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まさとさま戦法でXになれた話

まさとさま戦法を始めた経緯

約2年前、ガチマを始めたときからわたしはずっとヒッセンヒューを使っていました。スプラを始めたときにナワバリを教えてくれた友人が「じゃあリグマしたいからB帯まで上げておいてね」と言い残して遊んでくれなくなったことからウデマエを早急に上げたかったわたしは、【上達するにはブキを決めたほうがいい】【ヒッセンは初心者にも簡単】という友人の勧めや各種解説動画に則りヒッセンヒューを使い始め、そのままヒッセンヒューだけを使い、約1年かけてS+1まで辿り着くことに成功しました。そしてそこから約1年後の現在まで、それ以上ウデマエを更新することはありませんでした。つらい。

ウデマエが停滞しはじめて3ヶ月ほど経った頃、とあるツイートを目にしました。【まさとさま戦法はX行くだけなら誰でも行ける】といった内容でした。まさとさま戦法のことはなんとなく知っていたし、まさとさまは固定観念に囚われずにスプラを楽しむのが上手だな〜と尊敬していた上、このツイートが本人の投稿だったか別の戦法使いのどなたかだったかそれとも知らない誰かだったかは覚えていないのですが、わたしは純粋に腹が立ちました。こんなにXに行きたくても行けなくてもがいている人たちがたくさんいるのに!! 簡単に行けるわけないだろくそが!! と思いました。そうつぶやきたかったのですが、やってみてもいないのに否定するのはわたしのポリシーに反するのでとりあえず傘でヤグラに乗ってみて、「ほら無理でしょ」的なツイートをしてやろうと目論んだのです。

するとどうでしょう、傘の練度どころかヒッセンヒューしか使えないわたしが、【パラシェルターでとにかくヤグラに乗る】というだけの拙いまさとさま戦法でも6日でS帯まで辿り着いたのです。これはもしや、と続けているうち、傘を使い始めて1ヶ月弱でわたしは最高ウデマエを更新し、S+2になることができました。これはすごい戦法だ、と思いました。

まさとさま戦法に潜む見えない壁

そこからわたしはまさとさま戦法にハマり、より多くの時間をヤグラに費やしていましたが、ウデマエは停滞したままでした。味方が弱くて勝てない、味方が前に出てくれない、味方がキルを取ってくれない、などと思うようになりました。まさとさま戦法はキルは狙わずにとにかくヤグラに乗るという認識でしたが、埒が明かないので味方がキルを取らないときは自分でキルを取ろう、と動きを変えてみました。

結果、ウデマエはAまで落ちました。キルを狙うためにヤグラに乗らなくなるのはよくないらしい……とは思ったものの、とにかくヤグラに向かうだけのやり方では限界が来ていることも事実。ヤグラが進まない、打開ができない問題点を探しました。そして後のわたしのムーブに改革を起こしたのがこの動画です。

これはおそらくウデマエの高い人たちには常識であり、わたしにとっては目から鱗の解説でした。打開のとき、わたしは敵に強ポジを取られたくないという気持ちから例えばアロワナなら左高を取りに行くしハコフグでも左に行くしコンブでも左(左多くない?)といったように移動していました。味方も同じように同じ場所に集まることが多く、結果ヤグラに対して多角的に攻撃をすることができず止めることができない、ということが多発していたのです。味方のいないほうから行きなさい、との教えによりわたしはそこで初めてこれはチーム戦なんだ、と意識することになりました。

そこからは味方の場所をちゃんと把握して、味方とタイミングを合わせるようになりました。味方と別の方向から同じタイミングで攻撃する。そのためにそれに適した場所を押さえる。つまり関門を包囲する。味方を待つことが増えたこともありスペシャルを貯める意識、スペシャルを合わせる意識も高まりました。そして打開の成功率が上がるに連れて、味方が弱いわけではない、力を合わせる必要があるんだ、とハッキリ体感したのです。

攻めのときも同じでした。それまではとにかくスーパージャンプですぐに前線に飛んでいましたが、味方の位置を意識することで飛んでもどうにもならない場面がわかるようになりました。ヤグラが敵陣から中央に戻るときの復帰はヤグラより前にジャンプすると敵に挟まれやすかったり戻っていくヤグラに乗りづらかったりして失敗しやすいであるとか、人数不利だから飛ばずに打開ポジに入ってスペシャルを貯めて味方を飛ばそうであるとか、マップばっかり見るより目視の方が武器種がわかりやすいな、などと自分なりに動きを改善していきました。

この時点で勝率が上がった、という体感は特にありませんでした。それでもわたしは前よりはなにをすればいいかわかるようになっていて、ある日唐突にウデマエを更新し、S+3に到達することができたのです。

壁を越えてからXまでの道のり

わたしの目標はS+2で停滞していた期間が長かったためスプラ3が出るまでにS+3になる、というものでした。だからウデマエを更新できてそこそこ満足していたし、もういいかなとも思っていました。それでもなんとなく続けていると、急に味方が強くなったように感じ、というか本当に強くて、カウント一桁まで詰められても逆転できたり、逆転されそうなときも打開がきちんと決まる確率がかなり上がっていました。ウデマエメーターも一度にすごく伸びたり負けてもなかなかヒビが入らなかったりして、勝率はそこまでよくありませんでしたが(50%前後)、ウデマエはどんどん上がりました。今思えば、これは行けるぞという気持ちや味方は強いと信じられることから少しだけ強気の立ち回りになっていたように思います。

最後の伸びがおかしい

壁を越えたら一気に伸びる説は目にしたことがありましたが、本当にすぐでした……!
まさとさま戦法を始めてからXまでにかかった期間は約8ヶ月です。ちなみに慣性キャンセル・壁張り付き・スニーキングは未だに全部できません。

ギアについて

わたしのまさとはこれ!

ステジャンを積むかどうかについて、某有名つよつよ戦法使いさんはステジャンを積んでいますが、その試合を見てみると【これは死ぬ】とわかったときの逃げ味方ジャンプを多用しておりこれがうますぎたので、そういった高度なことができないわたしはいらないなとなりました。

まさとさま戦法のオススメポイント

  • ヤグラに乗ってるときは移動しなくていい

次どこに行ったらいいかわかんないよ〜!って人はいませんか? はいわたしです。ヤグラは乗っていれば運んでくれるのでそんなこと考えなくて済みます。楽チン!

  • 前がよく見える

ヤグラはたいてい1番後ろにいます。敵も味方もよく見える上、移動もしなくていいのですからあとは敵の攻撃を避けるだけ。カンタン!

  • チームワークの大切さを学べる

自分のキルレが終わっているので味方に感謝することが増え、気持ちにゆとりのある人間になれます。ハッピー!

  • 各武器のアプローチを見学できる

例えばわたしの持ちブキはヒッセンなので、敵にヒッセンがいるとヒッセンの強いムーブのお勉強ができます。どのブキがどこから攻撃すると強いか、どこを抑えられたらキツイか、そのブキそこからヤグラに届くんだ〜、などヤグラ上でさんざんやられるので大変よくわかります。ラッキー!

最後に

【まさとさま戦法は誰でもXにいける】かと言うと、わたしはそうは思いません。だってわたし超がんばったもん!! やってもやっても自己肯定感が下がりがちなゲームだから、強くてももっと強い人に弱いと言われたりして自分を卑下する人が多いけど、みんなもっと自信を持っていいと思うんだよね。Xにはみんながなれるわけじゃない(なんならS+にだってみんながなれるわけじゃない)。それでも、まさとさま戦法には可能性がある。そんな戦法だと思います。

そして何度も心が折れそうになりましたが、有益な動画を配信してくださった方々、アドバイスをくださった人たち、リプやいいねで励ましてくれたみなさん、目標になってくれたチームメイト、戦法界隈の独特な空気感、そしてなによりまさとさまに、多大なる感謝を込めてお礼申し上げます。Xうれしい〜!! 

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