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家を追い出される・・・8

担当者さんと話をしてどうするべきかと考えたAさん。

Aさんの選択肢は3つあった。


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その1・・・ 法律を盾に値上げを拒否する

その2・・・ 値上げを受け入れる

その3・・・ 値上げ幅を相談する

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何年も問題なく使用(賃貸)しているとはいえ
誰もが、回答=値上げ拒否によって何か良くないことがあるのではないか・・・と心配がある。
先方がどう思っているかは計り知れない。


・・・となると、取れる手段としては3になる。

しかし、その妥協案をどうするか……というのが、また悩みの種になる。


先方の希望は8000円、間をとって……というなら4000円だが、値下げ交渉が来ることを想定していない、最初からストレートな価格提示だとしたら値下げ、価格交渉の余地そのものがない……。

日本人的な無難な解決策という選択肢が頭を悩ます……。


この先も数年間賃貸するとなれば、値上げ額によっては結構な額になる。今まで安かった分が一気に解消されて、お得感が失われていく可能性すらある。


Aさんは値上げ額と月数をエクセルに入れてシュミレーションしはじめた。4000円から500円刻みで今後の引っ越しや更新などのことも見越して、計算を行った。


その結果出した答えは‥‥‥


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5500円という微妙な案を出すことにした。
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当初の8000円の7割(5600円)に近いので、値引き交渉としては双方にとって妥協できるものではないか……という見込みだった。
たしかに、ありがちな折半よりもちょっと上ということではないし、相手側の要望を汲んだものではあるので、場合によってはそのままストレートで交渉成立……となる可能性もある。Aさんとしては、それが一番スムーズにいくということのようだ。


重たい気持ちを持ちこたえながら、Aさんは担当者さんに連絡をするのであった……。


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