解体ガス切断器を壊すなら、こうしよう
江戸川区で中古機械販売
コンプレッサーの修理
ガスバーナーの分解修理を
専門に行っています。
解体ガスバーナーはいずれ
逆火によりこわれます。
まずここを認識して下さい。
どんなに高い切断器でも、やすい切断器でも
いずれ壊れます。
ただ、高い切断器は壊れにくいという利点があります。
どっしちにしろ壊れるのです。
仕事で使用している以上、
逆火は基本的には避けられません。
※逆火を減らす方法はあります。
解体ガスバーナー 上手に壊す方法
👇動画の方がわかりやすいでしょう👇
1.普段からソフトにガス切断器を操作する
2. 逆火したときの瞬間の判断が肝(きも)
3. 冷静な判断がとれる様にする
今回のガス切断器修理のご依頼のケース
最近はメールで修理のご依頼が多いです。
阪口製作所のCT-02アセチレンの逆火の修理のご依頼でした
画像もお送り頂きましたが、
ガス切断器は電気製品と異なり、
分解しながらの修理なので見積もりができません。
すなわち、即修理と言うことになります。
ガス切断器修理の金額
ロングガスバーナー500mm以上は
ガス切断器本体と、竿(器頭、パイプ、混合管)の部分は分けて
考えて下さい。
通常の長さ500mmでしたら(本体+竿の部分)は
一緒に整備、修理致します。
※通常の長さ500mmは6,500以内で修理、整備します。
修理や整備の金額が分らないと
お客様も不安になってしまいますので、
500mm以内の通常のガス機器本体の
修理、点検で大体6,500円以内。
持ち手のはんだ剥がれは
全分解の修理となりますので
プラス2,000円かかります。
ロングガスバーナーは本体と竿の部分を
分けて考えて下さい。
ロングガスバーナー500mm以上は
器頭、パイプ、混合管、
ろう付けは別途かかります。
全金額をご請求するというわけではなく、
壊れた部分、最低補償できる限度を修理致しますので、
全金額、6,500円
全分解の修理+2,000円
まるまる、かかると言うことは少ないです。
今回のような上手な壊し方(逆火)だと
本体の修理は4,500円でした。
ガス切断器、ガス調整器の修理費用は
不透明なところが多いのですが、
それは修理業者さんを信頼して頂けるしかありません。
相手はガスなので、あなどって、
いい加減な事が出来ないのです。
(いい加減な修理やろう付けは事故につながります。)
今回のガス切断器 阪口ガス切断器CT-02 本体修理、改造の場合
逆火した吸込み管を取り外し
藤井商店オリジナルパイプ延長をして
全部で15,000円以内に収まりました。
これは使用している人の普段からの使い方が
上手だからです。
損傷が少ないと修理費用がそれほどかかりません。
逆に損傷がひどいとバルブ、Oリング
全点検交換になってしまいますので
それなりの金額がかかります。
弊社の指標が
ガス切断器
全金額、6,500円
全分解の修理+2,000円
なので本体に関する修理金額は
このくらいを想定して下さい。
ロングガスバーナー500mm以上は
ガス切断器本体と、竿(器頭、パイプ、混合管)の部分は
分けて考えて下さい。
(500mm以上のロングガスバーナーはもう少しかかります。)
※パイプの中身、ろう付けの検証をしなければなりません。
ロングガスバーナー500mm以上は
器頭、パイプ、ろう付けは別途かかります。
竿(器頭、パイプ、混合管)の修理で大体15,000円以内です。
これも全部請求するわけではなく、
壊れているところを交換致します。
解体ガスバーナー 上手に壊す方法 注意点
新品のガス切断器は
メーカーごとに金額が違いますが、
切断ガスバーナーは使用していると、
必ずいつか逆火して壊れるという
認識を持って下さい。
この認識がないと
新品を買ったのに壊れた、
修理をしたばっかりなのに
壊れたという考え方になります。
メーカー保証はありません。
逆火はあなたの責任です。
ガス切断器はやすくても、高くても壊れます。
ガス切断器は修理しながら使用する物です。
ただし、良いメーカーのものは
壊れにくいとだけはお伝えしておきます。
解体ガスバーナー 上手に壊す方法 まとめ
1.普段からソフトにガス切断器を操作する
ガスバルブや、混合バルブを強く閉めていませんか?
・バルブは真鍮同士ぶつかり合ってガスを遮断、解放しています。バルブに傷が入るとガスが漏れます。
強い逆火の時、とっさにバルブ操作をしても
バルブが締り切りません。
ガスが出ていることになります。
その結果ガス切断器内部が、
逆火の大損傷に見舞われます。
2. 逆火したときの瞬間の判断が肝(きも)
普段からソフトにバルブを扱っているあなたは
逆火してもとっさに判断できるはずです。
・高圧バルブ
・混合バルブ
・ガスバルブ
この順番に0.7秒くらいで閉じてゆけばいいわけです。
もし逆火しても軽い損傷で済みます。
結果、修理代が安くすみます。
3. 冷静な判断がとれる様にする
逆火にも慣れが必要です。
ガス切断器を使うと必ず逆火します。
冷静に操作していれば、逆火したときに
切断器の火が止められますが、
中には不慣れな人で、吸込み管が赤くなった時点で
あわてて放り投げる人がいます。
放り投げるのは最終手段です。
ガスバーナーの修理代は高く付くと覚悟してください。
解体ガスバーナー 上手に壊す方法 他に伝えたいこと
ロングガスバーナーは手元近くから離れますので、
先端の器頭がどれほど熱くなっているかわかりにくいです。
器頭が熱くなっている状態で火口が
外的要因で塞がると逆火し易くなります。
火口や器頭の熱価が高い状態で
使用し続けていると、
銀ろうやパイプも劣化して外気の吸込みが
起こります。
ロングガスバーナーの修理の場合
竿の部分、銀ろうやパイプの状態は特に
チェックが必要です。
熱による劣化の場合パイプに細かい穴が空きますので
”ろう付けだけ直して欲しい”というわけには行きません。
パイプの著しい劣化は
問答無用でパイプを交換致します。
ロングガスバーナーは
本体と竿の部分を含めると
最大で16,000円以上の修理がかかることがあります。
長ければ長いほど修理代がかかりますが、
新品を買う値段には及びません。
解体ロングガスバーナーの使用でも
・バルブを易しく扱う
・続けて長い時間切断しない。
・器頭の部分の熱を気にしながら使用する。
これだけでも万が一逆火で壊しても
ひどい壊れ方はしないでしょう。
上手に壊す方法の肝(きも)要は
普段からやさしいバルブの扱いです。
是非参考にしてみて下さい。
新品をご購入の際は
修理することを意識してご購入ください。
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