見出し画像

【作成中】排水処理勉強:担体

流動床用微生物固定化担体(アクアキューブ)
ポリオレフィン製で、耐久性・優れた流動性・微生物付着性を両立。
→メンテナンス費・ランニングコストを低減し、省スペース設計を実現
→微生物を高濃度に保つ、耐水性も高く摩耗しにくい、導入から短期間で性能を発揮する

fig1アクアキューブの外観

原理
流動担体法は、曝気槽に投入した担体に付着した好気性微生物により排水中の汚濁物質を処理する排水処理システム。
曝気槽はブロワで曝気を行い、担体に付着した微生物に酸素を供給すると同時に、排水と担体を接触させ効率よく処理するために担体を流動させる。

担体内の好気性微生物は排水を処理するにつれて増殖による増加と自己消化による減少が行われ、担体内に保持される汚泥量は排水処理の状況により最適な量に調整されます。また、一部の汚泥は担体から剥離し浮遊SSとして流出します。

特長

1.比表面積が大きいため、微生物を高濃度に保持できます。


担体1Lあたりの微生物付着量は、30~50g。
活性汚泥高濃度換算で、6,000~10,000mg/L(担体投入量20%時)の高濃度で排水処理が可能です。
しかも、独自の連続気泡による高い通気性で担体の内部まで好気性を保ち、高い処理性能を維持します。



アクアキューブの顕微鏡写真


独自の連続気泡構造が、高い微生物保持性能を発揮します。

アクアキューブの切片



アクアキューブ内部の微生物相(100倍)


摩耗しにくく、耐水性に優れています。


アクアキューブ測定前→140日後(97.6%)



ウレタン担体測定前→140日後(40.0%)

担体が摩耗することによって、微生物の付着量が減り、処理性能は低下します。そこでアクアキューブは、耐摩耗性・耐水性に優れたポリオレフィン素材を採用しています。
当社の実験結果が示すように1年間という長期間の仕様でもその形状を保持。担体投入によるランニングコストを低減できます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?