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S・O・P(セーブ・アワー・プラネット)とわたし

昨日、初めて自宅で「ヘナで髪染め」をしてみました。きっかけは友人に「自分にも地球にも優しいよ」と勧められたからです。
最初は染める際に周りが汚れないようにセッティングしたり、自分で塗るという作業が面倒くさいなあ、と思っていたのですが、いざ染め始めると、ヘナの自然由来の抹茶のようなヨモギのような香りに癒されていました。

染め終わって60分ほど放置して洗い流したあとは、なんだか満足感でいっぱいでした。

その満足感は「地球環境にも自分の地肌にも優しい行動をしてるわたし」からきていました。

最近、世界を席巻しているキーワードの「セーブ・アワー・プラネット(略してS・O・P)」。
自分さえ良ければいい利己的な経済活動を行ってきた結果、地球という惑星が、いま悲鳴をあげています。
世界の科学者が警鐘を鳴らし、16歳の環境活動家グレタさんによるデモは地球規模に拡大して大きなうねりとなっています。

地球環境の崩壊を嘆いて何もしないのではなく自分が今できることに取り組もう!という行動がわたしを含めて周りに広がっているのを感じます。

わたしとわたしの家族の行動として変化が出てきたのは、
いつも何気なく買っていた衣服や雑貨を、SOPの観点から、製造工程や企業の姿勢を選んで買う。
電子レンジを持たず、「わたぼうし」という保温アイテムを作ってお釜やお鍋を保温する。
プラスティックゴミを減らすべくペットボトルを買わない。ビニール袋は貰わない、など。

「そうしなければ地球は壊れちゃう!」という悲観した気持ちからではなく、「地球に優しく行動できる自分がいることが、嬉しい」という新しいよろこびの感覚から自然に行動しています。なんだか不思議な感覚です。

アメリカのカリフォルニア州出身のリヤン・ヒックマン君は、3歳の時に、父親に連れられて地域のリサイクルセンターを訪れました。そこで、プラスティックの缶やボトルを入れた袋を現金に換えた時に、「僕はこれから先もプラスティックをリサイクルするんだ!」という一生の使命に目覚めたそうです。

翌日から、プラスティックバックを隣人に配る考えを両親に伝え、リサイクル活動が隣人や友人に広まり、現在ではカリフォルニア州のオレンジ郡全体に広がっています。
現在8歳になったリヤン君は、毎週トラック1台分の缶やボトルを仕分けしてリサイクルセンターに運びます。「リサイクルすることはとても簡単なことです。ただボトルを握ってそれを同じ種類の置き場所に持っていくだけです。」と述べています。

幼い彼は、人によく思われたいとか、賞賛されたいとかではなく純粋にリサイクルする歓びからシンプルに行動しています。
今後はこの利他的な歓びが、人間が行動する動機の大きな土台になっていくと思います。

新しい時代の息吹を世界の若者と、自分の中にも感じ、心が踊りました。


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