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消臭・脱臭について

・付臭剤:ガスの漏れを感知するためにあえて臭いをつける。
tert-ブチルメルカプタン:CH3C(CH3)2SH 玉ねぎが腐ったようなにおい
硫化メチル:CH3SCH3 にんにくのようなにおい
テトラヒドロチオフェン:石炭ガスのようなにおい

・悪臭の発生要因
加熱、燃焼では物質の分解、酸化反応によって発生。
最近の分子切断、参加により発生。
※におい物質は存在しても検知閾値以下であれば、無臭となる。

・吸着(物理吸着・化学吸着):気体or液体と接触し、含まれてる物質を固体表面に保持する。
・吸収:水、溶媒などに、におい物質が溶解する。
・透過:プラスチック素材などへにおい物質の移行・溶け込みが起こる。
※ポリエチレン製は臭いの封じ込めが苦手、ポリプロピレンは臭いを透過しにくい。

・臭い対策
換気:対角線上の離れた2カ所を開放するのが効果的
消臭:化学反応により無臭or臭いレベルの低い物質に変化させる。
※酸化反応(焼却法、オゾン法、光触媒法)
→焼却法650~800℃で管理
脱臭:物質構造は変化させず、吸着で環境中のにおい物質を減らす。
感覚的消臭:香りを適用して、感覚的に軽減させる。(芳香剤、防臭剤)
→マスキング(より強い香りを付加)
→変調法(悪臭と複数の香料と調合する)
→中和法(におい成分を作用させ、元の悪臭より強さや不快性を改善)
※インドール、スカトール

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