエクステンドマジックを流すことが出来なくなってしまう点などから不採用となっています。

アブソーブスペル

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でたらめな接合で1〜2回程度回すとデッキが20枚以下となり確定処理となるカード。突然の落石という優秀な処理カードが新弾で追加された結果出番がなくなってしまった。はっきり言ってもう出番はやって来なさそうである。

3 マリガン表と対面ごとの戦い方

マリガンについてですが全対面での確定キープの話をしたのち、各対面ごとのキープを説明していきたいと思います。
確定キープのカードはこの3種です。

魔女の大釜

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序盤のppを繋いでくれて尚且つ2ドロー換算でき、デッキを圧迫することが出来る。

フューチャービジョン

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このデッキの要。序中盤をこのカードの1点AOEと1ドローで繋ぐことができると言っても過言ではない。
後手を取ってしまった場合は後2の1点AOEの強い ロイ、ヴ、ネメには積極的に打った方がいい場合が多い。(もちろん例外はある)

結束の魔術

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このカードから境界の魔道士を持ってこないと魔道具専門店というデッキは始まらない。
中盤で1度だけ4点AOEで吹き飛ばすことによってこのデッキの勝率の貢献を果たしている。


※でたらめな接合について

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このカードはあくまで不利対面、または後手7を迎えることが難しいと思われる対面(エルフ、ネクロ、ミラー後手、ヴァンプ、ビショ、ネメシス)に序盤からある程度のリスクを払うことによって捲るカードであり基本的には魔道具専門店を置いた後に手札リフレッシュとして使用することの方が多いです。
また、マリガンをしたのちに手札に来てしまった場合(主に先手)アミュレット2、スペル2と最大効果を出せないとしても回すことは頭に入れて置いた方が良い(スペルが足りていない場合は無し)

対エルフ(異形)

95%無理です。1異形されたら勝てる確率は数%もないので素直に左上のリタイアボタンを押しましょう。
諦めたくない場合は異形対面に限り全力ででたらめな接合を探し、6異形に合わせグラウンドサークルで2面展開することが出来たら勝ち筋がうまれるかもしれないです。


対ロイヤル

マリガンは通常キープに加え、マジックミサイルを持ちます。主に序盤はフューチャービジョン+αのAOEで盤面を処理しながら戦います。
中盤は相手がエミリア+αの動きをしてきたタイミングに合わせ境界の魔道士を合わせて7ターン目を迎えるよう目指します。
ただし最近のロイヤルには堕落の決意が入っているリストがほとんどであるため7ターン目で中途半端に削り、堕落の決意で魔道具専門店を割られ8ターン目にリーサルが無くなったなどとならないように1ターン完璧に削りに行けるよう意識する。


対ウィッチ(ミラー)

先手をとることが出来た場合は順当に7ターン目を迎えることが出来ればかなりの確率で勝利することが可能であるため、通常キープに加え魔道具専門店をキープします。
運悪く後手を取ってしまった場合は通常キープもマリガンで返し、全力ででたらめな接合を探しに行きます。
2,3接合でゴーレム×2+5ドロー2回に成功している場合は序盤の盤面処理に乏しいデッキであるため、真理の魔鏡の3点+マジックミサイルなどで詰め切ることができたりします。

※ミラーのコツ

対面にエクステンドマジックを打たせないために盤面にフォロワーを並べないことを意識し、境界の魔道士は雑切りして良い。


対ウィッチ(秘術)

マリガンについてですが先手の場合は通常キープ、後手の場合は通常キープに加え真理の魔鏡をキープしましょう。
先手の場合は先8まで猶予があると考え7ターン目で無理して決めに行かず8ターン目に2号店も開店させるということを頭に入れながら回すと良い。
後手の場合では先8キャルもしくは禁忌などでリーサルを取られてしまうため後7で確実に決めに行かなくてはなりません。
なので、中盤である程度無理矢理にでも休息で0を加えたりし万全の状態で7キルをできるように準備した状態で挑みたい。

対ドラゴン

マリガンは通常キープに加え、先手ならばマジックミサイル、後手であるなら落石をキープしましょう。
先手の場合は後4プレシオサウルスを先5で落石や覇食帝の調理で処理、先6で境界の魔道士で盤面を一掃した後、魔道具専門店で決めます。
後手の場合では先手と同じようにプレシオサウルスには落石や覇食帝で処理を行い休息や魔鏡でパキケファロサウルスなどを上手く盗んだりし7ターン目までしのぎます。
また、基本的にプレシオサウルスに境界の魔道士を合わせてしまった場合はその後のスカラー+サモナー赤龍などに対応できなくなってしまうことがほとんどであるため、切る場合は慎重に精査したい。

対ネクロ(葬送、冥府)

マリガンは通常キープに加え、先後問わずでたらめな接合、また後手の場合は+覇食帝をキープします。
先手の場合は序盤を真理の魔鏡の術式やエクステンドマジックで凌ぎ後5ミルティオに対して先6境界の魔道士で返します。
またこの時、ミルティオからフェイランがかかりフォロワーの体力が5になってしまった場合でもフューチャービジョンがあると難なく取ることができる。
後手の場合はかなり厳しく先5ミルティオに対しては落石や覇食帝などを使い境界の魔道士を温存、6ターン目に備えて戦います。
また、魔道具専門店のターンにフェイタルオーダーが出されている場合に無理して押し切るのでは無く7,8と2回魔道具専門店を置き押し切ると言ったプランも検討するべきである。

対ヴァンプ

ミラーに続く先行ゲーとなるマッチである。マリガンは通常キープに加え、先後問わずでたらめな接合、真理の魔鏡を持ちます。
先手の場合は順当にターンを凌ぎつつ境界の魔道士で盤面を処理することによって勝利をめざします。後3で置かれた狂獣に対しての回答策があるとなお良い。
後手の場合は境界の魔道士はほぼ確実に先6ネレイアに合わせるプレーを心がける。
序中盤は真理の魔鏡やフューチャービジョン、マジックミサイルなどを駆使してボードを取ることに専念しましょう。
(また、この対面では狂獣が進化ターンに置かれてしまっているかでほぼ勝負が決まってしまうと言っても過言では無いです)

対ビショップ

このマッチでは基本的には7ターン目に決めきれなかった場合相手のユカリを避けることを全力でお祈りするマッチとなっています。
マリガンは通常キープに加え後手で落石をキープします。
後4や先5エイラ進化に落石を合わせてターンを稼ぎ7ターン目にでたらめな接合を絡めて勝利を狙います。
また、魔道具専門店だけでは盤面処理が追いつかないことが起きるため、境界の魔道士は7ターン目の魔道具専門店発動後に切る事もあるということを頭に入れておくとなお良い。基本的には不利である。

対ネメシス

このマッチでは魔道具専門店側のプレイも大事だがどちらかと言えば対戦相手の対魔道具専門店に対しての戦い方を知っているかが勝負の決めてとなる場合が多い。
マリガンは通常キープに加え真理の魔鏡を後手の場合のみキープします。アナライズを盗みワンドローだけでなく攻撃型ゴーレムや防御型ゴーレムなど序中盤を支えてくれるカードを盗むことができるため単キープまで推奨しています。
基本的には序盤は基本的にロイヤルと同じようにフューチャービジョンとマジックミサイルなどのAOEで処理、中盤はレディアントやブリッツなどを境界の魔道士や落石でしのぎ7ターン目を迎えると言ったプランを取ります。
この対面のみ2.3ターン目の休息の雑打ちは致命傷になることが多いため本当に打っていいのかを検討してからプレイした方が良い。
モデストがなければ7割以上勝ち、同調レディアントが進化顔しなければ8割以上勝ちと思ってプレイしています。

4 使う際の大局観

大きくわけて3つに分けられ1つめは手札管理、2つめは魔道具専門店準備とボードの取り合い、3つめは魔道具専門店を着地後です。

( 1 ) 手札管理について
魔道具専門店というデッキにおいて手札が枯渇しきってしまうとただ7ターン目を迎えても勝利するどころが相手のボードの処理すら出来ず負けに繋がると言ったことが多発してしまいます。
そのためリソースは慎重にはいていかないといけないのです。
簡単な例では真理の魔鏡を土がある状態でだし真理の術式を手札に加え、ドローをする エクステンドマジックを2ドローできる状態にしてから使用する、フューチャービジョンを3,5の奇数ターンに置くことによって2回分ドローできるようにするなどです。この中でもエクステンドマジックで2ドローは非常に重要であり、時には土が足りていない場合は境界の魔道士のAOEを減らしてでも土を確保したりしないと行けません。
また序盤で先2ターン目にでたらめな接合で手札を3〜4枚を5枚にすることが有効であったりするので注意しましょう。下記参照(アミュレットを引けなかった場合でも流します)

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( 2 )魔道具専門店を開店させるまで
魔道具専門店では基本的に7ターン目に確実に決め切るプランを立てることが必要です。
そのために必要な手札の目安としてはグラウンドサークルor休息0ナテラ+マナやナテラ、知恵などが必要となってきます。
そのため、安易に中盤で手札が揃っているのにも関わらずppを消費してしまうと最終的には打点が足らなくなっていたということが起こってしまうためしっかりと考えるべきである。
下記の画像では山上のトップが必要でないためわざわざ土を置かずデッキトップを燃やすといった判断です。

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( 3 )魔道具専門店着地後について
魔道具専門店を7ターン目に着地することが出来たらあとは急いで回しきるだけです。
基本的に盤面のフォロワーが居なくなってしまうと打ち先のなくなってしまうエクステンドマジックとカイザの調理を先に打ちその後はエレメンタルマナ(1pp回復)や荒野の休憩(実質0コスト)で回数を稼ぎましょう。
また、対戦相手のデッキごとの最大打点を覚えておくと盤面を処理して次ターンに魔道具専門店2枚目を着地させ確実に決めに行くといったプランもとれるようになるので気にしておきましょう。
秘術Wなら禁役やキャル、ディスカードDならダークジェイル×2+2回ディスカ、アーティファクトNmならレディアント+モデストの合計打点などetc…

追記その1 マリガンで魔道具専門店、境界の魔道士を持たない理由



魔道具専門店というデッキでは序中盤を手札の数少ない除去カードでしのぎながら戦うデッキである。そのため、7ターン目以降に使用する魔道具専門店というカードをキープしてしまうことによって発生する大きなマナカーブ外しが起こってしまう頻度上がってしまうためキープ対象外となっている。
また、中盤で手札か回らなくなるハンドばかり(何も引っ張ってこない結束の魔術、フューチャービジョン、真理の魔鏡など)になってしまった時にでたらめな接合でハンドをリセットしたくその場合キープした魔道具専門店が1枚なくなってしまいより勝ちからより遠のいてしまうからです。
魔道具専門店をキープしなかったことによって7ターン目までに引き込めなかった場合と魔道具専門店をキープして7まで繋ぐプレイだとキープして事故ることの方がプレイしていて多いと感じました。

境界の魔道士についてですが7ターン目までに引き込むことが出来ないと魔道具専門店の効果でppを回復することが出来ません。
そのため、キープしたいのですがデッキに3投されている結束の魔術というカードがでたらめの接合でスペルとして流すなんの効果も持っていないスペルカードとなってしまいます。
そのため、キープして3枚のカードを失うよりもあとから引き込むことを推奨しています。
また、下記の図は全マリガンを行い6ターン目までに結束の魔術or境界の魔道士を引き込む確率となっております。
6ターン目までに引き込む確率は80%を超えており、またこの図は初手にキープ、また中盤のマジックミサイルやフューチャービジョンなどのドローを考慮されていない確率となるためより高い確率で引き込めると思われます。(正確なだし方がわかりませんでした)

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追記その2 マリガンのでたらめな接合補足について



でたらめな接合は条件を満たしていれば2コストで5枚ドロー、2体のクレイゴーレムを出し相手リーダーに2点と壊れた性能をしています。
不利対面でも序盤からアグロ寄りの動きをすることによって対面の動きを弱め、最終的には勝ちに繋がることも多くあります。
そのため、不利対面では積極的にキープするカードであると上記で記載させて頂きました。
セットキープ基準としてはこのデッキにはおおよそスペルとアミュレットの割合が2:1となっています。
なのでスペルは確定で返し、魔道具専門店以外のアミュレットはキープをします。
また、対面が不利とされているエルフ、後手ネクロ、ビショである場合では少しでも最大でたらめな接合をしたいため魔道具専門店まで持ちます。

最後に

ここまでご覧いただきありがとうございました。
基本的に先行全対面有利と言いながらこのデッキを握りましょう。
第13期前半戦が終わった頃に半分以上書き終えていたのですが圧倒的怠慢により投稿がかなり遅れました。
あくまでも個人的な感想、体感によるものであるため当ブログに疑問や不満点が数多く存在するかもしれませんがその時はリプライやdmなどで意見等を送って貰えると助かります。

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