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読み書き漢字


幼い頃から読書が好きで、
頭の中での妄想が大好きである私。

高校生の時は勉強にどハマりして、
授業よりも先に行ってしまっていたもんだから
(塾の雰囲気が苦手で、(行ったことないけど)放課後や昼休みに先生を捕まえては勉強予習復習などなどしていた)
ただ教科書を読んだり、問題を解くだけの授業は暇なもんで。

そんな時は決まって、電子辞書に載っている小説を読んでいた。
載っているのは日本の文豪たちの作品。
羅生門、人間失格、檸檬、河童、地獄変、あばばばば、歯車、などなど
夢中になって読んだ。


また、両親が生粋の漫画好きである私は
幼少期を、少年週刊ジャンプを絵本がわりに育った。
少し大きくなると漫画で学ぶ偉人、歴史、系にハマりこれもまた夢中なって読んでいた。


するとまぁ、分からない漢字や言葉が出てくる。
そうすると一度止まって辞書で調べるなどするのが良いのだろうけど、
物語に夢中の私には時間のロスに感じてならなかった。
調べることでより物語を楽しめるだろうにと思わないでもないけど、物語を中断してしまうことの方が罪深い。

それでどうするかというと、
読み飛ばすのではなく、妄想する。
多分こういう読み。こういう意味。
ずっとそうやってきたお陰で、妄想によるロスタイムはほぼない。
普通に読み進める速度と同じ。


何が言いたいかというと、
長く培った経験(読書と妄想)は
誇らしいものであるのだけれど、
困ったことが現実世界。

知らない漢字や意味を妄想で補っているのだから、それが正解でないことが多い。
その事すら忘れている完璧なまでに私の一部となった妄想なので、ポロリと会話の中で使ってしまうと恥をかく。

やめてー


次こそは、次こそはちゃんと調べるもん。


そう思いながらも
本を開けば虜なので、あっという間に忘れてしまっているという事を今、半分まで本を読んだところで思い出す。
たはは。
現時点でいくらか妄想によって補った気がするがもう覚えてない。

後半戦は、こそは、調べる調べる。