パドック出川
2017年振り返り

2017年振り返り

パドック出川

どうも、出川塁と申します。クイズ好きです。府中クイズパドックなる謎のサークルもやってます。本業は競馬メインのフリーライターです。今年の「クイズやるひとアドベントカレンダー」はどんな人が書くのかなと眺めていたところ、空いていた日付を知らんうちにクリックしてしまっていたようで、 こうして駄文を書き連ねております。

本題に入る前に、クイズ的な自己紹介を手短に。元々はアメリカ横断ウルトラクイズやFNS、史上最強といったクイズ王番組のファンで、中学時代は録画したビデオを何度も見ていました。しかし、受験を経て高校に入ったあたりで自然とクイズから離れていき、大学でもクイズ研とは縁がなく、1回だけ復活したウルトラクイズには申し込みすらせず。社会人になったあとも、たまにクイズ番組を見るぐらいでした。

そんなある日、書店に行ったら、忘れもしない第13回ウルトラクイズの準決勝・ボルティモアが表紙になっている雑誌風の書籍が並んでいるではないですか。直感的に、これは多分マズいヤツ、読んだらいかんヤツと判断し、その日は手に取らず、気がつかなかったふりをして店を出ました。

むなしい抵抗でした。再び目にした際に抗うすべはなく、そそくさと帰宅して特集記事を読むうちに20数年前のクイズ熱を思い出しました。また、古川さんというスゴい方が早押しクイズを体験できるイベントを主催している、なんていう記事も掲載されていました。で、本格的な早押し機を一回触ってみたいなあと思ったのが運の尽きで、あとは沼。言わんこっちゃない。だからあんな本、読むんじゃなかった。直感の7割は正しいのです。

てな感じで、ここ2年半ほど、わやわやとクイズを楽しんでおります。今回書くことになった経緯は冒頭の通りでして、元々書きたいことがあったわけではなく、結局これといったテーマを思いつきませんでした。なので、2017年に参加した大会について振り返ってみたいと思います。振り返るにあたって、一緒にクイズをした方の名前も登場します。勝手に出してくれるなといった抗議や記憶違いなどがありましたら、教えていただけると幸いです。すぐに当該部分を修正または削除いたします。

なお、参加がクローズドだった大会、個人杯などについては書かないことにしました。もちろん、主催の皆さまには今回振り返った大会と同じように大変感謝しております。この場を借りまして、改めてありがとうございました。

4月16日
国民体育出題大会
結果:7位

日本や日本人に関係した問題に特化したスポーツのジャンル別大会。得意ジャンルだと思ってはいるものの、猛者が集ううえに、個人的には海外スポーツを見ることのほうが多いので、あまり自信はなかった。

結果はどうだったかといえば、決勝に進める予選8位以内を目標に、4つの予選ラウンドでは取りこぼしのないように慎重にプレイして、無事7位に滑り込み。惜しくも時間切れとなっため決勝は行なわれず、予選の順位がそのまま最終結果となった。昨秋、ヌノさんが主催したジャンルアタックオープン・スポーツ編と同じく、やはりスポーツのジャンル限定大会は楽しすぎた。

また、この大会に向けては、同好の士を募って対策のスカクイ窓を開いた。すると、出題した問題が本番でも出たり、出題してもらった多答問題がそのまま出たりと、かなり役に立った。出題範囲が決まっている大会では対策が効果的という、当たり前のことを認識することになった。もうひとつ、このスカクイ窓にはスポーツ問題が好きな人と交流するという狙いもあり、不定期開催ながら現在も続いている。これも大きな収穫となった。

5月3日
第18回勝抜杯
結果:ペーパー91位(216人中)/1回戦敗退

例年GWは仕事でバタつきがちなのだが、今年は休めそうだったので急遽帰省することに。そのついで、といっては大変失礼ながら、同じ方角ではあるので参加してみることにした。極端な難問はあまり出ず、基本的には身近な知識を問われ、スポーツもよく出るとのことで、機会があれば出場してみたい大会のひとつだったのだ。

ペーパーが独特ということは聞いていたが、参加を決めたのが直前だったこともあり、対策などは特になし。そもそも、私ごときが結果を求めるような大会ではなく、どこまでやれるか、純粋な力試しとしての参加となった。その欲のなさが幸いしたのか、ペーパーでは勘で書いた解答がよく当たってくれて、幸運にも早押しラウンドへと進出。ローリングでは、純粋な地蔵としての任務をつつがなく遂行した。

敗退後は観るクイとして、トッププレイヤーたちの華麗なプレイを堪能。自分にさしたる見せ場がなく終わった場合、文章表現が紋切り型になりがちな性分を、深く恥じ入るばかりである。

5月7日
化猫耳杯
結果:ペーパー6位(30人中)/1R敗退

よって、この大会についてはさらなる紋切り型となることを先にお詫びする。生まれ育った街での大会とあって気合いは入っていたのだが、よかったのはペーパーまでで、あとは空回りするばかり。1Rは最初の組から登場することができ、負け残っても次の組に参加できる形式だったため、だいぶ有利だったのだが……。結果、最初の組から参加しながら2Rに進めない唯一の人間になるという、無惨な内容に終わった。終了後に約束していた高校の同級生との飲み会では、いつも以上にビールを摂取し、大量の中性脂肪に変換してみせたのは説明するまでもない。

それでも嬉しいことはあるもので、スカクイでお世話になっていたH氏と初めて直接お会いし、間近で優勝を見届けることができた。やっぱり、hiiさんは強いねえ。最初のイニシャル表記にはどういう意味があるのかという話にはなってくるが、おめでとうございました。

5月20日
第1回昼下がりのクイズ研究所発表会in浦和
結果:ペーパー15位(56人中)/予選敗退

普段からお世話になっているHillzさんの個人杯ということで、参加する以外の選択肢がありえない大会。Hillzさんのフットワークの軽さ、顔の広さがそのまま参加者に表れていて、改めて偉人だと思った。

大会のほうもHillzカラー満載。失礼ながら、Hillzさんの予告通りにグダグダな場面も少なくはなかったのだが、ミリオンスロットで200萬と破産がきっちり両方出て盛り上がったところに、大会のよさが象徴されていたと思う。ダメな大会なら、そういうところもダメな感じになるものでしょう。

個人的なプレイに関しては特筆すべき場面がなく、ナレーションベースの雑な振り返りとなり、あえなく予選敗退。しかし、実に楽しい1日だった。第2回も期待しとります。

7月17日
クイズ!表参道GROUND杯 2017
結果:準々決勝敗退

気合いとは空回りするものであることを、再び学んだ大会。このシリーズでは初めて準決勝に進んだ昨年末以上の成績を目指したものの、初めて3Rで敗退することになってしまった。それでも敗者復活を遂げたのはさすがのひと言だが、臆面もなくそんなことを言うから人望がないのである。大会前に「タイムレース以降のラウンドで当たろう」と話していた畏友のいまいさんと、一度は潰えたかと思われた約束を果たせたことだけはよかった。

このシリーズは、勝負どころでタイムレースに通過クイズと苦手意識のある形式が待ち構えていてなかなか厳しいのだが、一度は決勝まで行ってみたいものだ。年末も頑張りたいと思う。

7月23日
第19回GTO
結果:2R敗退

面白い問題や柔らか問題がたくさん出て、熱狂的なファンも多い大会と聞いていた。いかんせん、そうした問題への適性が極めて低いプレイヤーとして知られ……てはいない私だが、今年は千葉県市川市での開催ということもあって参加。正確なペーパー順位は不明ながら、おそらく111人中真ん中ぐらいで、この順位だと2Rは希望のコースには進めず。大人数コースへの参加となって1◯をつけるにとどまり、ここで実質的に終戦となった。

9月17日
天7
結果:2R敗退

超お世話になっているwataさん率いる横浜クイズサークルのメンバーとして参加。グループ分けを見たときは厳しいなあという感想しかなかったが、1Rは3位タイ。残念ながら3位決定のサドンデスで敗れ、この時点での2R進出はならなかったものの、プレーオフでHillzさん、いまいさんが素晴らしい正解を叩き出して見事に2R進出を果たした。平成の世も終わらんとする我が国に、新たなゾロアスター教徒が誕生した瞬間だった。

2Rは完敗に終わったが、チームとしてよく戦えたと思う。勝っても負けても、チーム戦は楽しいですな。

9月25日
ヒミツキチラボ クイズ選手権6
結果:2R敗退

前年、ファイナルと銘打って開催された大会が復活。在宅さんとともに「はぐれラボ勢」を形成する私ではあるが、クイズを始めるきっかけとなった場所に思い入れがないはずがない。当地で行なわれる最後の大会にして、1年前は決勝でながとさんに1◯及ばず負けた大会。気合いは入っていたのだ。

そして三度(みたび)、空回った。頭の中で『命くれない』のサビが流れ、顔も思い浮かんでいたのに、口走ったのはなぜにお千代さん……。この日の問題傾向はだいぶ合っているように感じていただけに、悔やみきれない誤答失格となった。

今思えば、その前に◯をつけた問題も、正解は忘れてしまったが、1×失格の序盤戦にしては押すタイミングが早かったような気がするし、なりたかさん、ヤマさんに先行されて焦りもあったのだろう。いずれにしても、修行が足らないことを思い知らされた大会となった。

10月29日
とりにく一族オープン
結果:ペーパー24位(98人中)/3R敗退

先に登場したwataさんやhiiさんが所属するサークルの主催で、参加以外の選択肢はなし。フルオープンの大会とあって力試しの位置づけだったが、ペーパー順位は望外も望外で、2Rもあれよと突破。3Rはとんでもない強豪の方ばかりで場違い感しかなかったが、4つ正解できた。現時点では最大限の結果を出せたと考えている。

このところ、個人的に設定していた目標に届かない結果が続いていたが、腐らずにやっていたことへのご褒美をもらえたかなと思える大会に出会うことができた。しかも、知り合いが運営に関わっているとあって、喜びもひとしおだった。決して結果だけを求めてクイズをやっているわけではないのだが、たまにこういうことがあると嬉しいものだ。

11月23日
Q1-グランプリ
結果:準決勝敗退

と言いつつ、この大会は結果を求めての参加だったのである。またしても登場したwataさんの個人杯。wataさんの問題とは比較的相性がよいと感じており、準決勝で敗退した昨年以上を目標としていた。

しかし、ここで勝負への甘さを露呈する。予選のコース別で楽しさを重視した選択をしてしまい、案の定、負けてしまった。他のコースなら勝てたという保証はなく、楽しさ重視のコース選択はいつものことではあるのだが、結果を求めての参加というテーマからは明らかに矛盾した行動といえる。これによって準決勝でもらえるアドバンテージが少なくなり、致命傷となるのである。

準決勝の7◯3×では、決勝進出最後の1枠をながとさんと争うことになり、ヒミツキチラボ クイズ選手権ファイナルと同じように6◯で並ぶ展開になって、同じように敗退。矛盾した行動をとったツケをきっちり払わされる格好となった。出場した全ラウンドでながとさんと同じ組になって存分に押し合えたのは楽しかったが、勝負強さが大差だよなあと改めて痛感したのであった。

12月9日
LOCK OUT! #68
結果:決勝で失格

約1年ぶり2回目の出場。前回、画面に映る肉塊を見てなんと見苦しいかと呆れたのだが、その後も減量はまったく進まず、またしても太め残りの醜い馬体を晒してしまったことをお詫び申し上げる。2回戦で誤答失格した前回以上が目標となった。

本番の1時間前に収録スタジオの最寄駅で3人集まって、インド料理店へ。その後スタジオに向かい、お世話になっている人とはやりたくないなあと思いつつ1回戦の組分け発表を待つと、Hillzさん、あみけんさんと同組に。そんなものである。しかも、食事をご一緒したばかりのあみけんさんと最後の1◯を争うことになるのだから堪らなかった。このとき私の脳裏には「なんとも非情な、この、新大陸獲得クイズ」というフレーズが駆け巡ったような気もするし、駆け巡らなかったような気もする(意味不明の場合は「15回 ウルトラ ドミニカ」ぐらいで検索を)。

1回戦をどうにか制し、2回戦は通過クイズ。これは実に楽しかった。誰も誤答失格せず、4人全員が1回は通過席につき、通過阻止も多く、この形式を存分に堪能した。私の通過チャンスは都合3回あり、1回目の問題はまったく存じ上げなかったためノーチャンス。2回目は問題冒頭の「競馬用語で」で気色ばんだものの、指が動かず。ただ、主にラボまわりで競馬の問題を取れなかったときにイジられた経験などから、そういうことはある、気にする必要はないと学習できていたのがこの場面で活きた。気を取り直して3◯を積み直し、3度目の正直で通過を果たすことができた。

その後、決勝らしきものが行なわれたようだが、ここから先はおぼろげ。1回戦、2回戦が綱渡りでだいぶ消耗していたのと、ひとまずの目標を達成したことで集中を失っていたように思う。正直、決勝ではロクに問題を聞き取れておらず、最初の数問は正解を聞いてそういう問題だったかと気づくほどの体たらく。誤答した問題でも「選手会会長」と「協会会長」の区別がついていなかった。◯をひとつも積めずの誤答失格は申し訳ない限りだった。やはり、どこかに満足感があったとしても、実際に口にしてはいけない。頭ではわかっていたのだが、思わず口をついて出てしまっていた。クイズ体力、クイズ精神力を鍛えなければならない。しかし、その前にダイエットだ。

12月16日
プレAQL東京西部リーグ
結果:4勝4敗(団体戦)/準々決勝敗退(個人戦)

謎のサークル・府中クイズパドックのメンバー、というか代表として出場。4勝4敗の得失点差で4位という結果は上出来も上出来で、残念ながら仕事の都合で出場できなかったメンバーも含めて、ナイスパドックをもう一度。本当にありがとうございました。

正解が出たあとの全員で「ナイスパドック!」は盤外戦術のような感じもして気が引ける面もあったのだが、「自チームに謎の一体感を生む」「相手チームには気味悪さを与える」というふたつの狙いがあった。後者はさておき、前者は大きな効果があったのではないだろうか。

東京西部では団体戦のあとに個人戦が行なわれ、出場資格があったためこちらにも出場。なかなか接点がない学生さんたちとたくさん押せそうで、楽しみにしていた。たまげたことに、私でも名前を知っているような強豪プレイヤーの方がたくさんいるなか、予選のローリングでまさかの1位通過。人生には3つの坂があることを実感したのだった。

準々決勝の7◯3×では、×なしの6◯まで行って敗退。「なぜ×を使わないのか」と散々説教されるハメになるが、もちろんわかってはいるのだ。最後まで攻めていけと頭では命令を発しているのに、体がついていかないロートルの哀しみである。先だって40歳を迎え、残る人生には下り坂しかないのかもしれないが、まだクイズは始めたばかり。上り坂もあると信じたいところだ。

最後になりますが、来年も秋に「府中クイズパドック杯」という個人杯の第3回を開催する予定です。出場資格などは設けていませんので、どなたでも大歓迎です。場所柄、東京西部リーグに参加された方、多摩地区にご縁がある方にお越しいただけますと一層嬉しいです。

そしてなにより、今年1年間遊んでくださった皆さん、本当にありがとうございます。また来年も、よろしくお願いいたします。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!