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【土木工事】土木工事 基礎と最新

【土木工事の基礎】
・道路工事の舗装
コンクリート舗装:施工 、交通開放 簡単、すぐ壊れる

アスファルト塗装:耐久性大、補修費小 初期費用大、交通開放に時間が必要
→オーバーレイ工法:アスファルトのみ補修する方法
(切削オーバーレイ工法:古い塗装を削って、不陸や段差を解消し、新しい舗装を敷く。)

・接着剤の役割
プライムコート:路盤とアスファルト塗装の間に散布して、混合物の馴染みをよくする。
路盤を仕上げた後に速やかに散布する。
製造から60日以上経過しているアスファルト乳剤は使用しない方がいい。

タックコート:基層と表層の付着をよくすること。
→散布量が多い場合や不均一に散布すると、表層の流動などの原因となる。

アスファルトの施工手順
路盤工→プライムコート→基層→タックコート→表層

・薬液注入工法(水ガラスを使用)
薬液を地盤に注入して、地盤の強度を増大や、止水のために透水性を減少させる。
※騒音や振動は少なく、産廃もほぼ出ないため環境負荷が小さい。

・トレミー工法
トレミー管という鋼製のパイプを使って、コンクリートを打設場所へ運んで、水中での打設を行う。

【土木工事の最新技術】
①ドローンにレーザースキャナを搭載して、レーザー測量を行う。

②写真測量

③3Dプリンタによる土木構造物の製作
(例:集水桝→工期を5日短縮)

④ZEROカーボNソイル:
固化剤(マグネシウム)と基盤材(石粉)からなる。(廃棄物やリサイクル材を利用)
製造時の二酸化炭素が少なく、固化後も二酸化炭素を吸収して、さらに固くなる性質がある。
透水性や保水性があり、ヒートアイランド対策になる。
ポルトランドセメントよりアルカリ性が低い(pH=10程度)のため、周辺環境への負荷が低い

⑤バクテリアの力でひび割れを自己治癒するコンクリート
特殊培養したアルカリ耐性バクテリアと餌である乳酸を一緒に混ぜる。
バクテリアは強アルカリ環境下で休眠状態となる。
ひび割れでpHが下がることで、活動を始め、代謝活動で炭酸カルシウムを排出して、ひび割れを埋めていく。
→ひびが埋まると、水と酸素の供給が立たれるため、休眠状態になる。

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