塾講師の責任は極めて重い
小学生のころ、某個別指導塾に通っていた
中学受験に備えるためである
当時小学6年生の私に勉強を教えてくれたのは、
二人の大学生バイトお姉さんだった
一人はK先生(仮名)、茶髪で愛嬌のあるかわいい系のお姉さん
僕のことを弟のように可愛がってくれた
たまに撫でてくれる
すき
もう一人はM先生(仮名)、黒髪ウェーブロングのクールなお姉さん
指導は厳しくよく叱られていたが、なんせ顔がいい
怒られるのも悪くない
すき
勉強嫌いの私は、半ばお姉さんたちに会いに塾に通っていた
担当講師が男だったときは、露骨にがっっっかりしたものだ
小学生という、ある意味多感な時期に
この二人のお姉さんに出会えたことに本当に感謝している
クソガキの私から見た大学生のお姉さんは
あまりにも眩しく、憧れの存在だった
そして、私も大学生になった
ふと、お姉さんたちも当時は大学生であり、キャンパスライフなるものを送っていたのだろうと考え、まあまあ嫌な気持ちになる
小学生の目に私はどのように映るのかと考え、
当時の私が憧れた「大学生」では断じてないことを再確認し、とても嫌な気持ちになる
お姉さんたちはあまりに眩しかったのだ
思い出補正は確かにあるだろうが、それだけではとても片づけられない輝きがあったのだ
塾講師のアルバイトをしている者達に告ぐ
お前たちの仕事は生徒に勉強を教えることだけではない
生徒たちの人格・性癖の形成に大きく関わる役割を担っていることを忘れるな
と、私は言いたい
余談
某個別指導塾のキャラクター
「サボロー」について
夏休みに突如現れ、あらゆる手段で生徒を「サボり」に誘惑する悪いヤツ
サボローに負けずに勉強をがんばろう!
という設定なのだが、
家で勉強すらせず(某個別指導塾に通っている人間で学習習慣のある者などいない《個人差あり》)、
ダラダラと夏休みを浪費しているダメ人間を遊びに誘ってくれる、とってもいいやつなのだ
サザエさんで言うところのカツオくん的ポジションである
実際、社会で成功するのもモテるのもこういうやつなのだ
サボローくんは勉強しないだけで、実は彼こそがYDK(やればできる子)なのだ
改めて見るといいやつだなお前(しみじみ)
夏休みに冒険とかしたかったよ